橋本勝21世紀風刺絵日記
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中東
【AIニュース】イラク・シーア派の武装する市民たち 誘拐・殺害が激増 野放しの武装市民を止めて!
イラクではここ数カ月の間に、シーア派の民兵(民間の兵士)による、スンニ派の一般市民を標的とした誘拐や殺害が激増しています。誘拐後、多くの被害者は同じ方法で処刑されています。ところが、こうした残虐行為がまったく調査されることなく、野放し状態になっています。(アムネスティ国際ニュース)(2014/12/25 22:59)
文化
[核を詠う](特別篇) 歌集『廣島』を読む(11)「後の世にかかる兵器は使はざれ署名運動にわが名したたむ」 山崎芳彦
井伏鱒二の小説『黒い雨』(新潮文庫、昭和53年版)を読んだ。これまでに何度か読んでいるが、歌集『廣島』を読んでいる中で読み直そうと思ったのだ。最近になって、川上郁子著『牧師の涙 あれから六十五年 老いた被爆者』(長崎文献社、2011年1月、第2刷)を読んだこともきっかけになった。また、集英社の刊行になる「コレクション戦争と文学」第19巻の『ヒロシマ・ナガサキ』(2011年6月、コレクションの第一回配本)に収録されている作品も読んでいる。歌集『廣島』を読んでいるさなかに総選挙があり、安倍政権の与党を“大勝”させる結果になり、それが有権者の52パーセントの投票率で、全有権者から見ればほぼ四分の一の得票によるものであったことを考えると、暗澹とするし、このまま安倍政権の専横を許すことになれば、かつてこの国が歩んだ「戦争の歴史」、人びとが塗炭の苦しみの中であえいだ時代への逆戻りの一里塚を踏むことになると恐れる。(2014/12/25 22:50)
人権/反差別/司法
元戦犯者たちが韓国政府を相手に提訴 〜問われる日本政府の対応〜
第二次世界大戦終結後、連合国による戦犯裁判で「日本人」として捕虜虐待の罪に問われた韓国人元BC級戦犯者とその遺族計10名が10月14日、韓国政府が自分たちの名誉回復を日本政府に求めていないのは違憲であるなどとして韓国の憲法裁判所に提訴した。 韓国人元BC級戦犯者とは、日本政府が戦時中に捕虜(俘虜)監視員として植民地で募集し、日本軍の軍属にした朝鮮半島・台湾出身の青年たちである。(三宅保)(2014/12/23 10:32)
核・原子力
脱原発版「オール福島」の構築を! 〜「災害対策全国交流集会2014inふくしま」に参加して感じたこと〜
震度4以上の地震は50回を超え、豪雨を起因とする大規模な土砂災害(8月、広島市)や戦後最悪と言われる火山災害(9月、御嶽山)など、2014年も日本列島は様々な災害に襲われた。災害発生直後は大手メディアを中心に報道が盛んになるので、被災者の苦難に世間の人々も注目するが、日本人の「忘れっぽさ」も原因か、残念ながらしばらく時が経つと関心が薄まるのが常である。今年1年の災害を振り返る中で、「災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会」(略称・全国災対連)という存在を知った。阪神・淡路大震災(1995年1月17日)からの復旧・復興に関わってきた労働組合や市民団体などが集まって1999年10月に発足した、15年もの歴史を積み重ねている団体だという。その全国災対連が11月に福島県で全国交流集会なるものを開催するということで、主催者にお願いして傍聴させてもらうことにした。(坂本正義)(2014/12/22 00:05)
国際
ロシア通貨危機と対処法 スティーブ・ハンケ教授(ジョンズ・ホプキンス大)
ハイパーインフレが専門のスティーブ・ハンケ教授(Steve Hanke:経済学)はロシア通貨危機に関して、11月にロシア政府が通貨バスケット制を廃して変動相場制に移行したことを失敗と指摘。このままでは原油価格の変動が通貨変動とリンクして、ロシア経済の不安定化が進行すると言う。(2014/12/21 00:30)
遺伝子組み換え/クローン食品
オーストラリア、GM混入率基準を0から0.9%容認へ見直しか
遺伝子組み換えの混入ゼロのオーストラリアの有機基準がEU並みに0.9%のGM汚染を認める方向に動きそうだ。西オーストラリア州の有機農家の認証が隣接農家のGMナタネ汚染により取り消されたことも契機となった。(有機農業ニュースクリップ)(2014/12/20 23:44)
