橋本勝21世紀風刺絵日記
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みる・よむ・きく
芳沢光雄著「新体系 高校数学の教科書(上下)」
数学者の芳沢光雄氏が講談社のブルーバックスというシリーズから出している「新体系 高校数学の教科書(上下)」は文系に進んで、数学と縁遠くなった社会人がもう一度、高校の数学全体を復習するにはもってこいの2巻本だ。本書が初めて出版されたのは2010年だから、およそ10年前にあたる。上下巻の構成は以下のようになっている。(2021/02/04 23:52)
アジア
「アウンサンスーチー」か「アウン・サン・スー・チー」か メディアの表記不統一が意味すること
ミャンマーの国軍クーデターの報道で、気になることがないだろうか。自宅軟禁されたアウンサンスーチー国家顧問兼外相の人名表記が統一されていないことだ。メディアによって「アウンサンスーチー」と「アウン・サン・スー・チー」に分かれている。なぜなのか、どちらが正しいのか。些細なようで大切なことなので、あらためて確認しておこう。(永井浩)(2021/02/04 20:30)
国際
【西サハラ最新情報】 西サハラ女ガンジーがノーベル平和賞にノミネート 平田伊都子
「女ガンジー」と仇名されるモロッコ占領地・西サハラの平和活動家アミナト・ハイダル女史が、ノーベル平和賞にノミネートされました。 アミナト女史は以前にもノーベル平和賞にノミネートされたことがあります。 アミナト女史の武器は「断食」で、断食名人無抵抗平和主義者のマハトマ・ガンジーに並び称されています。 因みにマハトマ・ガンジーは、1937年、38年、39年、47年、そして、48年1月に暗殺される直前にもノーベル平和賞にノミネートされました。 が、ガンジーはノーベル平和賞を貰えませんでした。(2021/02/04 19:18)
反戦・平和
軍学共同反対連絡会 News Letter No.52
2月3日、大学教授や研究者などで構成される軍学共同反対連絡会(連絡会)による「News Letter」(No.52)が発表された。(藤ヶ谷魁)(2021/02/04 14:57)
みる・よむ・きく
岩波ジュニア新書「天文学入門 星・銀河とわたしたち」
今年の正月に何冊か、科学入門や高校の数学のやり直し用の本を読んだことを以前、書きましたが、岩波ジュニア新書「天文学入門 星・銀河とわたしたち」(嶺重慎・有本淳一編著)もその1冊です。この本もまた私に衝撃を与えたのでした。まずは、天文学がこんなにワクワクする面白いものだったことを痛感させられたことと、その理由として、2つ挙げられることです。まずは、生命の起源が天文学と結びつけられていることで、生命の起源だけでなく、霊長類の進化の歩み、大気組成の変化、元素の周期表とその起源についても触れられています。つまり、物理から化学、生物学などのサイエンスが総合される形になっています。そして、もう1つの面白さは、大量の天文写真がカラーで掲載されていたことです。読んでいると、天文観測台に行きたくなるはずです。(2021/02/04 04:33)
文化
【核を詠う】波汐國芳歌集『虎落笛(もがりぶえ)』を読む(3)「原発のメルトダウンに葉牡丹の巻き戻しても癒えぬ町はや」 山崎芳彦
波汐國芳歌集『虎落笛』からの抄出作品(筆者の抄出)を、前回に引き続いて読み、今回が最後になるのだが、前回の標題に掲出した作品に誤りがあったことを、まずお詫びしなければならない。「人類の危機を詠むわれ 人類を惑わすとして捕えらるるや」を、「人類の危機を読むわれ 人類を惑わすとして捉えらるるや」と誤記してしまった。「詠む」を「読む」に、また「捕えらるる」を「捉えらるる」と誤ってしまったこと、作者とお読みいただいた方々に心からお詫び申し上げます。また、筆者の文章のなかにも、8行目「企らんで」が「企蘭で」に、「核拠点」が「各拠点」に誤記されてもいる。その他にも誤記があることを怖れずにはいられない。ひたすらにお許しを願うしかないし、これから、掲載させていただく作品の抄出、入力作業に誤りのないよう厳しく自戒していかなければならないと反省します。(2021/02/03 19:08)
アジア
