橋本勝21世紀風刺絵日記
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米国
白人警官による黒人の殺人、黒人らの暴動と米大統領選 〜人種対立が深まると優位に立てる共和党〜
ミネソタ州ミネアポリスで、白人警官が黒人の容疑者を膝で首を地面に押し付けて窒息死させた件で、怒った人々による暴動に発展しただけでなく、各地で抗議運動を呼び起こしています。なぜ撮影されていることが薄々わかっていながら警官たちが殺人をやめなかったのか、その動機とか心境が理解を超えるものでした。もちろん、そうした事件は過去にも多数起きています。しかし、この殺人を見ると、容疑者が無抵抗になっているのは明白で、殺すほどの制圧の必要性は映像では見ることができません。実際、4人の警官は懲戒解雇処分を受けました。解雇されることが予想できなかったのでしょうか?それともそれを上回る何かのメリットがあったのでしょうか?(2020/05/29 21:01)
環境
PARCが翻訳制作中 映画『ボルネオ事件―熱帯林を破壊するダークマネー』 奥村勇斗(NPO法人 アジア太平洋資料センター)
NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)では、クラウドファンディング・キャンペーン「日本とアジアの森林を持続可能に―2つの映像作品の制作プロジェクト」を行っている。日本の森林を守ることと、アジアの森林を守ることが、どう関わっているのか。以下では、プロジェクトで制作中の翻訳ドキュメンタリー映画『ボルネオ事件―熱帯林を破壊するダークマネー』(仮)の内容紹介を兼ねて、ふたつの課題のつながりを提示したい。日本は、国土の約7割を森林が占める世界有数の森林大国である。だが、1960年に木材輸入を自由化して以来、木材自給率は減少を続け、1990年代から2000年代にかけては国内消費量の7割以上を輸入木材でまかなっていた。(2020/05/29 17:22)
政治
小池都知事よ、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典への嫌がらせをやめよ 澤藤統一郎(さわふじとういちろう):弁護士
小池百合子・小池都政にガマンがならない理由のひとつに、その頑なな歴史修正主義の姿勢がある。浜矩子が言うとおり、「安倍政治と小池政治は全く瓜二つ」である。かつての日本が近隣諸国の民衆に何をしてきたかについて、真摯な認識の意欲をもっていない。口先だけはダイバーシティ(多様性)を標榜しながら、民族的少数者への配慮はない。ヘイトスピーチをこととする人物や集団を拒絶する潔癖さがない。その象徴的な出来事が、「9.1関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」への対応である。(2020/05/29 15:51)
米国
ミネアポリスで黒人が警察官に衆人環視の中、殺される
インターネットである衝撃的映像がアクセスを集め話題になっていた。アメリカのミネソタ州、ミネアポリスの路上で白昼、白人のイケ面の警察官によって黒人男性が地面に押さえつけられている。首に警察官の膝が押し当てられ「息ができない」と言っているのだ。しかし、警察官は一向、その声に耳を貸すことなく、さっきまで苦しみを訴えていた黒人が全然動かなくなってしまう。周囲の人々はこの様子に疑問の声が上がり、早く起こしてパトカーに乗せて連れていけと言っているようだ。これは警察車両の脇で起きた出来事で、現場にミネアポリスの警察官が4人いた。1人は黒人を地面に押さえつけて殺した実行犯である。一人は周囲の人垣の前に白人警官を隠すような形で立ちふさがるアジア系の警察官。残り二人は裏側にいた模様。(2020/05/29 15:18)
司法
なぜ少年法適用年齢の引下げ反対なのか(2)現行法の有効性と目的が見えない安倍政権の短慮 伊藤一二三
なぜ、少年法適用年齢の引下げに反対する意見書が出るのか、その背景事情についての報告を続けたい。なお、現行少年法による、家庭裁判所でのケースワークに基づく教育的措置や、裁判官の審判による少年院送致、保護観察といった決定について、伝統的な法律用語では『保護処分』と呼ばれてきた。この『保護処分』という言葉が、一般には「甘やかし」といった誤解を生んできた面は否定できない。しかし、前回も報告したように、「刑罰に代えて教育を」という少年法の理念は、再犯防止を図る上でも極めて重要で、実態として、甘やかしではなく刑罰以上に厳しい面がある。(2020/05/29 11:51)
