2023年11月22日20時45分掲載
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中東
「これは戦争ではない、テロだ」とフランシスコ法王が語った
フランシスコ法王は「これは戦争ではない。これはテロだ」と語った。法王は、10月7日以来、ガザで14,100人以上、イスラエルで約1,200人のパレスチナ人が死亡したことを受け、イスラエルとハマスの紛争は戦争を超え、「テロリズム」になっていると述べた。中東の衛星テレビ局、アルジャジーラが伝えた。(大野和興)
22日のアルジャジーラによると、法王は、ハマスに拘束されたイスラエル人の親族と、ガザに家族を持つパレスチナ人との別々の会合の後、次のように語った。
「これが戦争だ。しかし、ここで私たちは戦争を超えた。これは戦争ではない。これはテロだ」
法王は、両陣営が「皆殺しにするような情熱に突き進まない」よう、祈りを求めた。
21日夜から22日朝にかけて、ガザの病院や難民キャンプ周辺を襲った攻撃で、少なくとも100人のパレスチナ人が死亡した。
一方で、イスラエルとハマスがカタールの仲介で、ガザでの4日間の停戦と、ガザで拘束されていた50人の解放に合意した。
イスラエルの刑務所に収監されていた約150人のパレスチナ人女性と子どもたちが、この合意の一部として解放される。
ネタニヤフ首相は、合意は戦争停止を意味するものではないとし、イスラエル軍は戦闘休止後も戦争を続行すると宣言した。
10月7日以降、ガザでは14,100人以上が死亡した。イスラエルでは、ハマスの攻撃による公式死者数は約1,200人である。
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