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提携・契約メディア

TUP速報


 このMLはアメリカによるイラク戦争をきっかけにして、03年3月に作られました。戦争と平和に関する翻訳記事や重要な情報を、できるだけ早くお知らせする掲示板です。主に、日本では報道されない米英を中心とした情報を翻訳家約40人が、ボランティアで手分けして翻訳し、配信の登録をした人にお届けしています。購読料は無料です。不毛な戦争を一刻でも早く停止し、国際平和が実現することを求めるためのMLです。

■TUP速報
配信担当 萩谷 良
電子メール:TUP-Bulletin-owner@y...
TUP速報のお申し込みは:http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/ 

*お問い合わせは多数にのぼり、ご返事を差し上げられない場合もありますこと
をご了承ください。




♪とけて流れりゃみな同じ──じゃないってば! 北極の氷と自転車通勤と350運動
  わたしの住んでいるコロラド州ボルダー市は、人口わずか9万人足らずの小さな町だが、国立大気研究センターやコロラド大学をはじめ、地球温暖化のデータ分析をする研究施設がいくつかある。昨年、アル・ゴア元副大統領とともにノーベル平和賞を受賞したIPCC(気候変動に 関する政府間パネル)の研究者も少なからずボルダーに住んでいて、地元でも受賞記念パーティーが開かれたほどだ。(TUPエッセイ:パンタ笛吹)(2008/08/16)


「良き戦争」ってなんだ? パキスタン─忘れられた戦争と失われた桃源郷
  イラン南東部で誘拐された中村聡志さんが8ヶ月ぶりに解放されたと聞いて喜んでいる。中村さんはパキスタン南西部、バルチスタンの山岳地帯を麻薬密輸組織に連れ回されたという。もう33年前になるが、わたしはバルチスタンのクエッタに2ヶ月以上も滞在したことがある。貧乏旅行の最中だったので、現地で出会ったハジという名の老人の土間に泊めてもらっていた。もうとっくに時効になっているから書けるが、クエッタの警察に捕まったことがある(TUPエッセイ・パンタ笛吹)(2008/07/17)


ブッシュ米大統領弾劾告発書(2) 大統領と紳士と弾劾のゆくえ 安濃一樹(TUP速報)
  2008年6月9日、午後7時12分、デニス・クシニッチ議員が下院の議場に立った。ナンシー・ペローシ議長は、議員たちに静粛を求めてから、下院の形式に従って、クシニッチ議員に問いかける。儀式の始まりを告げるような台詞だった。「何を目的として、オハイオ州のジェントルマンは立ち上がったのか」。クシニッチは答える。自分は下院の特権を問う意思を示すために立ったと。そして決議案の内容を述べようとしたが、まだ議場は静まっていない。話し声が続いていた。議場を出入りする議員たちもいる。オハイオからやってきた紳士は議長に言った。「The House is not in order」(2008/07/05)


ブッシュ米大統領弾劾告発書(1) クシニッチ下院議員が告発する35条項の大罪
  ブッシュ政権は、国際法に反して独立国イラクを侵略し、アメリカ合衆国憲法を無視して行政権を急速に肥大させ、市民の権利を奪い続ける。しかし、史上初の女性下院議長となった民主党幹部ぺローシは、議長就任直後に「大統領弾劾は考えない」と表明し、憲法遵守の要を司る立法権執行責任を放棄した。共和党・民主党という二大政党が政治的攻防に明け暮れ、議会による民主主義の仕組みが麻痺している。そのようなワシントンの政治腐敗の真っ只中で、議員就任の時に宣誓した憲法への忠誠を実践しているのがデニス・クシニッチ議員である。クシニッチは、35項目からなる「ジョージ・W・ブッシュ大統領弾劾告発書」を下院議会に提出し、決議を求めている。(TUP速報・翻訳/宮前ゆかり)(2008/07/05)


