橋本勝21世紀風刺絵日記
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検証・メディア
YouTubeチャンネル「フランスを読む」を立ち上げてみて
近年、YouTuberという職種が生まれて、若者の憧れの職業になっていると聞きます。YouTubeに自分のチャンネルを作って様々なテーマのコンテンツを自由に発信する、という映像コミュニケーションが発展しています。番組のチャンネルと言えば、かつてなら大資本を持つ放送局にしか不可能に思えたものが、今や小型ビデオカメラとパソコン編集の一式があれば誰でも可能になったのです。その背景にはYouTubeの動画のクオリティが、ここ数年で飛躍的に良くなってきたという通信インフラの進化があります。10数年前まではYouTubeと言えば画質の良くないコンテンツの代名詞ですらありました。ですからその画質の飛躍的向上は広告産業も大きな影響を受けていますし、非営利的なコンテンツにとっても、YouTubeを活用する意義が増しています。(2021/12/29 11:22)
国際
労働のUber化(Ubérisation)と闘うレイラ・シャイビ(Leïla Chaibi)欧州議会議員
今月9日、欧州委員会でIT企業のプラットフォームを介して単発で仕事を請け負う労働者たち=いわゆる「ギグワーカー」を一定の条件があれば雇用された労働者と見なす法案が作られました。施行までは欧州議会加盟諸国と欧州議会の議論をまだ経る必要があるとのことですが、労働者の生活条件の救済にはプラスに働く画期的な制度となりそうです。服装などを統制したり、労働時間を統制したり、報酬の水準をIT企業側が定めたりしているなど、5つの条件のうち2つの条件を同時に満たせば雇用関係があると見なされ、最低賃金や社会保障などの対象となります。欧州で400万人が雇用者と見なされるとの推定があります。(2021/12/26 15:39)
国際
【西サハラ最新情報】 「年を越す国連和平工作の失敗」 平田伊都子
クリスマス直前の国連事務総長定例記者会見で、明るい笑顔と明るい声のファラファン副報道官が数々の国連失敗談を報告しました。 新型コロナウィルス変異株オミクロンの感染者が激増するニューヨークの国連本部では、再び在宅勤務が始まったようで、副報道官はこのところリモート記者会見をしています。 国連事務総長自身は、年に2、3度しか出席しません。(2021/12/26 14:49)
国際
1973年のチリのクーデターの背景 アジェンデ大統領就任後50周年で公開された米公文書からニクソンとキッシンジャーのチリ経済攪乱指令が明らかに
チリでガブリエル・ボリッチによる左派政権が誕生して間もないですが、この政権はピノチェット将軍によるクーデター以後に米国の肝いりで導入された新自由主義を打倒すると宣言したばかりです。こんな風に挑発的な発言をしたら、またCIAが謀略を企てるのではないかと危ぶむ人もいるのではないでしょうか。実は昨年がちょうど1973年のクーデターで自殺に追い詰められたアジェンデ大統領の1970年の就任から50周年にあたっており、ジョージワシントン大学が米公文書を公開しています。1970年の時点でキッシンジャー国務長官とニクソン大統領がチリ経済を攪乱して、ピノチェット将軍のクーデターにつながる作戦を指令していたことが文書で明らかになりました。(2021/12/26 06:42)
医療/健康
オミクロンはデルタと同じように重症化する可能性も 南アの研究チームが発表
南アフリカの研究チークが「入院すると、オミクロンではデルタと同じように重症化する可能性があった」と発表した。世界のジャーナリストに科学情報を発信している<SMC>(サイエンス・メディア・センター)が12月23日に報じた。(大野和興)(2021/12/25 15:00)
アジア
「ミャンマー国軍への日本からの資金流入を断て!」市民団体が政府への緊急署名開始
