2023年10月13日23時10分掲載
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中東
「ガザは1平方メートルたりとも安全ではない」
「ガザは1平方メートルたりとも安全ではない」―。「ガザで安全な場所は1平方メートルもありません。すべてが攻撃下にある」。あと数時間でイスラエルが設定したガザ住民100万人退避時間が過ぎ、イスラエル軍の地上進攻が目前に迫った13日、中東の情報を発信するMiddle EaSt Monitor はイギリスの市民組織オックスファムの地域マネージャーの言葉として、「(イスラエルの空爆下にある)ガザ地区の状況の悪化は本当の大惨事になっている」と伝えた(大野和興)
オックスファムの経済正義プログラムはラマッラーを拠点として展開されている。以下は同プログラムのマネージャー、ムスタファ・タマイゼ氏がインタビューに答えて語ったガザの状況である。
同氏は、イスラエルによるガザへの全サービスの遮断が、現地の状況にどのような影響を及ぼしているかという質問に対し、エスカレーションが始まる前でも、供給が順調なときには、1日に12時間しか電力が供給されていなかったと振り返った。
「では、現在の状況はどうだろう。ガザでは今、電気はゼロだ。電気なしで人々がどのように生活しているか想像してみてください。電気なしで病院がどのように機能するか想像してみてください」と彼は指摘した。
ガザでは何千人もの負傷者が、電気のない病院を訪れているという。これは、ガザに住む220万人のパレスチナ人に対する集団的懲罰だとタマイゼは付け加えた。
タマイゼ氏は、国際社会にも責任があり、イスラエル政府にガザでの「この大虐殺」を今すぐ止めるよう圧力をかけるべきだと指摘した。
タマイゼ氏は、エスカレートが始まって以来、ガザでの人道的活動はすべて中断されていると述べ、24時間攻撃を受けているガザではNGOは活動できないと語った。
「停戦がない限り、攻撃を受けているガザでは誰も働くことができない。
ガザでの民間人の集団殺害を警告する彼は、医薬品の不足を指摘し、攻撃を生き延びた人々が医薬品の不足のために死ぬかもしれないと付け加えた。
「病院では、老人や慢性疾患を治療するために必要な基本的なものが不足している。
イスラエル政府への圧力の必要性を強調し、彼は言った: 「毎分、私たちは理由もなく罪のない人々を失っているのです」。
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