2024年01月17日16時41分掲載
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アジア
「ミャンマー軍上層部で内部分裂」米国防大教授が指摘
米国ワシントンの国防大学教授が、「少数民族武装勢力との戦闘で敗戦を繰り返しているミャンマー軍の上層部で、内部分裂が発生している」と指摘した。Radio Free Asiaの報道をミャンマージャポンが伝えた。
同大のゼッカリー・アブザー教授は、「軍の上層部では、敗退による責任のなすりあいが起きている。トップのミンアウンフライン総司令官に対する反対勢力が発生し、ナンバー2のソーウイン副司令官の動きが注目される」と述べた。
その上で、1.北部同盟「1027作戦」によるシャン州北部ラウカインのミャンマー軍敗退は、ミャンマー軍にとって歴史上最大の屈辱 2.中立の立場だったワ州連合軍が北部同盟に加担していることは注目すべき動き 3.捕虜となったミャンマー軍兵士によると、軍上層部の市民を標的に攻撃してよいとの命令に反発する勢力が発生し、ミンアウンフライン総司令官の求心力が低下している 4.北部同盟による「1027作戦」成功の裏には、民主派の国民統一政府(NUG)による事前調整があったなど、詳細に指摘した。
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