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News & Features
2023/08/21 10:16:25 更新

環境
フランスのMediapartの見出し「海はゴミ箱じゃない」核汚染水の海洋放出に危惧する住民の声を報道
フランスの調査報道で知られるネット新聞Mediapartが核汚染水の太平洋放出に不安を感じる福島第一原発に近い地元住民の声を報じた。記事では「汚染水を海に流すな」と横断幕を掲げた人々の写真がつけられていた。(2023/08/21 10:16)



環境
福島第一原発の核汚染水の海洋放出に物申す【その1】: 中国常駐国連代表のワーキング・ペーパーから グローガー理恵:ドイツ在住 
はじめに「核廃絶と脱原発こそ日本の歴史的使命だ」と訴えられている、元駐スイス大使の村田光平氏は、フクシマ原子力災害についてこう述べられている:「福島事故の反省が皆無になることは許すべきではありません。世界の世論はIAEAの正体(原発推進機関)を見破りつつあります。原子力の軍事・民事利用の区別はできないことから原発推進と核兵器拡散防止は矛盾そのものであることが心ある専門家により指摘されております。放射性廃棄物の海洋放出は国連海洋法条約違反との見解がようやく注目され出しました。」(2023/08/21 00:41)



コラム
「プラハの春」のドゥプチェク第一書記と2009年の鳩山首相 〜戦車なくして粉砕された「人間の顔をした資本主義」〜
今年亡くなった作家のミラン・クンデラは『存在の耐えられない軽さ』や『冗談』などの小説から創作論、文学論まで様々な本が邦訳されており、何よりも読んで面白い作家だった。たぶん、そのように感じている読者は多いだろうと思う。しかし、クンデラについて、もっと詳しく理解しようと思うと、きっともっと読んだり、研究する必要があるに違いない。クンデラはまず、チェコスロバキアで1968年に起きた、いわゆる「プラハの春」に作家としてコミットしたことで、のちにフランスに亡命することになった。書籍も祖国では発禁処分となっていた。プラハの春は、当時、ソ連の衛星国だったチェコスロバキアが「人間の顔をした社会主義」を求めたとして知られる。検閲の廃止や表現の自由といった改革を実行したのだった。(2023/08/20 21:35)



環境
フランスでアグリビジネス主導の巨大貯水池建設計画に抵抗する農民・環境保護活動家たちのパリまでのコンボイが始まる 
日刊ベリタで前にも紹介したことですが、フランスでは今、気候変動による農地の乾燥化が各地で進行しており、農民たちはその対策と生き残りに苦労しています。そして、今年話題になっているのが、アグリビジネスが主導している巨大貯水池建設計画です。メガバッシーヌと現地で呼ばれているものは、サッカー場くらいの人工の貯水池を各地に作り、雨の降る冬場に地下水から水をくみ上げて、夏場に貯水池から供給しようとする半官半民のプロジェクトです。ところが、このプロジェクトに農民たちや環境保護活動家たちが反対運動を続けているのです。(2023/08/19 21:24)



国際
[戦争の代償・ドローン合戦でウクライナ敗北?」【西サハラ最新情報】  平田伊都子
 「来年の春まで待とうと、ウクライナ軍の反転攻勢を延期させることが欧米で検討されている」と、アメリカのウオールストリートジャーナルが伝えています。 マジな話です! ウクライナは「雪が解けたら大反転攻勢!」と、去年の冬に大風呂敷を広げました。 しかし、台風が来て赤とんぼが飛んでも、ウクライナ軍は鳴かず飛ばず、、 ウクライナ盟友のアンジェイ・ドゥダ・ポーランド大統領は、ウクライナ反転攻勢が不発に終わったことを認めているそうです。 ゼレンスキー閣下ファンが、ウクライナ大反転攻勢に期待していた今年の4月、<アルツハッカー(Alzhacker)>という名のトークショーが、大風呂敷を畳んでいました。(2023/08/19 11:27)



