橋本勝21世紀風刺絵日記
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検証・メディア
クレムリンに自分流儀で抵抗したラジオ・アナウンサー
3月上旬、ロシアの英語ニュースのテレビ局「RT」(旧ロシア・トゥデー)のキャスターが、ロシアが親露武装集団をウクライナ南部クリミアに配置させたことを番組内で「間違った行為だ」と発言し、大きな注目を集めた。その後、別のキャスターが今度はプーチン大統領を批判して番組中に辞任宣言。あっという間の展開となった。しかし、はるか昔の1980年代に政府に抵抗した旧ソ連のジャーナリストがいた。(ロンドン=小林恭子)(2014/04/11 17:20)
アジア
繰り返される“政治の季節” 入れ替わり反独裁と民主
タイで政治の季節というと以前は「学生革命」(1973年)と「血の水曜日事件」(1976年)が起きた10月を誰もが想起しましたが、今は「5月の惨劇事件」(1992年)と「4-5月事件」(2010年)が続いた5月もそうなった感があります。(岡本和之)(2014/04/11 15:40)
国際
【北沢洋子の世界の底流】キプロスの債務とトロイカ 押しつけられた緊縮政策
地中海に浮かぶキプロス島は、わずか100万強の人口にもかかわらず、ギリシャ系住民とトルコ系住民が居住する地域に2分されている。国名も、それぞれ北キプロス・トルコ共和国とキプロス共和国を名乗っている。キプロス共和国は、EUの加盟国である。北キプロスの方は、トルコしか承認しておらず、国際的には忘れられた存在である。同時にEU加盟国のなかで、IMF・ヨーロッパ中央銀行(ECB)・ヨーロッパ委員会(EC)、すなわち「トロイカ」によって財政援助の見返りに「緊縮政策」を押し付けられた国としては、ギリシャ、アイルランド、ポルトガルに次いで第4番目の国である。(2014/04/11 15:32)
国際
【北沢洋子の世界の底流】ポルトガル政府債務危機と民営化
ポルトガル政府の債務は、2013年末、GDPの125%に上った。昨年末、この債務の利子の支払いだけでGDPの3.5%に上った。利子の支払いは、ポルトガルがEUのEuropean Stability Mechanism(ESM)が課したプログラムの実施を終えれば、確実に増えるだろう。多分GDPの4.6%以上になると予想される。「ヨーロッパ安定化メカニズム(ESM)」は、ユーロ圏で政府債務危機が起こった場合、この基金から支払われる。それと同時に債務国は、ESMの緊縮条件にしたがわねばならない。(2014/04/09 17:28)
みる・よむ・きく
中国の資本主義化が生んだ都市化を労働者化の影 『チャイナズ・スーパーバンク 中国を動かす謎の巨大銀行』 ヘンリー・サンダーソン、マイケル・フォーサイス/築地正登訳
『チャイナズ・スーパーバンク 中国を動かす謎の巨大銀行』(ヘンリー・サンダーソン、マイケル・フォーサイス/築地正登訳/四六判/304頁/本体価格2800円+悪税)を買いました。著者はブルームバーグの記者。奥付は2014年4月3日第一刷ですから、出たばかりですね。(稲垣豊)(2014/04/09 17:15)
文化
【核を詠う】(149) 福島の歌人グループの歌誌『翔』から原子力詠を読む(6) 「原発の炉心の光見えざれば何年かかる故郷への道」 山崎芳彦
『翔』第44号の短歌作品を読みながら、福島第一原発の壊滅事故による核放射能の排出、拡大、人の暮らす場所のみならずあらゆる場所、自然環境を汚染し続けていることについて、その底知れない危険を感じつつ、日々を生きる人間、かかわりあう自然のさまざま、過去も現在も未来をも受け止めて詠われていることに、筆者は詠うものの一人として共感と敬意を感じないではいられない。同時に、原発・原子力に関するこの国の政治、経済、社会、人々のありようについて多くのことを考えさせられ、自分を省みさせられることに、短歌文学の持つ意味についても思うことが少なくない。(2014/04/08 15:27)