政治
東京都知事選は日本の未来を分ける選挙になるだろう〜問われる野党共闘の真価〜
2014年と言えば日本が戦後初めてファシズムに転換した年であると以前、書きました。この年に何が起きたかと言えば内閣人事局が設置され、内閣が人事を通して官僚を支配することが可能になったことと(これが検察トップの人事問題にもつながっている)、さらにNHKの安倍首相べったり報道の甲斐もあり、安倍政権が長期政権になる土台となった年でした。この節目となる2014年の幕開けを飾ったのが1月公示の東京都知事選です。この時、野党支持者や浮動票の票が細川護熙元総理と宇都宮健児に割れ、安倍首相が率いる与党の自公が推薦した舛添要一元厚労相が選出される結果となりました。(2020/05/28 16:55)
司法
なぜ少年法適用年齢の引下げ反対なのか(1)実態を無視した「改正」審議 伊藤一二三
少年法適用年齢を20歳未満から18歳未満に引下げる必要はないという、元裁判官有志177名による意見書は、2019年9月の元家庭裁判所調査官有志(297名)による意見書、同年10月の元少年院長有志(77名)による意見書に続くものである。なぜ、こうした意見書が法務省(法務大臣)に提出される必要があるのか、その背景事情について報告したい。(2020/05/28 10:20)
司法
元裁判官有志が「少年法適用年齢の引下げ反対」の意見書 法務省に「歴史の批判に耐える審議」望む
2020年5月26日、少年法の適用年齢を引下げる「改正」に反対する元裁判官有志177名による意見書が法務省(法務大臣)に提出された。現時点で名前が公表されたのは、呼掛け人の9名だけであるが、追って177名全員の名前が公表される予定である。このなかには、元高裁長官5名、元家庭裁判所長74名、最高裁家庭局OBなど、幅広い元裁判官が含まれ、現行少年法の理念と再犯防止機能が有効であると訴えている。先に、検察庁法「改正」に関し、元検察官OBや元特捜検事OBによる反対意見書が出され、法案審議に少なからぬ影響を与えたのと同じく、元裁判官による反対意見書は前代未聞のことであり、今後の影響力が注目される。意見書はコンパクトなものであり、参考までに全文を紹介したい。(伊藤一二三)(2020/05/28 10:11)
検証・メディア
新聞労連は選挙当日の自民党の選挙広告について見解を出してほしい メディアはスポンサーを批判できるのか?
今回、黒川検事長と違法の賭けマージャンを朝日と産経の記者が繰り返していたことが発覚した問題で、新聞労連は「賭け麻雀」を繰り返さないために、という声明を出しました。そこでは次のように結ばれています。<「賭け麻雀」は市民や時代の要請に応えきれていない歪みの象徴です。 次世代の記者が同じような歪みを我慢し、市民からの不信にさらされないように、各報道機関の幹部には体質の転換に向けた具体的な行動を強く求めます。>(2020/05/27 19:46)
政治
れいわ新選組の山本太郎代表が警鐘【火事場ドロボー 農業を売り渡す?の巻 ロングバージョン】れいわ新選組 代表 山本太郎 #種苗法
れいわ新選組の山本太郎代表が政府の農業政策について、警鐘を鳴らしています。以下はYouTubeにUPされています。種苗法に関して解説しています。これは種子法を廃止し、グローバルなアグリ企業(バイオメジャー)などに日本の公的機関が持っていた種子に関する知見を提供させようという法案。(2020/05/26 21:28)
教育
八ヶ岳山麓から(313) コロナ明け、公立学校はボロボロになる 阿部治平:もと高校教師
先日江澤隆輔氏の『先生も大変なんです』(岩波書店、2020・3)を読んだ。結論を一口で言えば、これは大学生に読まれれば読まれるほど、教員志願者は減るであろうという本である。書かれている内容は、主に小中学校の教員のおかれている状況で、私が教員現役時代経験しなかった新しい困難な問題を含んではいるが、すでに類書が指摘している学校教育の課題とおおきな違いはない。学校の実態は依然「ブラック企業」そのもので、「危険・きつい・汚い」の3K職場である。(2020/05/26 20:10)
政治
TVスポンサー法の制定を 3 民放と言えども公共性がある
TVスポンサー法案の提案シリーズ3回目です。この法案は消費者が商品を買ったり、サービスを買ったりする際に、それらの提供企業がどのようなTV番組のスポンサーになっているか、そして、その費用の上乗せ分を消費者が負担するかどうかの選択肢を得ることができることを狙いにしています。つまりは、対象となる番組は民放です。(2020/05/26 16:21)
