2024年09月09日11時03分掲載  無料記事
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市民活動告知板

アメリカと日本が直面する「核のゴミ」の中間貯蔵問題】で討論

 
日頃よりお世話になっております、新外交イニシアティブ(ND)事務局です。9月27日、オンラインシンポジウム【アメリカと日本が直面する「核のゴミ」中間貯蔵問題】を開催します。 
アメリカのゲストから「核のゴミ」をめぐる現状や地元での反対運動について報告を受け、日本の事情に詳しい専門家、中間貯蔵施設が設置された青森県むつ市、そして建設計画が浮上している山口県上関町の方々とともに、日米が直面する中間貯蔵問題について討論します。 
 
新外交イニシアティブ(ND)主催オンラインシンポジウム 
【アメリカと日本が直面する「核のゴミ」の中間貯蔵問題】 
 
詳細・申込み:https://www.nd-initiative.org/event/12832/ 
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青森県に建設中の六ヶ所再処理工場はこの8月、完成時期が27回目の延期となりました。各地の原発では使用済核燃料が貯まり続け、このままでは原発の運転に支障が出るため、再処理開始まで使用済核燃料をどこかで保管しよう――これが中間貯蔵と呼ばれるもので、その目的は原子力発電の継続と、核燃料サイクル政策の破綻を覆い隠すことにあります。 
 
世界最多の原発保有国アメリカでも「核のゴミ」(同国では使用済核燃料は高レベル廃棄物に類別)の最終処分場が見つからず、中間貯蔵計画が進められています。候補地の州では、高レベル廃棄物の持ち込み禁止条例の制定や訴訟などを通じて、文字通り「州を挙げて」抵抗しています。 
 
シンポジウムでは、アメリカのゲストから「核のゴミ」をめぐる現状や地元での反対運動について報告を受け、日本の事情に詳しい専門家、中間貯蔵施設が設置された青森県むつ市、そして建設計画が浮上している山口県上関町の方々とともに日米の中間貯蔵問題について討論します。 
 
●日時: 
2024年9月27日(金)20:00〜22:00(日本時間) 
           07:00〜09:00(米国東海岸時間) 
*同時通訳付き 
 
●会場:「Zoom」開催 
 
●登壇者 
〇報告者 
ケビン・キャンプス(ビヨンド・ニュークリア) 
カミラ・フェイベルマン(シエラクラブ) 
末田一秀(「はんげんぱつ新聞」編集長) 
 
〇コメンテーター 
栗橋伸夫(核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会) 
高島美登里(上関の自然を守る会) 
 
〇討論者 
加部歩人(ND研究員/弁護士) 
 
〇司会 
猿田佐世(ND代表/弁護士) 
 
●参加費: 
1000円(会員、学生、プレスはいずれも無料) 
*運営活動費等に充てるため有料としております。ご理解いただきますようお願い致します。 
 
●参加申込み 
【非会員の方はこちら】 
https://credit.j-payment.co.jp/gateway/payform.aspx?aid=107024&iid=1000 
 
※クレジットカード決済はVISAもしくはMasterのみご利用可能です。 
※エラーメッセージが表示される場合は、上記リンクのURLをコピーし、ブラウザのアドレス部分にペースト(貼付け)してください。 
 
【学生・プレス関係者の方はこちら】 
https://forms.gle/icZkQdJyeWkZRSA68 
 
【ND会員の皆様はこちら】 
 https://forms.gle/WxUcXjyyL4k5kT4e7 
 
*オンライン参加について 
・申込みと同時に、ご登録いただいたメールアドレスに当日のZoom URLをお送りいたします。もしZoomリンクが届かない場合は、お手数ですがinfo@nd-initiative.orgまでご連絡ください。 
・開始までにZoomソフト(またはアプリ)をインストールしておいてください。なお、Zoomのインストールとアクセス方法について簡単なマニュアルをご用意いたしました。こちらからご入手ください。大変恐縮ですが、上記マニュアル以外のZoom使用方法についての個別のお問い合わせには対応しかねますので、ご理解いただきますようお願いいたします。 
 
