2024年05月04日16時39分掲載  無料記事
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国際

大統領選候補者すべてがイスラエル擁護 米国社会はどうなってしまったのか 落合栄一郎

 ハマスがイスラエル側にテロ的攻撃を行った(2023年10月7日)とされる機会から発展しつつあるパレスチナ人廃絶のイスラエル側の動きで明かになりつつある現象に伴って、アメリカ社会(の主として白人キリスト教者)が、どうも人間(全てではないが、ある種の人間)の尊厳を無視する人が多いことが、明白になりつつあります。 
 まず本年の大統領選挙の候補者全て、バイデン現大統領、トランプ前大統領、かつての大統領候補であったロバート・ケネデイーの息子が、イスラエル擁護です(注1)。それはハマスが侵攻の際にとったとされる捕虜を取り返すことは、イスラエルの自衛権であり当然とする態度ではあるが、それに付随してイスラエル軍が行っているパレスチナ人の民族絶滅に対する態度は曖昧にしているというより、擁護している。 
 つい最近、アメリカ議会はついに、民主・共和党合同で、ウクライナ・イスラエルへの軍事擁護(兵器供与その他)を可決した。イスラエルのジェノサイドを擁護することになる。テキサス州知事は、次のように表明している。「イスラエルが、君の言い分が嫌いだと言えば、テキサス州は、軍力で君を逮捕し、収牢する。その理由は、何も罪を犯したというわけではなく、単にイスラエルを傷つけたから」(注2)。。 
 もちろん、若い世代には、こうしたイスラエル擁護に反対、パレスチナ人擁護の動きが当然あり、多くの大学で、学生たちが立ち上がっている。そうした運動では、大学側および警察側の介入で、多くの学生が逮捕されている。 
 5月1日には、米国下院では、民主・共和の多数(320対91)で、Antisemitismを強調した、現イスラエルのジェノサイドへの反対運動の取り締まりを強化する法を可決した(注3)。 
 
(注1)https://www.naturalnews.com/2024-03-24-rfkjr-israel-genocide-30000-gaza-civilians-moral.html 
(注2)https://www.naturalnews.com/2024-04-26-how-both-israel-and-the-gop-completely-lost-my-support.html 
(注3)https://edition.cnn.com/2024/05/01/politics/house-vote-antisemitism-awareness-act/index.html 


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