’08 米大統領選
オバマよ、おまえもか 親イスラエル団体との危険な関係に幻滅
  わたしはオバマが好きだ。忘れもしない。あれは2004年、民主党党大会でのバラク・オバマ上院議員の演説だ。「ここには黒い米国もない。白い米国もない。アジア系の米国もない。中南米系の米国もない。あるのはアメリカ合衆国だけだ」と高らかに詠いあげたその感動的なスピーチに、「おおっ、ついに米政界にミック・ジャガーが現れた!」と驚いた。あのとき、ジョン・ケリーではなくてオバマが大統領候補だったら、この国はどんなに良くなるだろうと考えたものだ。(TUPエッセイ本文から)(2008/06/23)


環境
今がピークオイルの真っただ中? 気候変動めぐる国際会議からの報告
 日本ではガソリンの値段が1リットル170円を超えた、とネット新聞で読んだ。ここアメリカでもガソリン価格が上がり続け、1ガロン(約3.8リットル)4ドルの時代についに突入した。テレビニュースにチャンネルをあわせれば、ガソリンスタンドで不平不満をぶちまける人びとの映像が、繰り返し流されている。1999年に、1ガロン1ドル以下になったこともあるガソリン価格は、2004年にはじめて2ドルを越え、2007年の11月から、ずっと3ドル台を推移していた。(TUPエッセイ本文から)(2008/06/10)


【コラム】世界はますます飢えていく その理由は?
  今年に入って、食糧高による暴動が世界中あちこちで起きている。カメルーンで2月に起った食糧暴動では40人の死者が出た。またハイチでは、食糧暴動で国連警察隊員を含めて5人が殺され、アレクシ首相が解任される事態となった。その他、エジプト、コートジボワール、モーリタニア、モザンビーク、セネガル、ウズベキスタン、イエメン、ボリビア、インドネシア―。33カ国以上で食糧暴動が起きている。(TUP速報=パンダ笛吹)(2008/05/05)


軍事ケインズ主義の終焉  持続不可能な米支出  チャルマーズ・ジョンソン
2007年、アメリカの不良債権処理額は過去最高に達した。だが、この混乱の原因とされるサブプライム問題も、カジノ経済も、アメリカを中心とする資本制経済システムの矛盾を告げる症状に過ぎない。途方もなく巨大化した軍産複合体という怪物が、米議会を飲み込み、アメリカを内から食い尽くそうとしている。アメリカ経済が破綻すれば、誰もが超大国の道連れとなる。(翻訳・TUP速報)(2008/04/11)


イラン情勢
米国のイラン攻撃はありえない話ではない ポール・ロバート
  ブッシュ政権の対イラン武力行使を排除しない姿勢に最も強く反発していたとされる米中央軍のファロン司令官が、さる3月11日に事実上更迭されたとき、さまざまな外交専門家が、米国によるイラン攻撃の可能性が高まっていると警鐘を鳴らした。米軍がイラクで多くの犠牲をはらっている今の状況で、さらに隣国に先制攻撃をしかけるなど常識では考えられないことではあるが、多くのウソを重ねて戦争行為を続けてきたブッシュ&チェイニーのこと、「可能性はゼロ」と楽観できないことも確かだ。今週、首都ワシントンでの公聴会に出席するために帰国したイラク駐留米軍のペトレイアス司令官についてのいくつかの記事が発表されたが、その一つをここに訳出した。訳者は昨年、10日間ほどイラン国内を旅行して、その親切で良心的な国民性にふれる機会が幾度もあった。訳者が住むこの米国が、新たな愚行に走らないよう、ただ祈るばかりである。(TUP速報/翻訳・パンタ笛吹)(2008/04/10)


誰が米国の大統領を選ぶのか 小口寄付中心のオバマ、利益団体依存のクリントンを圧倒
  今年11月に行われるアメリカ大統領選に先立ち、民主党の候補者選びが白熱している。候補者の一人、バラク・オバマは様々な意味で注目を集めているが、ロバート・パリーは「変革」を訴えるオバマがなぜ中傷されるのかを、アメリカ政府と政治献金との関係から説明している。(TUP速報)(2008/04/03)