●主催:新外交イニシアティブ(ND/New Diplomacy Initiative) 
 
●プロフィール 
・ケビン・キャンプス(Kevin Kamps) 
核からの脱却を目指す市民団体「ビヨンド・ニュークリア」(Beyond Nuclear)の放射性廃棄物問題スペシャリスト。高レベル廃棄物(=使用済核燃料)の集中貯蔵施設計画に対し、立地候補に挙がった地域の先住民をはじめ、各地の地元住民や関係者と密接に連携しながら裁判を含む反対運動を展開。ネバダ州ユッカマウンテンの最終処分場計画を事実上の撤回に持ち込むなどしてきた。 
 
・カミラ・フェイベルマン(Camilla Feibelman) 
米国で最も伝統のある自然保護団体「シエラクラブ」(Sierra Club)のリオグランデ支部長。 
多数のボランティアとともにニューメキシコやウエストテキサスに広がる大自然の保護活動や、地球温暖化の抑制、再生エネルギーの拡大などに尽力。ニューメキシコ州とテキサス州は中間貯蔵施設の立地が計画されている。1892年に設立されたシエラクラブは380万人以上の会員とサポーターを擁する全米最大の環境保護団体。 
 
・末田一秀(すえだ・かずひで) 
放射性廃棄物や原子力防災の問題を中心に、長年反原発運動に加わる。全国の反原発運動をつなぐ情報を伝える「はんげんぱつ新聞」の編集長に2022年就任。NGO「核のごみキャンペーン関西」メンバー。元大阪府職員(環境行政担当)。著作パンフ「関電の核ごみをなぜ山口県へ 中間貯蔵施設の問題」。他に共著書「原発ゴミは「負の遺産」」(創史社)、「どうする原発のごみ」(原水禁ほか)、「地方自治のあり方と原子力」(七つ森書館)など。 
 
・栗橋伸夫(くりはし・のぶお) 
1950年生まれ。むつ市在住。「核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会」事務局長(2013年〜)。他に「社民フォーラムしもきた」事務局長。 
 
・高島美登里(たかしま・みどり) 
1999年より長島の自然を守る会(現・上関の自然を守る会)の共同代表。日本生態学会をはじめとする研究者と共同調査を継続し「奇跡の海」の生態系解明と中国電力の環境アセスメントの不備を告発して来た。一方自然を活かした町作りを目指し、原発や中間貯蔵施設に対する推反の壁を乗り越え、上関ネイチャープロジェクトの共同代表として鮮魚産直や民泊経営、漁師文化の継承活動を行っている。 
 
・加部歩人(かべ・あると) 
ND研究員、弁護士。神奈川県藤沢市出身。2015年に慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、2017年東京大学法科大学院修了。寄稿に「青森核燃サイクル調査報告 No.2  国策に飲み込まれた大間町 ― 世界初のフルMOX原子力発電所 ―(ND Policy Brief Vol.7)」(新外交イニシアティブ/2020)、「何のための2022年・六ヶ所再処理工場稼働か―今立ち止まり、核燃料サイクルの見直しを」『青年法律家』602号14頁(青年法律家協会弁護士学者合同部会/2021)などがある。 
 
・猿田佐世(さるた・さよ) 
新外交イニシアティブ(ND)代表、弁護士(日本・ニューヨーク州))。沖縄の米軍基地問題など外交・政治問題について米議会・政府に対し自ら政策提言を行うほか、日本の国会議員や地方公共団体等の訪米行動を実施。米議員・米政府面談設定の他、米シンクタンクでのシンポジウム、米国連邦議会における院内集会等を開催。研究課題は日本外交。特に日米外交の「システム」や「意思決定過程」に焦点を当てる。 
 
