橋本勝21世紀風刺絵日記
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社会
マイナンバー、今日から施行 「政府そのものがプライバシーの脅威になる」
今日10月5日からマイナンバー制度が施行される。さまざまの個人情報がカード一枚に集約されるこの制度は、いったい何が目的で、カードを持つ側にどんなメリットがあるのか、誰もわからない奇妙な制度に変質しつつある。カードに収められたさまざまな個人情報が漏れ出すことはないのかも誰も断言できなし。施行にあたり、特定非営利活動法人情報公開クリアリングハウスがその本質を突く声明を出したので紹介する。(大野和興)(2015/10/05 15:07)
欧州
アフガニスタンの「国境なき医師団」 空爆は米軍の「誤爆」ではなく「襲撃」 国営ラジオ・フランス・アンフォが報道
アフガニスタンでの「国境なき医師団」への米軍の空爆は恐らくは誤爆だと見られて調査が始まったが、この襲撃を米軍が認めたことで、これは自白であるとして戦争犯罪の可能性が指摘されだしていると国営ラジオ・フランス・アンフォが10月3日の午後に報道した。(パリ=飛田正夫)(2015/10/04 23:28)
社会
ネット上で「翁長知事を死刑にしろ」の賛同署名集め 「テロを誘発する」と指摘する声も
ネットで賛同署名を集めることができるChange.orgというサイトがある。本来は「慈善活動や社会を変えるための様々なキャンペーンへのオンライン署名収集および届け出を中心とした社会変革活動支援」(wikipedia)を目的とするサイトだが、そこで「翁長沖縄県知事を死刑にしろ」という署名活動が始まり、ネット上で非難が巻き起こっている。翁長知事の国連での演説が中国に武力を行使させる「外患誘致罪」に当たるという奇妙な主張が展開されている。こうしたキャンペーンが実際に翁長知事に対するテロを誘発しかねない、と危惧する声も出ている。(大野和興)(2015/10/04 15:01)
文化
【核を詠う】(番外篇・戦争法) “暑い夏”の新聞歌壇に読む戦争法詠(1) 「毎日歌壇」(7〜9月)「狼が来るぞと言へばまとまるや 安保論議のやり方憎し」 山崎芳彦
安倍首相は国連の総会をはじめ各種会議での発言、核国首脳との個別会談において、安保法制(戦争法)の成立をさかんに吹聴しながら、日本の国連常任理事国入りの画策をしている。戦争法は米国から歓迎されているが、その他の国々の受止めは一様ではない。その戦争法が日本の主権者の猛反対、憲法学者や元最高裁判事、元法制局長官らの違憲宣告、大きな戦争法反対のうねりを無視して、全国から駆け付けた人びとが国会を包囲して戦争法の廃案を求める中で、主権者の声を聞かない国会議員の頭数のみを力としての強行採決によって「成立」したものであること、自ら「国民の理解は得られていない」と認めている法制であることは、もちろん言うはずもない。これからも安倍首相は、あらゆる機会をとらえて「積極的平和主義」、「国際貢献」、「同盟強化」などを言いながら、戦争法の宣伝を続けるだろう。だが、言えば言うほど、自衛隊、武力の行使拡大への懸念と不信が国際的に広がる可能性も強い。かつての軍国主義日本への記憶を甦らせる国やその国民は少なくないに違いないし疑念を募らせる国も多いだろう。(2015/10/03 21:55)
反戦・平和
挺対協週刊ニュース2015−34号(10月1日発行) 〜欧州キャンペーン in ノルウェー
今週の週刊ニュースはロンドンから送ります。今日、ノルウエーでのスケジュールを終えて、ロンドンに到着しました。明日は英国外務省との面談、アムネスティー本部訪問と、セミナーを皮切りに、ロンドンでのスケジュールを開始します。(2015/10/03 16:07)
反戦・平和
シベリア抑留者支援センターEメイル・ニュース No.31(2015.9.22)
