橋本勝21世紀風刺絵日記
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コラム
危機に柔軟に対応できなければ滅びるしかない 〜偽りの危機を煽る与党と真の危機を報じないマスメディア〜
威勢のよいスローガンをぽんぽん放っていた安倍政権のアベノミクスの行きついた最果ての地が今の日本であると、ようやく多くの人々が感じつつあります。そうなることを理解していた人は2013年の夏には一定数存在したと私は見ています。つまり、それから10年にわたって、ほぼ一貫して、マスメディアは国民に真実を伝えてこなかった、あるいは、両論併記=どっちもどっちという論調で、真実が何か誰にもわからないような記事で、読者の思考を不可能にする記事を量産してきたと言えると思います。(みんなが気がつくまで、その間に儲けるだけ儲けたのです)(2023/08/17 08:17)
文化
AIという妖怪に立ち向かえるのか トム・クルーズが主演作で生のアクションに挑戦 宇崎真
全く久しぶりにバンコクで映画館に入った。トム・クルーズ主演の話題作「ミッション・インポッシブルーデッドレコニング Part One」というスパイ諜報戦のアクション映画である。勿論その宣伝に一役買おうということではなく、トム・クルーズが動転境地の危険なアクションをスタントマンでなく全て彼自身が挑戦したシーンを見たかったからである。一貫して彼は自身の肉体と精神力で信じられないリスクを冒していく。そこにトム・クルーズのファンは痺れ次作を期待する。(2023/08/16 15:08)
コラム
昨今のマスメディアの特徴は<報じない力> 報道しないことで存在感を見せる
極めて残念ながら、昨今のマスメディアは、報じないことに自らのパワーの源泉を見つけているのではないでしょうか。マスメディアは報じないことで、その事実が「公認」ではないことになり、したがって存在しない、という風に見られていくのです。伊藤詩織さんが被害を受けた事件や木原議員の関与したとされる殺人事件の謎、与党と異なる思想・行動を取る新党をなるだけ報じないこと。安倍首相狙撃の翌日も選挙を前にしているのに、統一教会のことは報じなかったのでした。(2023/08/15 22:18)
環境
気候正義の実現でシステムチェンジを 気候変動問題に取り組む若者団体に聞いてみた
連日都内の最高気温が更新され、熱中症警戒アラートが発出されるなど、地球温暖化が著しい。日本の各所に災害級の大雨が降り、これにより道路が冠水するような事態が頻発している。気候変動により発生する諸問題は、遠い未来の話ではなく、今現在の私たちが直面している目の前の課題であるといえるだろう。(岩本裕之)(2023/08/15 14:18)
経済
中国のバブル崩壊の兆し 「150か国」に貸した総額1兆ドル融資はどうなる?
今、海外の新聞では中国のデフレとバブル崩壊の可能性が日々、大きく報じられています。ニューヨークタイムズの7月8日付の記事では、中国がこれまで150カ国以上に総額約1兆ドルほどを融資してきたが、中国バブルがはじける場合、それはどうなるのか?と言ったことを論じていました。(2023/08/14 07:43)
みる・よむ・きく
全労連のフランスの福祉事情についての記事 『社会連帯は安心な生活の保障から─フランスの取り組みより』フランス子ども家庭福祉研究者 ( 安發 明子)
全労連の1つの記事がじわじわ話題となっています。自民党の女性局の議員などの一行がフランスで行った「研修」がわずか6時間の観光旅行に近いものだったことなどが庶民の怒りを呼んでいます。一方で、この全労連の記事はフランスで本当に学ぶべき福祉のあり様があるとしてSNSで拡散されています。『社会連帯は安心な生活の保障から─フランスの取り組みより』 フランス子ども家庭福祉研究者 安發 明子(2023/08/13 17:10)
アフリカ
【西サハラ難民の夏期大学」【西サハラ最新情報】 平田伊都子