日本の市民団体が、「ミャンマー国軍の暴挙を止めるために、日本からの国軍への資金の流れを止めてください」と日本政府に訴える緊急署名を開始した。2月1日の国軍クーデターに抗議して民主主義の回復を求めて立ち上がったミャンマー市民に対する国軍の残虐な弾圧で、現在までに1300人以上が犠牲となっている。欧米諸国などは国軍への経済制裁を強化している。だが日本政府は、日本のさまざまな公的資金が国軍の資金源になっているにもかかわらず、「最善の策を総合的に検討中」と繰り返すだけである。(2021/12/25 11:45)
国際
チリで学費無料化闘争のリーダー(35歳)が大統領に選出される
チリで大統領選挙があり、極右候補のホセ・アントニオ・カスト氏(55)を打ち破った左派の最年少、35歳のガブリエル・ボリッチ大統領が誕生しました。35歳というのは法律上立候補できる最年少の年齢です。CNNによるとボリッチ氏は10年前に学費無料化闘争でリーダーだった学生ですが、日刊ベリタではその当時、チリの学生運動を報じていました。以下は2010年の記事の抜粋です。「教育の機会均等を求める世界の学生たち・・・(村上良太)(2021/12/23 13:41)
中東
市民団体が学習会〈つくられる脅威、忍び寄る戦争〜国際ボランティアがアフガン、パレスチナ、北朝鮮の経験から考える〉を開催
憲法問題などに取り組む市民団体「許すな!憲法改悪・市民連絡会」(市民連絡会)は12月18日、学習会〈第157回市民憲法講座 つくられる脅威、忍び寄る戦争〜国際ボランティアがアフガン、パレスチナ、北朝鮮の経験から考える〉を都内で開催した。学習会では、日本国際ボランティアセンター(JVC)の今井高樹代表理事が講師を務め、緊迫するアフガニスタン、パレスチナ、北朝鮮情勢を例に挙げながら、戦争ではない「対話による外交」の必要性を訴えた。(藤ヶ谷魁)(2021/12/22 15:59)
検証・メディア
米国政府の言論弾圧に沈黙するマスメディア Bark at Illusions
オスロのノーベル平和賞受賞式で「表現の自由」が祝福された同じ日に、ロンドンでは英国の高等法院(高裁)がウィキリークス創設者であるジュリアン・アサンジの米国への送還を認める判決を出した。米国政府は同国の戦争犯罪などを公にしたアサンジを “スパイ容疑” などで起訴し、英国政府に対して彼の身柄引き渡しを要求していた。判決が出たその日はまた、権威主義から民主主義を守るための“民主主義サミット”が米国政府主催で開催されていた日でもあった。なんという偽善に満ちた世界に我々は住んでいるのだろうか。(2021/12/20 09:14)
国際
【西サハラ最新情報】 「オミクロンがモロッコとアルジェリアにも、難民キャンプには?」 平田伊都子
<オミクロン>って、何ですか? <デルタ>って、何ですか? <アルファ>って、何ですか? <オミクロン>の次は、何ですか? 新型コロナウィルス変異株の名前はWHOに独占させず、一般公募にしませんか?(2021/12/19 17:07)
文化
コロナ時代に再読したジャン=フィリップ・トゥーサン著「浴室」〜 YouTubeチャンネル「フランスを読む」から〜
ジャン=フィリップ・トゥーサン著「浴室」」(La salle de bain)が日本で翻訳出版されたのは1990年1月。バブル崩壊と同時に、冷戦終結、そして平成の始まりという節目の時期でした。「浴室」は野崎歓氏の最初の翻訳でしたが、「浴室」の大ヒットを受けて、野崎氏は「ムッシュー」や「カメラ」「ポートレイト」など、次々とトゥーサン作品を翻訳しました。しかし、21世紀に入ると、時代が変わり、トゥーサンを知らない世代が生まれ、残念なことにトゥーサンは日本の若者から遠い作家になってしまったのでした。もちろん、時代を越えられない作家ならば、一過性の作品として、その運命を甘受するしかありません。とはいえ、トゥーサンの「浴室」を最近、読み返してみて、全然古びていないことを確認した次第です。(2021/12/19 16:23)
検証・メディア
12月22日(水)19時から 世界各地で起きているインターネット遮断についてのセミナー
