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Introduction
2016年03月10日掲載 リンク記事

米シェールオイル生産会社、解禁で原油自由に輸出へ−市場は供給過剰


米シェールオイル生産会社、解禁で原油自由に輸出へ−市場は供給過剰(ブルームバーグ)

 「ジアンナ・バーン氏は「結局のところ、勝者はシェールオイルでより大きな市場シェアを握る米国の石油生産会社だ。残念ながら、既に世界市場に原油があふれている局面でこうした動きが起こりつつある」と指摘する。」

  アメリカの生産メカニズムは単純で、価格が上昇すれば生産を増やし、価格が下がれば生産を減らす。市場の変動で倒産する企業も出てくるが、それは金融と違って、この産業のむしろ常態なのでである。その過程で敗者復活もあり、技術革新もあり、生産コストも下がっていく。

参考までに次はCNBCの記事。長期的な石油の見通し。現在、米国は1日約900万バレル生産しているが、このうちシェールオイルが約半分を占めている。同時に1日に700万バレルを輸入している。石油価格が高騰することになればいくらでも米国産に振り替えていけることになり、当面石油が高騰することはないと考えられている。そのことは湾岸諸国などが高価格戦略を取ることが難しくなっていることを示す。ではなぜ米国内需要にすべてを回さないかというと、米国内であっても大陸間の輸送コストがかかる地域もあり、その場合は輸送コストがかさむ国内よりも、船積みして安価で輸出できる外国に振り向ける方がコスト的に合理的だからという。つまり外国産の石油と価格競争を繰り広げている。こうしたことを考えれば米国の石油輸出の解禁はコスト削減に頭を悩ましている石油生産者にとっては最適の販売戦略を取ることが可能となり、追い風となることを意味している。
http://www.cnbc.com/2015/12/16/lifting-oil-export-ban-could-be-long-term-game-changer.html


  • http://www.bloomberg.co.jp/




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