●お問合せ: 
新外交イニシアティブ(ND)事務局 
http://www.nd-initiative.org/ 
東京都新宿区新宿 1-15-9 さわだビル 5階 
TEL:03-3948-7255 FAX:03-3355-0445 
E-mail:info@nd-initiative.org 
Facebook:www.facebook.com/NewDiplomacyInitiative 
Twitter:@nd.initiative 
YouTube: https://tinyurl.com/yywz9mm8 
 
●ぜひND にご入会ください。 
NDは皆様の会費やご寄付を中心に運営をしている団体です。趣旨に賛同いただける方はぜひご入会ください。 https://www.nd-initiative.org/admission/ 
お申込みは、上記ページよりクレジット決済をご利用いただくか、事務局までお名前・ご住所・E-mail・電話番号をお知らせの上、会費を下記口座にお振込みください。 
 
●NDへご寄付をお寄せください 
2023年、NDは設立10周年を迎えました。これまで、米軍基地や安全保障政策、原発・再処理・核に関する問題、米国のアジア・太平洋戦略など、日本を取り巻くさまざまな外交課題について独自に調査・研究を進め、情報発信・政策提言や、ワシントンでの米政府・議会への働きかけを行って参りました。 
・新外交イニシアティブ(ND) −10年の軌跡− 
https://www.nd-initiative.org/topics/11892/ 
 
NDでは、現在下記プロジェクトを進めております。プロジェクト実施に際しての各種文献調査や現地調査、ワシントンでの提言活動等について、皆さまからの温かいご寄付をお寄せいただければ大変幸いに存じます。ご支援いただけます場合には、下記ウェブページよりクレジット決済をご利用いただくか、下記口座にお振り込みください。 
https://www.nd-initiative.org/admission/ 
 
●外交・安全保障問題 
・「抑止力の強化」とさえ言えば、軍事力拡大が次々に推し進められる現状への強い危惧の下、政策提言『戦争を回避せよ』を国内外で周知し、政界・市民社会へ働きかけます。 
 
・米民主党で最大の議員連盟である「プログレッシブ議員連盟」と、日本の野党議員が超党派で設立した「日本プログレッシブ議員連盟」という、日米のリベラル系議員が継続的に連携するための新しい外交チャンネルのサポートを続けます。 
 
・戦争を未然に防ぐために欠かすことのできない「外交」の可能性を改めて検証し、国内外の専門家やシンクタンク等と連携し、現実的な展望に基づく政策提言や情報発信を行います。 
 
●米軍基地問題 
・辺野古での新基地建設を止め、沖縄に過度に集中している基地負担を具体的に軽減するため、米軍の戦略や再編計画を調査・研究し、安保・外交政策への提言を行い、日米両政府に直接働きかけます。 
 
・沖縄県からNDが受託しているシンポジウム開催事業等を進め、沖縄の基地問題や地位協定の問題について情報発信・問題の共有を行い、今後の展望を探ります。 
 
・アジア・太平洋地域に展開する米軍の戦略と、基地を抱える各国・地域での問題や安全保障政策の双方を現地調査も含めて研究し、特に東アジア地域における外交・安全保障の在り方を展望します。 
 
●原発・再処理・高速炉問題 
・六ケ所再処理工場の問題を含め、日本の核燃料サイクル政策に対して、国内外の専門家と共同で制作した政策提言を基に政界・市民社会へ働きかけます。 
 
・日米が共同開発を進める高速炉の問題点を改めて整理し、技術的な課題や核拡散のリスクについて検証し、政策提言や情報発信を行います。 
 
【郵便局からのご送金】 
 郵便振替口座 口座番号 00190-3-633335 
 口座名義 新外交イニシアティブ 
【他行からのご送金】 
 ゆうちょ銀行 〇一九店 (019) 当座 0633335 
 口座名義 新外交イニシアティブ 
 
オンラインイベントにご参加いただけない方も、ご寄付をぜひご検討下さい。 
 
新外交イニシアティブ(ND)事務局 
東京都新宿区新宿 1-15-9 さわだビル 5階 
TEL:03-3948-7255 
E-mail:info@nd-initiative.org 
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