2024年02月12日16時09分掲載
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アジア
ミャンマー国軍が徴兵制を実施 反国軍勢力の攻勢による劣勢で
ミャンマー国軍は10日、国民に兵役の義務を課す徴兵制を実施すると発表した。徴兵制は2010年に当時の軍政下で制定されたが実施されていなかった。国軍は昨年10月以降、北部シャン州など各地で少数民族と民主派の武装組織の攻勢で劣勢に立たされ、兵士の投降が相次ぎ多くの拠点を失いつつある。
国営放送を通じた発表によると、男性は18歳から35歳まで、女性は18歳から27歳まで、一部専門技能を有する者は男性は45歳まで、女性は35歳までが対象となる。宗教関係者や既婚女性(離婚したシングルマザーを含む)、学生、公務員などは免除される。このほか、徴兵を行う州や地域、郡、町村レベルで組織される中央委員会により指定された者や、医学的に兵役不適合と判断された者は対象とならない。
兵役期間は2年間(技術者として召集された場合は最大3年間)で、国家の緊急事態では最大5年まで延長が可能となる。兵役を拒否した場合は最高で懲役5年の刑に処されるという。
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