中東
イラク占領により広がる女性受難─宗派浄化と並行する性浄化
  今、占領下のイラクでサダム政権下では見られなかったスケールで女性の受難が続いています。3月8日の国際女性デーにちなんで日本の人々との連帯を求めて来日したフリヤル・アクバルさんは、広島、大阪、京都、川崎、東京での集いで女性の命を守るイラク自由会議(IFC)の取り組みへの支援を訴えました。浅井健治さんがイラクと世界の女性の権利擁護を訴えるIFCの声明を翻訳しています。(TUP速報)(2008/03/16)


中東
開戦から5年:米国のいう「成果」と「前進」をイラク国民はどう見ているか ダール・ジャマイル
  2007年前半に実施された米軍兵力3万のイラク増派のあと、メディアは一時、その「成果」「治安の改善」を伝えましたが、その後、爆弾テロなどがごく散発的に報じられるだけで、イラクの現状は私たちの目にほとんど見えなくなっているようです。私たちの国・日本は情報鎖国下にあるといわれ、米国の軍事行動に関するわが国の主流メディア報道は米メディアの後追いに過ぎないといわれるゆえんです。本稿では、イラク系米国人ジャーナリスト、ダール・ジャマイルがイラク国民の生の声を伝えています。(TUP速報)(2008/02/28)


「カタツムリの革命」─サパティスタ解放区訪問記 レベッカ・ソルニット
  レベッカ・ソルニットは、2006年12月のトムディスパッチ記事「哺乳類の時代」《*》では、現代の革命・改革勢力を、恐竜が跋扈〈ばっこ〉する世界の草の茂みにひそむ小さな哺乳類にたとえました。本稿(原題「カタツムリの革命」)では、みずからをカタツムリやトウモロコシにたとえる革命勢力、サパティスタ民族解放軍の自治領域を訪問し、目出し帽やバンダナで覆面した先住民女性たちに耳を傾けます。アメリカや日本のメディアではほとんど報道されない土着の民のメッセージ、暮らしに根ざした夢や希望を、「暗闇のなかの希望の語り部」のサパティスタ訪問記から読みとってみましょう。(TUP速報/井上利男)(2008/02/16)


考え得る限りの悪夢の到来か、戦争屋マケインの米大統領選再登場は凶兆
  今年11月に行われる大統領選挙に向けて、全米各州では予備選挙が目下着々と進み、米史上初の黒人大統領なるか、あるいは女性大統領かと、報道が過熱しています。この喧噪に隠れて、たいへん恐ろしい事態 が迫っていると、ジャスティン・レイモンドが警鐘を鳴らしました。レイモンドは現在反戦ウェブサイト Antiwar.com の編集長で、かつて連邦議会選挙に共和党から立候補した経験もある。彼が訴える「最悪の事態」とは? 以下は、レイモンド編集長の大統領選予測です。(TUP速報)(2008/01/29)


中東
その男の名はカイサル──米兵を射殺して英雄となったイラク兵士
  2007年12月28日、米国防総省は、26日にイラク北部の街モスルで戦闘活動を行っていた米兵ふたりが小銃で撃たれ死亡していたことを公表した【1】。もしこれだけの戦死告示で終わっていたら、すでに米兵3900人の死者を出している今では、犠牲となった兵士の家族が住む街の地方紙やローカル放送に取り上げられるばかりで、社会の関心を集めることはなかっただろう。しかし年を越えてからメディアの報道が迷走をはじめる。(TUP速報・解説/安濃一樹)(2008/01/22)


パキスタン情勢
イラクではなく、パキスタンこそアルカイダの「最前線」 ロバート・ペリー
  パキスタンの元首相ベナジル・ブットが暗殺されて以来、主流メディア報道ではこの暗殺の動機や暗殺者の正体をめぐって多くの憶測が飛び交っている。今後、パキスタンの紛争やイラク戦争が、複雑なプロパガンダ報道によって、さらに権力者に都合のよい「輝かしい物語」に刷りかえられる可能性がある。私たち市民は様々なニュースを多角的に検証していく必要があるだろう。危険を冒してイラン・コントラ事件を追い、多くの真実に光を当てたジャーナリスト、ロバート・ペリー氏のブログ記事を抄訳して、彼が今回のパキスタンの紛争をどのように把握しているかを紹介する。(TUP速報/抄訳・解説:宮前 ゆかり)(2008/01/12)


