2023年11月21日15時24分掲載
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入管
入管法廃止を求め 市民有志が新宿でデモ行進
“改悪入管法”の廃止を求めるデモ行進が11月12日、新宿区内で実施された。デモ行進を呼びかけたのは、入管法成立と同時期に活動を始めた市民有志からなる「# 入管法改悪反対アクション@高田馬場」。
デモ行進に駆けつけた約100人の市民たちは、「難民いじめる政治家いらない」、「日本の入管収容は国際法違反！」などと書かれた幟や横断幕を手に、「日本は難民受け入れろ」、「日本は難民送還するな」などとシュプレヒコールをあげ、“難民鎖国”政策を進める日本政府を批判した。
「臨時国会が開かれているタイミングで、何としても入管法廃止を求めるデモ行進を呼びかけたかった」と話すのは、主催者の1人である新妻基行さんだ。
新妻さんは「入管法が成立して以降、入管問題は下火になりつつあった。おそらく、都内で入管関連のデモ行進が行われるのは、約４ヶ月振りだ。一方で、ここ最近は、テレビ等でガザ情勢がメインで報じられており、私もイスラエルによる“ジェノサイド”については大変憂慮している。しかし私は、ジェノサイドという点では、共生社会の構築を妨げる入管法にも当てはまると思っている。イスラエル政府がパレスチナ人に対しては何をしても良いと考えているように、日本政府も在日外国人に対して何をしても良いと考えているのではないか。そういう意味では、入管問題とガザ情勢は、マイノリティや立場の弱い人々が苦しむという部分で間接的に繋がっていると私は考えている」と語る。
なお、11月26日には渋谷で入管法廃止を求めるデモ行進が実施される予定であるほか、12月10日には「入管の民族差別・人権侵害と闘う全国市民連合」の呼びかけで、「入管法施行阻止」と「未成年仮放免者の在留資格付与」を訴える全国一斉アクションが行われる予定だ。
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