2023年09月25日14時13分掲載
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国際
NYで移民たちがホームレスと化す 合計約10万室のホームレス用シェルターは満室
米国はインフレも鎮静化し、失業率もさして上がることなく好景気に入りつつあると報じられる一方、ニューヨーク市ではホームレスが町で増えているとの報道がある。そして、西海岸でも同様の事態が起きているらしい。いったい何が起きているのか?米メディアの報道を複数見る限り、まずは移民たちがそのコアな人々らしい。手続き中なので仕事を得ることができないらしい。
ニューヨーク市で移民たちに情報などの提供を行っているマンハッタンのルーズベルトホテル前には、ずらりと人々の列が二重三重にできていた。ニューヨークタイムズによると先週だけでも2300人の移民たちがニューヨーク市にやってきたが、昨年以来10万人を超えており、そのうち56000人がニューヨーク市内のシェルター(194か所で10万のベッド数)で現在、寝泊まりしているそうだ。そして、難民でない人々を含めると、すでに市内の10万のシェルターのベッドは満室となっているという。このシェルターを1つでも増やすために、ホテルや倉庫、かつての刑務所に至るまであらゆる物件を活用しているのだと言う。
●CBSの報道
https://www.youtube.com/watch?v=4ljlQmJdprw
●NYTの記事
https://www.nytimes.com/2023/08/03/nyregion/nyc-migrant-homeless-crisis.html
この移民はどこから?現在の気候変動との関係は?などなど、まだ関心は尽きない。ヨーロッパではイタリアのメローニ首相が不法移民を18か月まで収容できる法案を通したばかりだ。イタリアではランペドゥーサ島に9月だけで合計1万人以上の難民がアフリカなどからボートで渡っているそうだ。
https://www.politico.eu/article/italy-prime-minister-giorgia-meloni-immigration-crackdown/
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