2023年11月03日20時10分掲載
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中東
レバノンの武装集団ヒズボラ、本格的なイスラエル攻撃の兆し
レバノンの武装集団ヒズボラは、11月2日木曜日の午後3時30分(日本時間13時30分)に「誘導ミサイル、砲撃」その他の武器で国境沿いの軍事拠点を同時に攻撃したと発表した。イスラエル軍は、ヒズボラの標的を「戦闘機とヘリhコプター」で攻撃し、大砲と戦車による攻撃も行ったと発表した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが報じた。この攻撃がヒズボラのイスラエルに対する本格的な戦闘に発展するのか、世界が注目している。(大野和興)
イスラエルとレバノンの国境では、戦争が始まって以来、主にイスラエル軍とハマスの同盟武装集団ヒズボラとの間で一触即発の応酬が続いている。
ヒズボラ議長のハッサン・ナスララは、3日金曜日、戦争勃発以来初めて演説することになっている。ナスララは、米国とイスラエルの影響力に対抗するためにイランが主導する "抵抗の枢軸 "として知られる非公式同盟の主要な発言者。
この連合には、シリアとイラクで米軍に発砲しているイスラム教シーア派のイラク民兵や、イスラエルに無人機を発射して紛争に介入しているイエメンのフーシ派が含まれている。
ホワイトハウスのジョン・カービー国家安全保障報道官は2日のブリーフィングで記者団に対し、「ヒズボラが全面的に攻撃する準備ができているという具体的な兆候はまだない」との見方を示した。
AFP通信の集計によると、イスラエルとハマスの戦争が始まって以来、レバノンで死亡した人の数は66人に上る。レバノン側の死者の大半はヒズボラ戦闘員だが、民間人7人(うち1人はジャーナリスト)も含まれている。イスラエル軍側の死者は9人(兵士8人、民間人1人)。
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