2025年02月22日21時20分掲載
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人権/反差別/司法
国民民主の玉木代表、外国人差別のデマ発言で批判渦巻く
国民民主党の玉木雄一郎代表(現在役職停止中)の在日外国人差別発言が波紋を呼んでいる。先の総選挙で大幅に議席を伸ばす。若い世代に人気のある政党党首の排外主義発言は見逃せない問題でもある。ここで思い出すのは、もう何年も前のことだが、有名なジャーナリスト堤未果氏が玉城氏と同じ問題で虚偽満載の本を出し、在日外国人の人権を守る活動をしている市民団体から公開質問状を突き付けられた事件。このとき堤氏はこの質問状を無視し黙殺して対応しないという、ジャーナリストとしてあり得ない態度をとった。この出来事は本紙日刊ベリタ2019年03月13日23時22分掲載号が詳しく触れている。(大野和興)
まず玉城氏の排外主義発言を整理しておく。堤氏に場合と同じように移住連(特定非営利活動法人移住者と連帯する全国ネットワーク)は25年2月21日、「国民民主党玉木雄一郎代表による、差別・排外主義発言に抗議します」という声明を発表した。
発言というのは以下のようなもの。
「「今朝のウェークアップでも指摘しましたが、外国人やその扶養家族が、わずか90日の滞在で数千万円相当の高額療養費制度を受けられる現在の仕組みは、より厳格な適用となるよう、制度を見直すべきです。」「現役世代が苦労して支払う社会保険料は、原則、日本人の病気や怪我のために使われるべきです。」と主張しました。」
これは事実ではに事を畏友連は制度、さまざまのデータ、政府の見解などをもとに反論し、玉木氏が言うようなことはありえないことを証明している。
くわしくは移住連ホームページでーー。
国民民主党 玉木雄一郎代表による、差別・排外主義発言に抗議します。
https://migrants.jp/news/voice/20250221.html?fbclid=IwY2xjawImlehleHRuA2FlbQIxMQABHfB-gNdoIJQak8p3G5yhZaXfH_6Re2te_90adg9PI2kTC2LRGQfMQ-UNng_aem_g8TMzzGfd0ZndFTurVDAVQ
玉木氏に差別発言に対しては自民との河野太郎議員や弁護士会等からも、ありえない話と批判が出ている。
玉木と同じ趣意で外国人差別を展開したのはジャーナリストの堤氏。その中身は日刊ベリタの以下の記事を見ていただきたい。移住連の反論を受けた堤氏はそれを黙殺する対応をとったことはすでに指摘した。反論のしようがなかったのだ。しかし黙殺というのはジャーナリストとして死んだも同然なのだが、民主的とか人権を大事にするはずの民だいたを含め、堤氏はその講演で飛び歩き、本もよく売れている。この国の言論界やジャーナリズムの人権感覚のひ弱さがすけて見えてくる
日刊ベリタ : 記事 : 医療問題に焦点を当て移住連がファクトチェック! 堤未果著『日本が売られる』は「ウソ八百」 と断じている
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