CIAが破壊したテープと9・11に絡むサウジ・パキスタン関係
  12月5日、米中央情報局(CIA)のマイケル・ヘイデン長官は、アルカイダに属する容疑者の取調べの模様を撮影したビデオテープ少なくとも2本が2005年に廃棄されたとの声明を発表した。このテープはCIAが9・11委員会にも、またザカリアス・ムサウイの訴訟の際に連邦裁判所にも提出しなかったもので、ヘイデン長官によれば、尋問にあたった職員の身の安全を守るために廃棄されたとのことである。失われたテープをめぐり、米ジャーナリスト・ジェラルド・ボスナーの分析を紹介する。(TUP速報)(2008/01/02)


パキスタン情勢
ブット元首相暗殺事件:パキスタン軍事政権とイスラム過激派の危険な関係 B・ラマン
  米欧日の企業メディアは、パキスタンのベナジル・ブット元首相暗殺事件を速報し、現地の混乱を伝え、各国政府の首脳たちが表明する追悼の言葉と、イスラム過激派やテロリズムを糾弾する声を報じている。ブット元首相の政治経歴を紹介するテレビ放送もあるが、パキスタンの情勢を簡単に解説するだけで、事件の背景に深く切り込む報道は出ていない。それにはしばらく時間がかかる。そのなかで、事件の直後に、冷静で簡潔な解説を公開した人物がいる。インド、チェンナイ市にある時事問題研究所で所長を務めるB・ラマンである。ラマンの記事(英文)はインドのニュース・サイトに掲載された【1】。(TUP速報=抄訳・解説/安濃一樹)(2007/12/31)

リバーベンド日記
私たちはみんな難民に、私は突然ただの番号になってしまった
  シリアに逃れたイラクの人々は150万人にのぼると言われている。住み慣れた故国を離れ、リバーベンド一家も国外での新しい暮らしがはじまったようだ。しかしそれは安定とは程遠く、シリアでの滞在許可を一ヶ月のばせるか、2ヶ月のばせるか…、行く当てのない不安と葛藤の日々を過ごしている。(TUP速報)(2007/10/27)


中東
ワタダ米陸軍中尉の抵抗──兵士は銃を捨て、自由を手にした 2度目の軍法会議が延期に
  2007年10月5日、ワシントン州タコマ地方裁判所のベンジャミン・セトル判事は、エレン・ワタダ陸軍中尉の請願を受け入れ、19日に審問を行うことを決めた【1】。中尉は、イラク戦争を批判し、イラクへの赴任を拒否したために、軍法に従い罪を問われている。しかし、2月に開かれた軍法会議は審理無効とされた。それにもかかわらず、審理を繰り返すのは「一事不再理」の原則に反すると中尉は訴えていた。セトル判事の決定により、10月9日に予定されていた2度目の軍法会議は、すくなくとも判事の審理が終わるまで延期される。軍の専管である軍法会議に連邦裁判所が介入するのは、きわめて異例のことだった。(安濃一樹・TUP速報)(2007/10/25)

中東
イラク戦争と統計──推定死者数122万人 安濃一樹
  2004年10月29日、レス・ロバーツ博士の研究グループが、アメリカによる侵略と占領の犠牲となったイラク市民の死亡者数を推定するレポートを、イギリスの科学誌ランセットのオンライン版で公開しました。レポートは、ロバーツ博士が所属する米ジョンズ・ホプキンス大学と米コロンビア大学とバグダッドのアル・ムスタンシリア大学が合同して現地調査した結果を分析したものです。研究グループは、04年7月の時点でイラク市民の死亡率が侵略前の通常値と比べて2・5倍になり、侵略と占領の犠牲となった死者数は9万8000人に及んでいる可能性が高いと推定しています。死者の過半数がアメリカが率いる連合軍による攻撃の犠牲者であり、ほとんどが女性と子どもたちでした。(TUP速報)(2007/09/16)