8月を過ぎて、シベリア抑留関係の記事も新聞紙面から激減しました。もっと分散して広く読まれるような工夫・配慮をしていただけないかと毎年感じます。各紙地方版などで若い記者が体験者の話を聞いてまとめた興味深い記事が掲載されていましたが(読売・山形版7/2−10など)、エリアが限定されていたのが残念です。テレビも深夜・早朝枠が多く、あまり観られていないのが実情です。社会的関心が薄いので、そうした扱いになるのか、メディアの扱いが小さいので社会的な関心が乏しいのか・・・。「戦後70年」「抑留70年」、むしろ、これからが本番だと考えています。(2015/10/03 00:11)
核・原子力
【たんぽぽ舎発】「電力需給のピークを乗り切った」本当の理由 もはや右肩上がりの電力需要環境ではない 山崎久隆
東京新聞9月28日号は「電力需給 厳しい日ゼロ」「太陽光 増加 九電も安定 再稼働 揺らぐ根拠」「電力需給、今夏も余力 原発再稼働の根拠揺らぐ」と報じた。節電だけがこれほどの使用量減少は説明が付かない。答えは9電力離れがすすみ、他の電力に顧客が移ったことも、大きく減少した理由であることは間違いない。(2015/10/02 21:48)
沖縄/日米安保/米軍再編
国際環境NGO・FoEジャパン 辺野古埋め立て承認取り消しを支持する署名を呼びかけ
国際環境NGO・FoEジャパンが、翁長知事による辺野古埋め立て承認の取り消しを支持する共同声明への賛同署名を集めている。締め切りは10月8日、賛同署名は個人、団体いずれも可能。(大野和興)(2015/10/02 21:17)
文化
シャルリー・エブドのシリア難民を扱った風刺画について 〜批判に対する作者RISSの反論〜 Ryoka
今週号のシャルリー・エブドで、難民の風刺画に対する批判に複数のメンバーが言及しています。その中でも問題とされる風刺画を書いた張本人のRISSが社説で反論しているので訳しました。 「ソーシャルメディアがまた荒れた。事の発端は砂浜に打ち上げられた幼いアイラン(シリア人難民)に通学かばんを背負わせ「さぁ新年度だ」と題した絵だった。この絵の作者Emmanuel Chaunuエマニュエル・ショニュというイラストレーターがシャルリー・エブドの風刺画家と勘違いされ槍玉に挙げられた。(彼がこの絵を公開した時点で、少なくとも18人のアーティストがアイラン君の写真を元に描いた絵を公開している)(Ryoka)(2015/10/02 14:39)
国際
ND米紙ウィークリーニュース第57号(September 18, 2015) 〜ND(新外交イニシアティブ)注目の外交・安全保障関連ニュース
●目次●/中国海軍の艦艇 ベーリング海の米領海内を通過(NYT 9/4)/安倍晋三首相 自民党総裁に再任(NYT 9/8)/韓国と北朝鮮 離散家族の再会事業を実施へ(NYT 9/8)/ISIS 外国人男性2人を人質か(NYT 9/9)/ロシアがシリアで軍備増強、米国懸念を表明(WSJ 9/9)/米シリア難民の受け入れ枠 1万人に拡大(WSJ 9/10)/(2015/10/02 00:24)
中東
安倍首相はシリア難民受け入れを表明せよ アムネスティが要請
安倍首相は国連演説でシリア難民に対する経済支援に言及したが、記者会見で外国人記者に具体的に何人受け入れるのかを問われて、国内政策の重要性を上げて質問をはぐらかした。人道団体アムネスティ・インターナショナル日本は「経済的人道支援だけでなく、安全に生活する場の提供が求められています」として、安倍首相に日本としてシリア難民を受け入れるよう要請している。日本は難民受け入れにきわめて消極的で、アムネスティによると2014年に5000人に難民申請に対し11人しか認定していない。(大野和興)(2015/10/01 20:43)
橋本勝の21世紀風刺絵日記
249回 国民よ、戦争法案なんて言わせない
ああ、わからない ああ、わからない/安保法制、なんのためなのか/アベちゃんは国民の命と平和な暮らし守るためと言うけれど/本当にそうなのかはわからない/アベちゃん自身だって本当をいえばわからないのでは(2015/10/01 20:24)
アフリカ
【西サハラ最新情報】国連総会一般討論演説で西サハラ支援 平田伊都子