コラム
マスメディアは国民の思想管理のための機械である〜政治変革のためにメディア市民革命を始めたフランス人〜
 今、日本でマスメディアが多くの人に批判されているのは、そのコンテンツが年々劣化していることが誰の目にも明らかになりつつあるからでしょう。今日、日本のマスメディアの役割は、政治権力が国民の思想を管理するための監視装置(世論調査・世相の声)であると同時に、洗脳装置でも会えり、選挙の際に有権者を誘導する装置でもあります。こんなことを書くと、極論のように思われるでしょうが、すでにフランスでは20年も前からTVを見ない人が増えていました。私の知人の多くもTVを見ないだけでなく、受像機自体家に置いていない人が大半です。(2023/08/18 22:34)



入管
入管法廃止を訴え続ける市民の声
 2023年6月9日、入管法改正案が国会で成立。同法の施行まで1年を切る中、「外国人の命さえ奪いかねない」などと同法に対する批判の声はいまだ大きい。(藤ヶ谷魁)(2023/08/18 19:57)



コラム
二度あることは三度目もある 「借金返済期間8300年」 無責任国家と地獄
二度あることは三度目もあるだろう。一度目は日中戦争と第二次大戦を始めても東京裁判で裁かれた以外にはほとんど誰も責任を取らなかったことだ。二度目は1980年代のバブル経済を引き起こして日本経済をどん底に陥れ、失われた30年をもたらして誰も責任を取らなかったこと。そして、今、また戦争を煽る政治家たちがいる。私はこの中で、二度目のバブル経済とその崩壊を若い頃、目撃した。(2023/08/18 04:36)



コラム
危機に柔軟に対応できなければ滅びるしかない 〜偽りの危機を煽る与党と真の危機を報じないマスメディア〜
威勢のよいスローガンをぽんぽん放っていた安倍政権のアベノミクスの行きついた最果ての地が今の日本であると、ようやく多くの人々が感じつつあります。そうなることを理解していた人は2013年の夏には一定数存在したと私は見ています。つまり、それから10年にわたって、ほぼ一貫して、マスメディアは国民に真実を伝えてこなかった、あるいは、両論併記=どっちもどっちという論調で、真実が何か誰にもわからないような記事で、読者の思考を不可能にする記事を量産してきたと言えると思います。(みんなが気がつくまで、その間に儲けるだけ儲けたのです)(2023/08/17 08:17)



文化
AIという妖怪に立ち向かえるのか 宇崎真
 全く久しぶりにバンコクで映画館に入った。トム・クルーズ主演の話題作「ミッション・インポッシブルーデッドレコニング Part One」というスパイ諜報戦のアクション映画である。勿論その宣伝に一役買おうということではなく、トム・クルーズが動転境地の危険なアクションをスタントマンでなく全て彼自身が挑戦したシーンを見たかったからである。一貫して彼は自身の肉体と精神力で信じられないリスクを冒していく。そこにトム・クルーズのファンは痺れ次作を期待する。(2023/08/16 15:08)



コラム
昨今のマスメディアの特徴は<報じない力>  報道しないことで存在感を見せる
極めて残念ながら、昨今のマスメディアは、報じないことに自らのパワーの源泉を見つけているのではないでしょうか。マスメディアは報じないことで、その事実が「公認」ではないことになり、したがって存在しない、という風に見られていくのです。伊藤詩織さんが被害を受けた事件や木原議員の関与したとされる殺人事件の謎、与党と異なる思想・行動を取る新党をなるだけ報じないこと。安倍首相狙撃の翌日も選挙を前にしているのに、統一教会のことは報じなかったのでした。(2023/08/15 22:18)



環境
気候正義の実現でシステムチェンジを 気候変動問題に取り組む若者団体に聞いてみた
 連日都内の最高気温が更新され、熱中症警戒アラートが発出されるなど、地球温暖化が著しい。日本の各所に災害級の大雨が降り、これにより道路が冠水するような事態が頻発している。気候変動により発生する諸問題は、遠い未来の話ではなく、今現在の私たちが直面している目の前の課題であるといえるだろう。(岩本裕之)(2023/08/15 14:18)



経済
中国のバブル崩壊の兆し 「150か国」に貸した総額1兆ドル融資はどうなる?
今、海外の新聞では中国のデフレとバブル崩壊の可能性が日々、大きく報じられています。ニューヨークタイムズの7月8日付の記事では、中国がこれまで150カ国以上に総額約1兆ドルほどを融資してきたが、中国バブルがはじける場合、それはどうなるのか?と言ったことを論じていました。(2023/08/14 07:43)