みる・よむ・きく
メドヴェジェフ著「チェルノブイリの遺産」(みすず書房)
チェルノブイリ原発事故を調査検証したメドヴェジェフ著「チェルノブイリの遺産」は1990年に出版された古い本だが、今読むと身近な話に思えてくる。当時はチェルノブイリ原発事故は遠い他人事に思えていたのだったが。チェルノブイリ原発事故では炉心溶融の後、爆発し、放射性降下物がウクライナ、白ロシア、ロシアなどを汚染した。(2014/12/20 23:04)
オバマの米国
ファーガソンの抗議運動とオバマ大統領
ニューヨークタイムズの常連漫画家Chapatteは丸腰の黒人青年が白人警官に射殺されたことに端を発する抗議運動をホワイトハウスのテレビで1人見つめるオバマ大統領を描いている。そこには黒人のミシェル夫人も二人の娘たちもいない。たった一人、ぽつりと椅子に座って呆然としている。(2014/12/20 22:20)
労働問題
香港のユニクロ関連会社でストライキ 警官隊導入の事態も
ユニクロに製品を供給している香港の縫製工場で労働条件をめぐりストライキが発生、12月18日朝、警察が工場に突入し、労働者代表を逮捕し、労働者には製品をユニクロに出荷する事態に発展している。問題の会社は香港資本のアーティガス社で、現在1000人の労働者がストライキに参加している。同社は長年、労働者に社会保険などを提供してこなかった。その上最近、工場閉鎖をし、工場移転をするという疑いがでてきている。こうした事態を受け、香港小売・商業・衣料品製造一般組合(RCCIGU)は中国ユニクロとユニクロ本社にあて、アーティガス社に団交に応じ、誠意をもって対処するよう監督してほしいとの申し入れを行っている。多国籍企業の調査を行っている横浜アクションからの情報をもとにお伝えする。(大野和興)(2014/12/20 21:53)
アフリカ
【西サハラ最新情報】 国際振り込め詐欺に注意! 平田伊都子
2014年12月17日、西サハラ難民政府の一高官から、「助けてくれ!」という緊急メールが入りました。 急病?、冬の大洪水?、難民キャンプが襲われた?、難民がアキム(北アフリカのアルカイダ)に誘拐された?、モロッコが難民の誰かを逮捕した?、、 詳細が書かれていなかったので、色々と思いをめぐらしながら、返信しました。 以下に筆者とメールの送信者との交信を転送します。(2014/12/19 14:26)
コラム
選挙とハリウッドとシナリオライター
オバマ政権が誕生する以前に、アメリカで人気のドラマ「24」シリーズなどで格好いい黒人大統領が登場する場面を何度も目にしました。民主党の期待の新人・オバマ氏が大統領になってもいいように民主党支持の映画プロデューサーたちが数年前から米国人大衆にイメージを刷りこんでいたのではないか、と推測しています。(2014/12/18 22:21)
国際
【北沢洋子の世界の底流】中国のあたらしい戦略的パートナーシップ
11月10〜11日、北京で開かれた「アジア太平洋経済協力(APEC)」首脳会議では、日本のマスコミは、中国のオリンピク並の派手な開会式と安部首相が中国、韓国の首脳とどのように接触するかの報道に明け暮れたようだが、ホストの中国は、ここで何を得ただろうか、よく考えてみる必要がある。 その第1は、中國は、APEC加盟21カ国に「アジア・太平洋自由貿易地域協定(FTAAP)」を承認させたことだろう。(2014/12/17 21:17)
科学
【SMC発】Google も参加する遺伝子検査サービス会社 23andMe がイギリスでサービスを開始
Google社も出資する遺伝子検査サービス会社23andMeがイギリスで事業を開始すると発表しました。民間会社による遺伝子検査は、サービスを提供する会社によって結果が異なる、疾病に関する個人情報を含むことなどから問題視する声もあります。アメリカでは2013年にFDAの警告からサービスが中止されており、国によって対応も様々です。日本では遺伝子検査サービスを受ける前にもう一度考えてほしいと、東京大学医科学研究所の武藤香織教授がチェックリストを作成し、反響を読んでいます。(サイエンス・メディア・センター)(2014/12/16 16:27)
文化
【核を詠う】(169) 波汐国芳歌集『渚のピアノ』の原子力詠を読む(1) 「汚染水天より降るを原発の事故の収束見えぬ長梅雨」 山崎芳彦