2017年8月14日、アルジェリアの地中海沿岸にあるブーメルデスで行われていた西サハラ難民・夏期大学を見学しました。 日中の最高気温は36度ぐらいで、地中海の風が爽やかでした。 その夜11時、アルジェ空港から約2000キロメートル離れたアルジェリア西部のテインドゥーフに飛び、そこから約50キロメートル砂漠に入った西サハラ難民キャンプに行きました。 そして翌朝6時、太陽が昇ると気温はたちまち40度を超えて正午には50度に近づきました。 50度を超す午後は、もう寝るしかない、、(2023/08/12 16:03)
コラム
斎藤憐作『上海バンスキング』と日中戦争
時代が完全に右傾化したということは、右傾化をもはや誰も意識しなくなり、それが新しいスタンダードになったかのように感じられることだと思います。斎藤憐作の和製ミュージカル『上海バンスキング』が上演されたのは1979年で、六本木のオンシアター自由劇場であったとネットで知りました。このミュージカルは戦前、上海に渡ってジャズをやっていた日本の音楽家たちをモデルにしており、ジャズをベースにした音楽の魅力に加えて、吉田日出子その他、多彩な俳優たちの演技の力も加味して、ロングランとなりました。しかし、その内容は、長期化する日中戦争という波にもまれ、日本と中国の間で右往左往しながら、ジャズという自由の境地を求めた人々の人生が描かれるという意味で、重いものを含んでもいます。つまり、テーマの重厚さと俳優たちと音楽の軽やかさやユーモアが協奏曲のように響きあい、このミュージカルに独特の味わいを与えていたのを思い出します。(2023/08/12 15:35)
アジア
日中戦争を本気で誘引する日本の政治家たち 〜中国側にも戦争待望論が出る可能性〜
中国のデフレにどんな意味があるのか?ニューヨークタイムズのコラムニストや記事、またその他の経済学者のインタビューなどに触れてみると、中国のデフレは日本のデフレとよく似ている。そもそも中国の経済発展モデルは戦後、日本やブラジルがたどったのと同じタイプで、輸出が輸入より大きく、そこで得た外貨(収入)を庶民が消費よりもなるだけ銀行の貯金に回して、その金をインフラや工場建設などに再投資するモデルだった。しかし、中国はすでにインフラもビルも十分にできたために有効な投資先が少なくなってきた。そこで収入を消費に回さなくてはGDPは拡大しないが、これまで貯金型をずっとやってきたことがネックになっているようである。(2023/08/11 19:08)
みる・よむ・きく
ブルーノ・ラトゥール著『どこに着陸するか? 政治をどう舵取りするべきか』(2017 / Où atterrir ? Comment s’orienter en politique)
昨年亡くなったフランスの哲学者ブルーノ・ラトゥールは世界で最も言及される知識人の一人だと言われている。晩年の2017年に出版された『どこに着陸するか? 政治をどう舵取りするべきか』という比較的短い書は、日本では『地球に降り立つ――新気候体制を生き抜くための政治』(新評論 2019年:川村久美子訳)という邦題で刊行されている。この書がどのくらいの人に読まれたかわからないが、最初の1頁から圧倒的な力で引き込まれてしまうパワーを持っていて、彼がなぜ世界で注目されているか、それを自ら理解できた。(2023/08/10 22:59)
コラム
パトリス・マニグリエ (哲学者)落書き好きの僕の嫌いな落書き〜「君の平和主義は階級の特権だ」〜 Patrice Maniglier
これは僕がこれまで見た落書きの中でもっともよく知られたフレーズです。壁の落書きが好きな僕も、この言葉はとても嫌いです。もし「平和主義」の代わりに「非暴力」を、と書くのならわかります。でも、「平和主義」とは!・・・しかも、戦争が欧州を含め、世界各地でいささか新たな炎を上げようとしている時に、です!(2023/08/10 01:42)
アジア
中国でデフレが顕在化してきたとNYTが報じる
本日のニューヨークタイムズで最も筆者の関心を掻き立てた記事はこれ。中国経済がデフレに転じた、というものです。これはいったい、何が起きているのでしょうか?気になります。(2023/08/09 20:57)
アジア
クーデター後の市民の日常と声を描くドキュメンタリー映画「ミャンマー・ダイアリーズ」公開