みる・よむ・きく
全労連のフランスの福祉事情についての記事 『社会連帯は安心な生活の保障から─フランスの取り組みより』フランス子ども家庭福祉研究者 ( 安發 明子)
全労連の1つの記事がじわじわ話題となっています。自民党の女性局の議員などの一行がフランスで行った「研修」がわずか6時間の観光旅行に近いものだったことなどが庶民の怒りを呼んでいます。一方で、この全労連の記事はフランスで本当に学ぶべき福祉のあり様があるとしてSNSで拡散されています。『社会連帯は安心な生活の保障から─フランスの取り組みより』 フランス子ども家庭福祉研究者 安發 明子(2023/08/13 17:10)



アフリカ
【西サハラ難民の夏期大学」【西サハラ最新情報】  平田伊都子
 2017年8月14日、アルジェリアの地中海沿岸にあるブーメルデスで行われていた西サハラ難民・夏期大学を見学しました。 日中の最高気温は36度ぐらいで、地中海の風が爽やかでした。 その夜11時、アルジェ空港から約2000キロメートル離れたアルジェリア西部のテインドゥーフに飛び、そこから約50キロメートル砂漠に入った西サハラ難民キャンプに行きました。 そして翌朝6時、太陽が昇ると気温はたちまち40度を超えて正午には50度に近づきました。 50度を超す午後は、もう寝るしかない、、(2023/08/12 16:03)



コラム
斎藤憐作『上海バンスキング』と日中戦争
時代が完全に右傾化したということは、右傾化をもはや誰も意識しなくなり、それが新しいスタンダードになったかのように感じられることだと思います。斎藤憐作の和製ミュージカル『上海バンスキング』が上演されたのは1979年で、六本木のオンシアター自由劇場であったとネットで知りました。このミュージカルは戦前、上海に渡ってジャズをやっていた日本の音楽家たちをモデルにしており、ジャズをベースにした音楽の魅力に加えて、吉田日出子その他、多彩な俳優たちの演技の力も加味して、ロングランとなりました。しかし、その内容は、長期化する日中戦争という波にもまれ、日本と中国の間で右往左往しながら、ジャズという自由の境地を求めた人々の人生が描かれるという意味で、重いものを含んでもいます。つまり、テーマの重厚さと俳優たちと音楽の軽やかさやユーモアが協奏曲のように響きあい、このミュージカルに独特の味わいを与えていたのを思い出します。(2023/08/12 15:35)



アジア
日中戦争を本気で誘引する日本の政治家たち 〜中国側にも戦争待望論が出る可能性〜
中国のデフレにどんな意味があるのか?ニューヨークタイムズのコラムニストや記事、またその他の経済学者のインタビューなどに触れてみると、中国のデフレは日本のデフレとよく似ている。そもそも中国の経済発展モデルは戦後、日本やブラジルがたどったのと同じタイプで、輸出が輸入より大きく、そこで得た外貨(収入)を庶民が消費よりもなるだけ銀行の貯金に回して、その金をインフラや工場建設などに再投資するモデルだった。しかし、中国はすでにインフラもビルも十分にできたために有効な投資先が少なくなってきた。そこで収入を消費に回さなくてはGDPは拡大しないが、これまで貯金型をずっとやってきたことがネックになっているようである。(2023/08/11 19:08)



みる・よむ・きく
ブルーノ・ラトゥール著『どこに着陸するか? 政治をどう舵取りするべきか』(2017 / Où atterrir ? Comment s’orienter en politique)
昨年亡くなったフランスの哲学者ブルーノ・ラトゥールは世界で最も言及される知識人の一人だと言われている。晩年の2017年に出版された『どこに着陸するか? 政治をどう舵取りするべきか』という比較的短い書は、日本では『地球に降り立つ――新気候体制を生き抜くための政治』(新評論 2019年:川村久美子訳)という邦題で刊行されている。この書がどのくらいの人に読まれたかわからないが、最初の1頁から圧倒的な力で引き込まれてしまうパワーを持っていて、彼がなぜ世界で注目されているか、それを自ら理解できた。(2023/08/10 22:59)




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