リバーベンド日記
机にも、ベッドにも、片づけてしまった壁の写真の幻影にもさようならを言って…
  4月26日イラクを出ることを決意したと書かれて以後、音信がなかったリバーベンド。もうすでに国を出たのか、それとも何ごとかあったのか、心配していました。4カ月以上たって、届いたブログの発信地は・・・(TUP速報)(2007/09/07)


検証・メディア
自由主義の神話を糾弾する 言論のバスティーユ監獄を襲撃する時 ジョン・ピルジャー監督
  「自由民主主義は企業独裁主義へと移行しています。この歴史的な転換期に、メディアはその仮面に使われることを拒否しなければなりません。逆にそのこと自体を人々の緊急問題として取り上げ、直接行動を促す必要があります」。こう語るのはジョン・ピルジャー。「偉大な告発者トマス・ペインは、大衆の大多数が真実や真実のアイデアを拒否された時こそ、言論のバスティーユ監獄を襲撃する時だと警告しました。今がその時なのです」。著名なオーストラリアの映画監督、そして不正暴露ジャーナリストであるピルジャー氏の最近の講演を、1時間にわたってお届けします。(TUP速報)(2007/09/01)


中東
語るべき幾千もの悲話…そして聴く人はひとりもいない ダール・ジャマイル記者
  戦火のなかのイラクの惨状は、連日のように新聞やテレビの報道で伝えられていますが、その光景は、ここ日本では、大雨や大地震、年金問題や参議院選挙、日常生活の風景からはるかに遠い背景に追いやられているでしょう。それはイラク戦争の本国・アメリカでも同じこと。ネット検索で見つけた次のようなアメリカ人読者のコメント《*》を紹介します。(TUP速報)(2007/07/27)


9・11の真実が見えなければ、対テロ戦争は理解できない アロン・ルーソ
  歌手ベット・ミドラーやマンハッタン・トランスファーのマネージャーを務め、映画のプロデューサーとしてはミドラー主演の『ローズ(The Rose)』やエディー・マーフィー主演の『大逆転(Trading Places)』を手がけ、アカデミー賞ノミネートをはじめ数々の賞に輝いたアロン・ルーソ(Aaron Russo)がプリズン・プラネットのアレックス・ジョーンズに“友人”ニック・ロックフェラーとの会話内容を語ったインタビューの一部がネット上で公開されています。彼はその中で、9・11やウーマン・リブについてのロックフェラーの興味深い発言を紹介しています。(TUP速報)(2007/07/22)


マイケル・ムーア監督が語る新作「Sicko」制作の背景
  アメリカ国民の税金を湯水のように使ってイラク戦争を続行するブッシュ政権。世界一裕福なアメリカですが、先進国では世界で唯一国民健康保険制度がありません。6月下旬にマイケル・ムーアによるドキュメンタリー映画「Sicko(病人)」が初公開され、福祉制度の破綻に苦しむアメリカ庶民の実情が赤裸々に暴露されました。またもや全米に大旋風を巻き起こしているマイケル・ムーアに「デモクラシー・ナウ!」のエイミー・グッドマンが6月18日(月)に一時間のインタビューを行いました。そのトランスクリプトの翻訳をお届けします。(TUP速報)(2007/07/21)

 「新たなイラク反戦運動を展開する」 米国の「反戦の母」C・シーハンさんが市民に参加呼びかけ
  「イラク反戦の母」として米国の反戦運動の先頭に立ってきた、シンディー・シーハンさんがこのほど、活動の終了を宣言した。政党の利益に利用されることに嫌気がさしたというのが理由だ。その発言をめぐりネット上で誹謗・中傷にさらされる彼女は、同国のラジオ放送ジェネシスのインタビュー番組に登場し、自分の真意を明らかにした。イラク戦線で息子を失った母親の立場から、リベラル派と保守派の双方をきびしく批判、「この世には、米国の大企業と軍の帝国主義のために人生をメチャクチャにされたり、土地や家族を奪われている人がたくさんいます。私は彼らのためにこれまでとは別の方向から闘う」と述べた。また、同じことを望んでいる人びとに対して、パソコンの前に座っているだけでなく、何らかの犠牲を払ってでも新たな活動に参加してほしい、と訴えた。(TUP速報)(2007/06/14)