市民の権利としてのインターネットのあり方を追求しているJCA-NETが、いま世界各地で起きているインターネット遮断について考えるセミナーを開催します。12月22日19時からオンラインでの開催です。(大野和興)(2021/12/16 21:00)
アジア
〈クーデターから10ヶ月、ミャンマーの今 なぜ止まらない日本からの資金〉日本のNGOなどがオンラインセミナーを開催
今年2月1日、ミャンマーで軍事クーデターが発生。ミャンマー国軍はクーデター以降、市民に対する拷問、逮捕を繰り返し、死者はすでに1,300人を超えた。また、クーデターで拘束されたアウンサンスーチー氏は今月6日、社会不安を煽った罪などで禁錮4年(恩赦により2年に減刑)の有罪判決を言い渡されており、依然収束の兆しが見えない。(藤ヶ谷魁)(2021/12/16 14:31)
検証・メディア
米国が先に制裁を解除すべきだというイランの要求は正当なものだ Bark at Illusions
イラン核合意の正常化に向けた関係国の交渉が約5か月ぶりに再開した。イラン核合意は欧米の対イラン制裁解除と引き換えに、イランが核開発を大幅に制限する内容だが、米国のトランプ前政権が核合意から一方的に離脱して経済政策を復活させ、イランは対抗措置として核合意で定められた上限を超えるウラン濃縮を行うなど合意の履行を縮小させてきた。マスメディアは、イランに対して核開発の制限を守るよう要求する米国と、制裁の全面解除を求めるイランがお互いに譲らず、交渉が難航していると伝えている。(2021/12/14 22:32)
中東
【西サハラ最新情報】 「アルジェリアがパレスチナにクリスマスプレゼント」 平田伊都子
「パレスチナと西サハラを支援し続ける」とアルジェリアが、2021年のクリスマス前に公式宣言をしました。 西サハラに関しては、1975年に西サハラ住民がアルジェリアとの国境を越えて逃げ込んできて以来現在に至るまで46年間、アルジェリアの砂漠に難民テントを張り面倒を見てきました。 一方、パレスチナに関しては、アルジェリアがフランス植民地軍に勝ち、独立して以来ズ〜〜〜っと支援を続けてきました。(2021/12/12 11:14)
市民活動
情報公開法と公文書管理法の抜本的改正を 市民団体が都内で集会開催
臨時国会の開会日となった12月6日、奇しくも8年前の同日に強行採決で成立した特定秘密保護法の廃止を求め、市民団体が都内で集会を開催した。同集会では、特定秘密保護法を廃止に導くべく、情報公開法と公文書管理法の抜本的改正の必要性とそのための今後の取り組み等について語られた。主催は、「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」、「共謀罪NO!実行委員会」。(岩本裕之)(2021/12/08 10:25)
アジア
12/13 【オンラインセミナー】クーデターから10ヶ月、ミャンマーの今 なぜ止まらない日本からの資金
人権や環境問題に取り組む日本のNGO団体などは13日、今年2月1日にミャンマーで軍事クーデターが発生して以降も、日本政府が国軍を利する可能性のある経済援助を継続しているとして、オンラインセミナー〈クーデターから10ヶ月、ミャンマーの今 なぜ止まらない日本からの資金〉を開催予定。(藤ヶ谷魁)(2021/12/07 14:01)
アジア
ミャンマー人権問題に対する日本の「二枚舌」外交 笠井哲平
ミャンマー治安部隊は、2021年2月1日の軍事クーデター実行後、1,300人近くを殺害した。逮捕者は1万人を超え、現在も7,400人程度が身柄を拘束されている。そして今、クーデターから一年の節目を目前に、日本政府は二枚舌外交を展開しているようだ。公式にはクーデターを批判する各国政府と連携する一方で、「軍政」との外交関係の正常化を加速させている。このような行為は、ミャンマー軍の「人道に対する罪」について責任追及に励んでいる国際社会の取り組みを覆すリスクがある。(2021/12/06 16:42)
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