日刊ベリタ : リンク記事 : アメリカ大統領予備選の行方～　今回の予備選の意味するもの　～

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Introduction

2016年03月01日掲載　リンク記事

アメリカ大統領予備選の行方～　今回の予備選の意味するもの　～

異端的論考１５：アメリカ大統領予備選の行方～　今回の予備選の意味するもの　～（小笠原泰明治大学国際日本学部教授）

＜その一方で、トランプ氏は、強硬な移民反対論者であり、メキシコ不法移民が攻撃の対象であるが、ヒスパニック移民の最底辺を形成するメキシコ移民を悪者にすることで、ヒスパニック票の切り崩しをしているとも言え、なかなかしたたかである。事実、第4戦のネバダ州では、ヒスパニックの票をかなり獲得している＞

ヒスパニック系の中にヒエラルキーがあり、トランプ氏はその中でメキシコ系だけを悪者にした、というのは興味深い分析だ。実際、CAFTA という中米との自由貿易協定によってエルサルバドルなど、メキシコ以外の中南米の移民労働者が多数、流入している。さらにフロリダなどを中心にキューバ系も多数存在している。

この件についてはCNNで分析が行われている。確かにネバダ州の共和党予備選で入り口調査では４５％近くのヒスパニック票をトランプ候補が取り、キューバ系のマルコ・ルビオやテッド・クルーズをしのいで首位だったとされる。それをどう解釈するかについては未だに議論の対象となっているようだ。
http://edition.cnn.com/2016/02/25/politics/donald-trump-hispanic-latino-voters/

http://www.huffingtonpost.jp/

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