スーチーさん、4度目の自宅軟禁 よみがえるミャンマー国民の軍政への恐怖
「ネピドーにいらしたら、私が案内しますよ」。アウンサンスーチーさんは2013年4月の来日のさい、私にそう約束してくれた。そのミャンマーの首都で、国家顧問兼外相の彼女は今月1日に起きた軍のクーデターによって自宅軟禁された。4度目の自宅軟禁である。私は、彼女が最初の軟禁から解放された翌年の1996年に、最大都市ヤンゴンでこの民主化運動の指導者に会ったときの状況にタイムスリップしたかのような思いにかられた。それとともに、軍政にたいする市民の恐怖と憎悪の表情がよみがえってきた。(永井浩)(2021/02/03 14:19)
アジア
スー・チー氏らの拘束に強い懸念〜NPO法人が声明を発表〜
2月1日、ミャンマーでアウン・サン・スー・チー国家顧問や与党「国民民主連盟」(NLD)幹部らが国軍に拘束されたことを受け、特定非営利活動法人「メコン・ウォッチ」は日本政府に対し、真の民主化が確立されるまで、同国へのODA 支援の見直しを求める声明を発表した。(藤ヶ谷魁)(2021/02/03 12:18)
遺伝子組み換え/ゲノム編集
厚労省 GM添加物2品目を承認 18品目が手続き中
厚労省は2月1日、遺伝子組み換え微生物を使った遺伝子組み換え添加物2品目を承認した。承認されたのは、オランダのDSMのグルコースオキシダーゼ(製パン及び製菓工程における生地の柔軟性改善)と米国のダニスコのキシラナーゼ(パン生地の品質向上)の2品目。食品安全委員会は12月22日、この2品目について「ヒトの健康を損なうおそれはない」とする評価書を決定していた。(有機農業ニュースクリップ)(2021/02/02 21:12)
検証・メディア
日韓関係改善のためにムン・ジェインに行動を要求するマスメディアの常識を疑う Bark at Illusions
大日本帝国時代の強制労働被害者に関する韓国のムン・ジェイン大統領の年頭記者会見での発言に、日本政府やマスメディアが注目している。会見でムン・ジェインが、「徴用工」訴訟で差し押さえられている被告日本企業の資産が「強制執行」によって「現金化」されるのは「望ましくない」と述べたことや、戦時性奴隷制度に関する2015年の「日韓合意」は「公式合意」だと認めたことなどから、三権分立の原則や被害者の人権を重視してきたこれまでのムン・ジェインの方針が変わったのではないかと期待しているからで、日本政府やマスメディアは、日韓関係改善のためにはムン・ジェインが言葉だけでなく、実際にそれを行動で示す必要があると主張している。(2021/02/02 19:08)
コラム
コラム
<追分だより>:「3・11」から東京五輪へ ウソと出まかせ、ゲス発言のオンパレード
東日本大震災の「3・11」からまもなく10年。福島原発事故は「アンダーコントロールされている」との安倍首相の虚言とともにぶち上げられた、東京五輪がせまっている。新型コロナの猛威で開催が危ぶまれているにもかかわらず、菅首相は「五輪はやる」と言い募っている。そのコロナで陽性が出た石原伸晃元自民党幹事長は、3万人超の自宅待機者を飛び越えて即入院。石原といえば、環境相だった2014年、原発事故の除染で出た汚染土の中間貯蔵施設の建設をめぐる地元住民との調整で、「最後は金目でしょ」とのゲス発言で住民の気持ちを踏みにじった御仁である。「うそを言ったらいかん。国民もだまされたらあかん!」とこのミニコミ誌はうったえる。(2021/02/02 13:20)
国際
ミャンマーのクーデター、日本政府は今度こそ民主化支援を惜しむな バイデン米政権はスーチー氏らの解放求める
ミャンマーの国軍は1日、アウンサンスーチー国家顧問兼外相らを拘束、政権を奪取した。米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は「ミャンマーの民主主義制度への強力な支援を継続する」と表明、スーチー氏ら政権幹部の解放を軍部に求める声明を発表した。日本の加藤勝信官長官は会見で、「当事者が対話を通じて平和裏に問題を解決することが重要と考えている」と述べただけだった。日本政府はつねに日米両国は同じ価値観で結ばれていると強調しているのに、このアジアの国の民主主義の危機には足並を揃えようとしないのはなぜなのだろうか。(永井浩)(2021/02/01 21:23)
