2023年11月09日22時51分掲載
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中東
中国、マレーシア首相にパレスチナ問題への積極的関与を表明
イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ大虐殺は、米国や日本の思惑に反して中国やロシアの国際社会におめる影響力の強化をもたらしている。NNNが伝えるところによると、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は11月9日、パレスチナとイスラエルの紛争が早期に解決され、人道援助が制限なくガザに送られるよう、中国が力を合わせることに期待を表明した。マレーシアのザンブリー・アブドゥル・カディール外相によると、この件は、アンワル氏が中国の韓正副主席とペルダナ・プトラで会談した際に伝えられたという。
(大野和興)
韓副主席はマレーシアを公式訪問中だった。マレーシア首相のこの発言は韓副主席が首相を表敬訪問したときになされたもので、ザンブリー外相によると首相は「中国がより積極的な役割を果たすことに期待を示した」という。それに対して中国は「パレスチナとイスラエルの紛争を迅速に解決しなければならないという提案にも前向きに応じた」と、ザンブリーは会談後、記者団に語った。
外相によれば、中国はパレスチナ国家樹立についても、そのことへのコミットメントを改めて表明した。
中国は現在の国連安全保障理事会(UNSC)の議長国でもある。11月3日、中国はパレスチナとイスラエルの間の状況が最も緊急な問題であると述べ、より深刻な人道的災害と紛争の激化を防ぐために停戦の必要性を強調したと報じられた。
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