2024年05月31日20時39分掲載  無料記事
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ワクチンの有害性訴え大集会 「WHOから命を守る」 日比谷公園に1万5千人 

 5月31日午後、東京都千代田区の日比谷公園外音楽堂で、新型コロナワクチンの有害性を訴え、世界保健機関(WHO)や日本政府主導による新たなワクチン接種に反対する人々が集会を開いた。「WHOから命を守る国民運動」(林千勝代表)主催のこの「大決起集会」には約1万5000人(日刊ベリタ推計)が参加。野外音楽堂には入りきらず、日比谷公園内を埋め尽くした。集会後、参加者は「WHO脱退!」などのプラカードや幟(のぼり)を手に千代田区内などをデモ行進した。 
 集会では、ジャーナリストの林千勝代表、原口一博衆院議員(元総務相、立憲民主党)、水島聡・チャンネル桜代表取締役のほか、医師、地方議員らが壇上に立って「だまされてはいけない」「私たちにはワクチンの有毒性を伝える使命がある」などと参加者に呼びかけ、新型コロナワクチン接種拒否の運動を広げていくことを確認した。 
 また、ワクチン接種を巡って国を訴えている遺族も登壇。接種後、妻が急死した男性は声を詰まらせつつ「健康だった妻は突然、41・5度という超高熱を発して死亡した。ワクチン以外の理由は妻の死因として考えられない。」と証言した。 
 デモでは、日本政府が2023年末に新たに承認した「レプリコンワクチン」の有害性を強調し、「絶対に接種しないでください!」などと街頭の人々らに呼びかけた。レプリコンワクチンはこれまでになかった自己増殖型のワクチンで、接種者の呼気や汗に含まれるエクソソーム(シェディング)を介して、ワクチンを接種していない人にも有害性が伝播してしまう危険性を集会参加者は訴えた。「日本に落とされる第3の原爆」との言葉で懸念を表明している人もいた。 
 レプリコンワクチンは米医薬品会社エリクサジェン・セラピューティックス(メリーランド州)が開発、日本ではMeiji Seika ファルマが製造する。 
 「WHOから命を守る国民運動」による集会は今年4月13日以来今年2度目。主催者によると、今回の参加者は前回を上回ったという。小田原市から参加した60代の男性は「私は生まれてからワクチンは一度も打ったことがない。ワクチンも薬も必ず副作用があるが、新型コロナワクチンは特にひどい」と話していた。 
 集会参加者は左派系、リベラル系よりも日の丸を掲げる人や「日本保守党」のシャツを着た人ら保守・右派系とみられる立ち位置の人が目立った。また、デモ行進中に自撮りをしながら視聴者に向けて話し続けるユーチューバーの姿も多く見られた。 


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