2015年9月28日から第70回国連総会一般討論演説会で各国の首脳が、アピールしました。 その中で、アフリカの首脳たちが<西サハラ紛争>の早期解決と<西サハラ民族自決権>の早期行使を強く要請しました。 先進国の首脳たちが姦しく自己主張をし外交取引をする中で、他の民族の自由と解放を願う一途な首脳たちの言葉は爽やかです。 「みんなストレンジャー(よそ者)だった」と、オバマが、「みんなフォリナー(外国人)だった」と、ローマ法王が言ってます。日本では、「袖振り合うも他生の縁」という言葉があります。 以下に、演説の順番に、ナイジェリア大統領、南アフリカ大統領、ジンバブエ大統領、ナミビア大統領、タンザニア大統領の言葉を紹介します。(2015/10/01 13:39)
核・原子力
オリンピックの陰で 住宅支援の打ち切り、帰還の推進で追いつめられる福島の人々
安倍首相が「福島は収束している」と高らかに宣言して招致した2020年の東京オリンピック。昨日は野球やソフトボール、空手などの追加競技が選定されたとして世の中が沸いている。しかしその陰で、故郷を離れて避難生活を続ける10万人の人々がいる。暮らしを取り戻すことができずにいる避難者にとってオリンピックは遠い。被害があったことが忘れ去られ、なかったことにされることが悔しいという。そんな彼らに政府は「事故から4年経って新たに避難する状況にない」として、避難先での住宅支援の打ち切りを決め、避難者に帰還を勧めている。避難者はさらに追い詰められている。(上林裕子)(2015/09/30 15:43)
みる・よむ・きく
大治朋子著「アメリカ・メディア・ウォーズ 〜ジャーナリズムの現在地〜」
毎日新聞記者の大治朋子氏が書き下ろした「アメリカ・メディア・ウォーズ〜ジャーナリズムの現在地〜」(講談社現代新書)は経営的に苦境に立たされ、四苦八苦ししているジャーナリズムの試行錯誤をルポしながらも、希望をも感じさせてくれた一冊。(2015/09/30 00:21)
新宿・地下に大黒猫
東京・新宿の地下構内に大きな黒猫の姿が・・・。(2015/09/29 23:52)
文化
インタビュー
音楽にかける青春 フランク・ルッソ(Franck Russo 29歳)「プラハの春」に入賞 クラシックに限らず幅広い音楽に挑戦中のパリの新進演奏家 J'ai toujours aimé les projets originaux et m'exprimer de toutes les manières possibles. (Franck Russo)
クラリネット演奏家のフランク・ルッソさん(Franck Russo, 29)は今、パリで活躍中の新進音楽家です。今年の5月には「プラハの春」クラリネット国際コンクールで3位に輝きました。クラシック音楽だけでなく、実に幅広い挑戦を続けているルッソさんに、これまでの音楽修行や今後の活動などについてお聞きしました。Q 今、どこに住んでいますか A 僕はパリ国立高等音楽院に進学して以来、パリに住んでいます。パリは信じられないような都会で、とくに芸術家にとっては発展を遂げるにはなくてはならない場所だと思います。この街で多くの大切な人に出会い、彼らのおかげで今日の自分があるのだと思っています。音楽の教授たち、友人、そして共演仲間たち。演奏仲間たちとは本当に親友になって、いくつものプロジェクトを実現できました。(2015/09/27 15:25)
みる・よむ・きく
「西洋政治思想史」(佐々木毅、鷲見誠一、杉田敦 共著) 知の蛸壺から出て、政治学の歴史を一望できる好著
北樹出版から出ている「西洋政治思想史」は東大を中心とする主流派の政治学者が書き下ろした政治学史です。通説の政治学の概略が本書を一読すると得られます。著者は佐々木毅、鷲見誠一、杉田敦の3人の政治学者。著者が前書きに書いているとおり、本書はプラトンやアリストテレスなどの古代ギリシアの政治思想から、中世、近代を経て、さらにハバーマスやアドルノ、ホルクハイマー、アレントなど現代の政治哲学者や社会学者まで、広く対象にして俯瞰しており、その説明も簡潔ながら、非常にわかりやすく、読者が噛めば噛むほど含蓄がある本です。(2015/09/26 18:22)
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