労働問題
夜勤ナースの独り言(4)
同じ職場の看護アシスタントの女の子が今年、地元の看護学校を受験しました。聞けばなんと倍率は9倍だそうで・・・。看護学校の受験者数は年々確実に増えてきています。この大不況の中、手に職を付けようと、会社を辞めて受験する人も増えているようです。看護師になるのは若い人だけ・・・ということはありません。あのナイチンゲールも、人生を遠回りして、実際に看護師になったのは30歳だったそうです。社会人を一度経験してから看護学校を受験し、40代や50代で看護師になる人もたくさんいます。看護師になるのに年齢は関係ないのです。(れいこ)(2014/04/08 00:32)
検証・メディア
「エンパワーメント」としてのインターネット −「まだ10代なのに?」なんてことはない
ロンドンに住む17歳の少年ニック・ダロイシオ君が作ったアプリが米検索大手ヤフーによって巨額で買収され、世界をあっと言わせたのは、ちょうど1年前の昨年3月だった。今年、英国の大手新聞に記事を書くサッカー・ジャーナリストのふりをして、ツイッターで情報を発信した少年がいた。(ロンドン=小林恭子)(2014/04/06 20:23)
ITフロント
【山下茂のうぃんど〜ず注意報】雲のむこう
山登りをしている頃は西の空からやって来る雲を見分けながら、天気の予測をして、次の行動を決めていました。今でも散歩などで土手や橋の上に出ると西の空を眺めて、「まだ雨は来ないな」とか「いい天気が続くなぁ」なんてつぶやいています。(2014/04/06 16:02)
検証・メディア
欧州メディアと国家機密をめぐる報道 −日本の秘密保護法成立によせて(下)
日本で特定秘密保護法が成立したが、視点を日本の外にも広げると、いわゆる「NSA報道」とのからみが気になる。例えば、昨年6月から、元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン氏のリーク情報により、米英の諜報機関の機密情報が複数の報道機関によって暴露されている。米英はともに核兵器を所有し、世界の紛争地に軍隊を派遣している。そんな国の機密情報が漏れている。いわば、一方では鍵をかけておいて、一方では蛇口が開けっ放しになっている状態だ。果たして日本でかけた鍵でどれだけ機密情報を閉じ込めて置けるのだろうか?(ロンドン=小林恭子)(2014/04/05 17:33)
検証・メディア
欧州メディアと国家機密をめぐる報道 −日本の秘密保護法成立によせて(上)
昨年12月6日、安全保障に関する機密情報を漏洩した人への罰則を強化する特定秘密保護法が参院で可決され、成立した。野党側が審議の延長を求め、国会の外では法案に反対する多くの人が抗議デモに参加する中の可決となった。 私自身がもっとも衝撃を受けたのは、実際にこの法律が成立してしまったことだ。複数の欧州メディアの記事の中で何度か繰り返されたのが、「飼いならされた」あるいは「弱々しい」日本の組織メディア、という表現だ。(ロンドン=小林恭子)(2014/04/04 17:26)
アフリカ
【西サハラ最新情報】 国際地雷デー 平田伊都子
4月4日は「地雷に関する啓発および地雷除去支援のための国際デー」、略して「国際地雷デー」です。 1997年は対人地雷全面禁止の年でした。 1月15日、故ダイアナ英国妃がアンゴラの地雷原に入りましたが、8月31日、対人地雷廃絶キャンペーンの花だったダイアナ妃が謎の自動車事故で殺されました。 しかし、キャンペーンは逆に勢いづき、12月3日に<対人地雷全面禁止条約>が締結され、12月10日にはノーベル平和賞が<地雷廃絶キャンペーン>に贈られました。 が、その後のキャンペーンは尻すぼみ、、ところが、2013年8月19日、故ダイアナ英国妃の遺児ヘンリー王子(28)がアフリカ南西部 アンゴラを訪問し、地雷の撤去作業をする作業員らを激励したのです。(2014/04/04 17:10)