ミャンマー・コレクティブという匿名の映画人集団が制作したドキュメンタリー映画「ミャンマー・ダイアリーズ」が、5日から東京・東中野のポレポレ坐で公開されている。2021年2月の国軍クーデターに抵抗する市民の運動が弾圧され、圧政下で息を殺すように生きる人々の日常と生々しい声を若手作家ら10人が命がけで描いている。全国で順次公開される予定。(2023/08/07 21:58)
コラム
軍産複合体とマスメディア 戦争のスポンサーにもなるのだろうか。
『21世紀の資本』という映画の評を書いた時、日本のマスメディアが政治権力と癒着し、「マスメディア=政治権力」という結合の形で軍産複合体に組み込まれたという私なりの見立て(仮説)を書きました。格差が拡大しているのにほぼ一貫して自民党政権が交代なく続く根底にはマスメディアが応援団=広報機関になっているからだ、というものです。民衆はそれ以外に政治や経済がどうなっているのか、知る手がかりがこれまであまりなかったのでした。マスメディアは政府に反対する政党などの意見も紹介しますが、最終的には「どっちもどっち」みたいな締めにして、民衆を宙ぶらりんのままにして、むしろ民衆を投票から遠ざけているのではないかと思っています。(2023/08/06 18:48)
経済
物価高騰下、節約に走る生協組合員 日本生協連の調査で明らかに 岩垂 弘:ジャーナリスト
2022年から本格化した物価高騰が、市民の家計に大きな影響を及ぼしていることが、日本生活協同組合連合会(組合員3054万人)の「節約と値上げの意識についてのアンケート調査」で明らかになった。それによると、相次ぐ物価高騰に組合員は、ふだんの食事や外食で節約を余儀なくされており、日常生活は厳しくなる一方だ。アンケート調査は、今年の5月9日〜14日におこなった。調査はWEBを通じてのアンケートで、有効回答数は3278。昨年11月も同様の調査を実施している。(2023/08/05 18:58)
みる・よむ・きく
映画トマ・ピケティ原作『21世紀の資本』 その2 特権意識の起源を示すシーン
トマ・ピケティ原作の映画『21世紀の資本』が、元の本と異なるのはピケティ以外に様々な専門家たちのインタビューが挿入されていることで、資本のシステムを多角的に追っているのです。特に興味深いのは、心理学者が登場して、特権意識の何たるかを実験から検証しているくだりでしょう。カリフォルニア大学の心理学者ポール・ピフは人類はたとえ富裕層になってもその富を分かち合いたくない、ということを実験で確かめたと言います。(2023/08/05 16:00)
アフリカ
「原爆の日、ニジェールにECOWAS(旧仏植民地共同体)が最後通牒」【西サハラ最新情報】 平田伊都子
ウクライナ戦争、ニジェール軍事クーデター、激増する移民難民、米国大統領選挙戦争、、毎日、たくさんの惨事が凄いスピードで勃発しています。 が、8月6日午前8時15分と8月9日11時2分は、時を止めて、黙とうしませんか、、(2023/08/05 12:20)
みる・よむ・きく
映画トマ・ピケティ原作『21世紀の資本』 資本主義の意味を4世紀にわたって100分で俯瞰する
世界的にヒットしたフランスの経済学者トマ・ピケティの『21世紀の資本』は2020年に映画版が作られた。ピケティ以外にも様々な経済学者や経済史家、歴史学者、心理学者、ジャーナリスト政治アナリスト、世界経済アナリストらが登場している。1970年代あたりから始まった新自由主義革命によって格差が広がり、ソ連崩壊とともに今は資本主義が野放しになり、第一次世界大戦前夜の状況に来ているという。実際に2年後にウクライナで戦争が起きたが、イデオロギーではなく、国粋主義・ナショナリズムを基盤に領土の獲得・確保を目指したある意味で第一次大戦に似た戦争だ。しかし、ピケティはこれはまだ序の口で、世界の格差は18世紀に向かって逆戻りしている恐れがあると言う。(2023/08/05 01:34)
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