アフリカ
【西サハラ最新情報】 <明けの祭り>恩赦は西サハラ政治囚になし 平田伊都子
2020年5月24日、西サハラ難民キャンプでも西サハラ・モロッコ占領地でも、断食月が明けて三日間のイード・アル・フィトル(明けの祭り)が始まりました。 晴着を用意できない難民たちは衣類をきれいに洗い、散髪をして身だしなみを整え祭りを迎えます。 クリクリ坊主の子供たちはテントからテントへ、お菓子を貰いにまわります。 が、今年の<明けの祭り>は緊急事態宣言が出されていて、子供たちの当てが外れたようです。 当てが外れたと言えば、毎年子どもたちが楽しみにしている、ヨーロッパ各地NGO招待の<一か月の夏休み>も、中止になってしまいました。(2020/05/26 10:12)
みる・よむ・きく
最近読んだ本 石井好子著『パリ仕込みお料理ノート』 スギハラ シズカ
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』の著者石井好子さんは、パリにてシャンソン歌手としてデビューューし、数々の料理エッセイも出しています。読んでいると本当にこの方は食べることとお料理が好きなんだろうなと思う。本当に美味しそうでいい匂いがしてくる感じ。気取った料理ばかりではなく等身大。でも高カロリーそうなので、ご用心(2020/05/25 23:39)
コラム
小池百合子さん、あなたは知事にふさわしくない。 澤藤統一郎(さわふじとういちろう):弁護士
お騒がせ検察官・黒川弘務の趣味は、「犬の散歩と麻雀とカジノ」だそうだ。「犬の散歩」は結構だが、「麻雀とカジノ」はいただけない。この人、休日にはマカオや韓国にカジノに出掛けることもあるとか。また、朝日新聞広報部の発表では、同社の社員が、緊急事態宣言が出た後に、黒川と計4回、金銭を賭けてマージャンをしていたことを認めたという。朝日の社員とだけ、賭けマージャンをしていたわけでもあるまい。実はこの人の賭マージャンには常習性があるのではないか。また、この人、ギャンブル依存症というべきではないのか。(2020/05/25 20:51)
教育
コロナで苦しむ全ての学生への差別ない給付実現を〜NGOが声明発表
文部科学省は5月19日、新型コロナウイルスの影響で生活が困窮する大学生などに対する支援策として「『学びの継続』のための学生支援緊急給付金」創設を発表した。この給付金に関し、「移住者と連帯する全国ネットワーク」や「外国人人権法連絡会」などのNGO5団体は25日、共同声明を発表。声明では、日本で学ぶ全ての学生への差別ない給付実現のため、留学生にのみ成績要件を課すといった差別的対応の撤回や、朝鮮大学校など全ての高等教育機関で学ぶ学生への対象拡大などを求めている(村田貴)(2020/05/25 13:18)
コラム
嘘をついていた安倍首相 賭けマージャンの黒川氏の処分をめぐり 近代国家ではなかった日本
共同の記事で、検事長だった黒川氏の処分をめぐり、安倍首相がまた嘘をついていたことがわかった。安倍首相は前回の記事では黒川氏の処分について森雅子法務大臣から処分の内容を聞いて、承認したかのようなベクトルになっていた。ところが、実際には違っていたことが新たに浮上している。それは法務省が検事長だった黒川氏のマージャン賭博を重く見て、懲戒にする決断をしていたところへ、首相官邸が介入して、大変軽い訓告に軽減させた、ということである。これが事実であれば重大な事件である。(2020/05/25 11:57)
みる・よむ・きく
講談社 「英語で読む日本国憲法」 ~ 保守という言葉の本質を考える〜
日本は1980年代の円高で外国旅行の機会が増え、企業の海外進出も増えたことなどを背景に、講談社から1990年代に一連の日本語と英語のバイリンガルの本が出版されました。日本の事象や社会・行政などを英語でどう表現すればよいのかが参照できる画期的な事件でした。このシリーズの1冊に「英語で読む日本国憲法」があり、日本国憲法が勉強できるだけでなく、英語でどう表現できるかも記されていて、一石二鳥の本です。しかも、「英語で読む日本国憲法」は単に憲法のテキストとその英訳だけでなく、ところどころに様々な写真や資料が挿入されていて、退屈せず、豊かにいろんなイメージを自分の中で持ちながら読んでいけるように編集者の工夫が垣間見えるのです。(2020/05/24 13:54)
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