検証・メディア
「憎悪」を放置してはいけない 藤田博司
東京や横浜の公立図書館で、アンネ・フランクに関わる本が破られたり切り裂かれたりする事件が昨年から相次いでいたことが明らかになった。被害を受けた図書館は40近く、損壊された本は300冊を上回るという。先ごろ、事件に関わったとされる若い男が逮捕されたが、犯行の動機や背景はいまのところ分らない。が、これがいわゆる「ヘイト・クライム(憎悪に基づく犯罪)」に類するものであることは間違いあるまい。(2014/04/02 20:02)
検証・メディア
17年ぶりの消費増税と新聞社説 批判の視点を失わない東京新聞 安原和雄
17年ぶりの消費増税である。これを大手紙社説はどう受け止めているのか。残念ながら増税容認の姿勢が多数である。明確な批判の姿勢を堅持しているのは東京新聞のみである。讀賣と日経は以前から国家権力の側に身を寄せてきたので、いまさら驚かないが、わが目を疑うほかないのは、朝日の変質ぶりである。かつての批判精神はどこへ消え失せたのか。残念というほかない。(2014/04/02 19:51)
国際
【北沢洋子の世界の底流】イスタンブールの春 史上最大の葬儀デモが発生
さる3月12日、イスタンブールで起こったデモは、トルコ史上、最大規模のデモとなった。これは、その前日に亡くなったバーキン・エルバン君(14歳)の葬儀デモであった。エルバン君は、昨年6月15日、家族のためにパンを買いに行った時、デモに遭遇した。1人の警官の催涙弾で頭を撃たれて以来、289日間、コンマ以下の状態が続いていた。したがって、彼の死は、イスタンブール警察の暴力を象徴するものだった。未だに警官の氏名はわかっていないし、警察は調査をしようとしない。(2014/03/31 23:48)
経済
藁は燃えても アベノミクスという欺瞞性の真実 池上明
現在日本の「景気回復」というこの浮かれ騒ぎは、すでに昨夏、ドイツ連邦銀行から「アベノミクスによる景気押し上げ効果は藁についた火のように短期間で消え去る」と厳しく批判されていた。加えてこの2月に入るや、安倍晋三の経済政策に結構ずくめだった欧米のメディアはいっせいに転じ始め、「懸念」や「失望」を表明しだした。(2014/03/31 15:14)
市民活動・催し情報
第11回「憲法を考える映画の会」『9条を抱きしめて〜元米海兵隊員アレン・ネルソンが語る戦争と平和〜』 花崎哲
第11回「憲法を考える映画の会」のご案内をさし上げます。「集団的自衛権の行使」を認めるための『解釈改憲』を安倍政権が進めようとしています。もし解釈改憲が通れば憲法改正の手続きを経ず、第9条を空洞化され、日本は他国のために戦争ができる国になります。私達は、こうした現在の状況の中で、あらためて「ベトナム戦争において戦場を這い回り、帰還しても苦しみ抜いた若者の体験を通して戦争の無い世界について考え、第9条にたどりついたアレン・ネルソンさんがたどった道筋を描いた映画『9条を抱きしめて〜元米海兵隊員アレン・ネルソンが語る戦争と平和〜』をプログラムに選びました。 (花崎哲)(2014/03/30 12:47)
みる・よむ・きく
「基本がわかる はじめての中国語」 王ていてい著
中国語の基礎を勉強しようと何度かトライして、何冊か参考書を買ったことがあったものの手が回らず毎回挫折を繰り返ししてきた。漢字文化なのだから、そう遠くない、と思いながら。それが今回、中国語がわかるかも・・・と初めてそういう思いを起こさせてくれた参考書に出会うことができた。成美堂出版の「基本がわかる はじめての中国語〜文法をしっかり学びたい人へ〜」である。(2014/03/30 00:15)
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