今回から福島市在住の歌人である波汐国芳さんの第十三歌集『渚のピアノ』(いりの舎刊、平成26年3月発行)を読ませていただく。この連載の中で波汐さんの作品は、2011年3・11の東日本大震災・福島第一原発事故以後に刊行された歌集『姥貝の歌』(平成24年8月刊)で読み、また波汐さんが編集発行人である季刊歌誌「翔」(歌人グループ「翔の会」)の平成23年4月から26年2月までに刊行された12巻により同グループの歌人の方々の作品と共に読ませていただいた。その波汐さんが「この歌集は、現在における私の呼吸そのものである。」とする『渚のピアノ』を読みうることは、筆者にとっての喜びでもある。「批評の眼をもって時代を視、日常の生活の中から素材を見つけ、それを踏まえて前向きに詩的現実を創造してゆく中に己も起ちあげていくことを自分に課して来ました。それこそ、被災地福島の復興にもつながると信じる」(あとがき)と言う波汐さんの作品群だ。(2014/12/16 16:16)
政治
自公圧勝 「だが改憲は遠のいた」と産経紙が分析する安倍選挙の裏側
衆院選挙は自公の圧倒的勝利に終わった。15日付各紙は選挙結果の解説で溢れたが、その中でもっとも面白かったのは産経の記事だとネットでは評判を呼んでいる。「衆院選は自公で3分の2超の議席を得たが、憲法改正は遠のいた。任期4年で改憲勢力をどう立て直すのか。勝利とは裏腹に安倍の表情は終始険しかった。」というのだ。理由は維新や次世代など改憲勢力仲間の退潮。14日午後10時すぎ、安倍首相は民放番組で「衆院選という、政権選択の選挙で信任をいただいた。アベノミクスは道半ば。慢心せずに丁寧に政策を進めていきたい」と語った上で憲法改正にも触れたが、次期参院選で改憲勢力が3分の2を獲得できる道は逆に遠のいたというのだ。(大野和興)(2014/12/15 14:29)
国際
メキシコ、学生43人の殺害を抗議した人びとを警察が拘束、起訴
(本紙既報)メキシコ南部のゲレロ州の教員養成学校の学生43人が9月26日以来、行方がわからなくなり、殺害された。このことに抗議した11人が警察に拘束され、警官の一方的証言で暴動、警官の殺人未遂の容疑で起訴されている。国際人権団体アムネスティは、これらの人々の釈放と起訴取り消しを求めている。(アムネスティ国際ニュース)(2014/12/12 09:57)
文化
【核を詠う】(特別篇) 歌集『廣島』を読む(10) 「列島にひそかに降りつぐ原子灰にをののきつつ生くる日日をみじめに」 山崎芳彦
歌集『廣島』を読み始めて10回目になるが、『廣島』の短歌作品は、原爆投下による悲惨の中で生き延びることを得た作者たちが、自らの過去の悲惨を語っているだけではなく、あのような惨禍がどのような政治の道筋の中で引き起こされたかをしっかりと認識することを、そのような歴史を再び繰り返すことのないよう訴えているのだと、筆者は読んでいる。そして、詠い、言い残す暇もなく一瞬のうちに殺された十数万の死者の無念をも読まなければならない歌集だと思っている。いま12月14日投票の総選挙戦の最終盤にさしかかっているが、メディアの調査によると、あろうことか現政権与党が議席の三分の二を超すことが予測されるという。現行選挙制度のもとでの議席数が、有権者の総意を反映しないことは明らかだが、この二年間の安倍政権の「政治」を承認し、さらに今後の政権運営、恐らくは許しがたい悪政のための「数の力」を与える結果を考えることは耐え難い。戦争する国への道だからだ。核武装をも危惧する。(2014/12/12 09:44)
中国
人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」 中国の人権派弁護士・浦志強氏らの釈放を求める声明
東京に本拠を置く人権NGOヒューマンライツ・ナウは12月11日、「中国の人権派弁護士・浦志強氏らの釈放を求める声明」を出した。2014年5月、中国の著名な人権派弁護士の浦志強氏ら十数名は、天安門事件から25年となる6月4日を前に、事件の記憶を風化させまいと、北京市内の住宅で内輪の勉強会を開いた。しかし、集会の翌日、浦弁護士を含む集会参加者5人は、騒動を挑発したとして警察に連行された。浦氏を除く4人はその後保釈されたが、浦氏は騒動挑発罪などの罪名で拘束が続いている。(日刊ベリタ編集部)(2014/12/11 13:23)
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