2024年06月08日17時47分掲載
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入管
入管法施行を前に市民有志が同法廃止を求め都内でデモ
強い日差しが降り注ぐ中、「強制送還、人権侵害!入管職員、暴力やめろ!」と声を上げたのは、昨年の通常国会で成立した改正入管難民法の廃止を求める市民ら約150人。多くの買い物客で賑わう東京・渋谷で今日、6月10日に全面施行となる同法の廃止を訴えるデモ行進「STOP改悪入管法デモ」が行われた。主催は、昨年11月から活動を始めた市民有志でつくる「入管法渋谷デモ実行委員会」。
「帰されたら、殺される」、「だれもころすな」といったプラカードを掲げた参加者らは、「入管法は廃止一択!長期収容、人権侵害!」と声を上げ、入管行政の抜本的な見直しを求めた。渋谷を訪れていた若者や外国人観光客の多くはスマートフォンでその様子を収めつつ、デモ行進を見守った。
デモ行進に参加した共産党の吉良佳子参院議員は「難民を排除するのではなく、保護するのが政治だ」と強調。国軍の弾圧から逃れ来日した在日ミャンマー人のミョーチョーチョーさんは、「日本政府は人の命を弄んでいる。今の日本は独裁国家だ」と指摘し、「日本に民主主義を取り戻したい」と訴えた。
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