橋本勝の21世紀風刺絵日記
357回 地球憲法で差別をなくそう
その星には 豊かでブクブク太った人と貧しくて ガリガリにやせた子がいる(2021/02/01 20:05)
欧州
自由を手に入れるために、島を造った男〜チャオ!イタリア通信
コロナウィルスのために映画館が閉鎖され、我が家はもっぱらネットフリックスやAmazonプライム・ビデオで映画を見ています。イタリアはほぼ1年間映画館が閉鎖されっぱなしなので、新作映画はこういった動画配信サービスを利用して公開されています。 最近、ネットフリックスで見たイタリア映画「L'ncredibile storia dell'isola delle rose」(訳「ローズ島の信じられない話」)は、タイトル通り本当に”信じられない”と思わず口走ってしまうような、でもイタリア人らしいような、本当に起こった話です。(サトウ・ノリコ=イタリア在住)(2021/02/01 17:43)
みる・よむ・きく
神崎洋治監修「プロが教えるデジタル一眼カメラのすべてがわかる本」(ナツメ社)
ナツメ社から出版された神崎洋治監修「プロが教えるデジタル一眼カメラのすべてがわかる本」には「史上最強カラー図解」と銘打ってあって、確かに史上最強と名乗っても誇大広告とは思えない。最近、僕は手持ちのビデオカメラを買い替える必要があって、カメラ店に入って、いろいろ見たり、店員に聞いてみたりした。しかし、最近のデジタル技術の進歩に伴い、技術についてわからないところが多々あることに気づいた。たとえば、店員にSONYのビデオカメラの説明を聞いていて、CMOSイメージセンサーというものが何か、筆者には知識がなかったし、さらにその発展型のExmorについてはさらにわからない。(2021/02/01 10:39)
検証・メディア
ソウル中央地裁の画期的な判決を不当扱いする日本政府とマスメディア Bark at Illusions
大日本帝国時代の日本軍性奴隷制度の被害者が日本政府に対して損害賠償を求めていた裁判で、韓国のソウル中央地裁は原告の訴えを認め、日本政府に賠償を命じた。日本政府の損害賠償責任を初めて認めた画期的な判決は、人権を重視する市民感覚からすると極めて常識的なものだが、日本のマスメディアは、「断じて受け入れることはできない」と反発する日本政府と歩調を合わせ、不当判決としてこのニュースを伝えている。(2021/01/31 21:09)
文化
フランスで枯葉剤裁判が始まった 映画『花はどこへいった』とベトナムの村歩きで遭遇したこと
フランスでベトナム戦争で使われた枯葉剤の裁判が始まったという知らせが、国際有機農業映画祭の運営委員仲間のレジーヌ(Regine、在フランス)さんからあった。「ベトナム戦争中に何百万人もの人々を毒殺した落葉剤に対する裁判が、1月25日(月)フランスで始まります。犠牲者の一人TranToNgaさんは、長年戦ってきました。2014年にBayer-MonsantoやDowChemicalを含む多国籍企業を告訴しましたが、裁判が延期されてきました」とある。その裁判がようやく始まったのである。国際有機農業映画祭では2012年に枯葉剤の悲劇を描いた『花はどこへいった』を上映した。その前、ぼく自身はアジアの村歩きの中で訪れたベトナム中部の少数民族も村で枯葉剤による汚染に遭遇。その後ダナンにある枯葉剤被害者救援センターを訪れたことがあった。映画を紹介しながらその折のことを書いた当時の原稿をストレージから引っ張り出した。以下に再掲する。(大野和興)(2021/01/29 22:21)
米国
米新大統領就任 日本に与える影響は
1月20日、米大統領選挙で当選が確定したジョー・バイデン候補が正式に大統領に就任し、新政権をスタートさせた。同日行われた就任演説でバイデン氏は、6日の米連邦議会議事堂の襲撃事件について触れ、「“平和的”な手段で政権交代が行われるべく、数日前と同じ場所にこうして集まることができた」「民主主義は貴重なものだと学んだ」と、平和と民主主義の重要性を語っている。(岩本裕之)(2021/01/29 02:55)
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