虐殺への弔慰金、天地の開き イラク、アフガンで米軍に殺された民間人と「9・11」の犠牲者
  「悪いが、あんたの子どもを撃っちまった。ホラ、500ドル」。かつて聞いた話ですが、世界ブランドのスポーツシューズ・メーカーがインドネシアに構える工場の全女性工員の給金“年間総額”は、バスケットボールの“一”スター選手に支払った広告出演契約金に満たないそうです。本稿で、エンゲルハート氏は、ブッシュ大統領がアフガニスタンとイラクで推進する対テロ戦争の巻き添え死亡者の弔慰金をニューヨークでの9・11事件犠牲者の補償金と比較し、想像を絶する現代世界の差別構造の一側面を明るみに出します。(TUP速報)(2007/06/02)


迷走する安倍首相の二枚舌、真意はどこに? 従軍慰安婦問題
 3月の初め、米国下院で日本の戦時中の従軍慰安婦問題に関する決議案の審議が始まり、安倍首相は「狭義の意味では強制ではなかった」と主張。その一方で、1993年に政府としての関与を認め、元「従軍慰安婦」に対し「お詫びと反省の気持ち」を表明した河野洋平官房長官(当時)の談話も否定しないあいまいな態度を取っている。このような二枚舌をつかう日本政府を、近隣諸国やオーストラリアのような関係国に住む人々はどのようにみているのか、アジア市民権ネットワークの代表でもある、オーストラリア国立大学のテッサ・モーリス・スズキがドイツとの比較を盛り込みながら分析している。(TUP速報)(2007/04/13)

中東
勝利か審理再開か イラク戦争派遣拒否のワタダ中尉の軍法会議(2)
  自ら派遣拒否兵で軍法会議にかけられた経験のある、ジェフ・パターソンのワタダ中尉軍法会議報告の続きです。米ワシントン州フォートルイスで開催されたワタダ中尉軍法会議は2月7日、「審理無効」を宣言して閉じられました。審理後半の報告はは、ワタダ中尉の主張を正面から取り上げたくないという自分の底意を隠して、手続き上の問題に拘泥する判事の様子を描いています。その姿は何だかこっけいでもあります。中尉の弁護士は、「審理無効」によって裁判が復活することはありえないと主張していますが、今後の政府の巻き返しについてはいくつかの可能性も指摘されています。(TUP速報)(2007/02/27)


中東
「審理無効」は勝利である イラク戦争派遣拒否のワタダ中尉の軍法会議(1)
  2月5日から7日、米陸軍の将校として初めてイラクへの派遣を拒否したワタダ中尉の軍法会議が、米ワシントン州フォートルイスで開かれました。結果は、多くの人が驚いたように「審理無効」が宣言され、閉廷されました。軍法会議でいったい何が起こったのでしょうか。またその意味は何でしょうか。以下はカリフォルニア州オークランドの反戦軍人を支援する団体「抵抗する勇気」(Courage to Resist)のジェフ・パターソンの報告です。パターソン自身、米海兵隊伍長だった1990年、イラク攻撃準備のためのサウジアラビア派遣を拒否し軍法会議にかけられた経験があります。(TUP速報)(2007/02/25)


リバーベンド日記
世界一の嘘つき男、マリキ・イラク首相
  バグダードに住む若いイラク女性、リバーベンドのブログ、昨年12月31日から50日以上たっての更新に無事であったと喜びましたが、内容はたいへんつらいものでした。ここにお届けするのは、前号の続き、同日の内に更新されたものです。人間の誇りと尊厳を踏みにじって恥じない支配者に対するリバーベンドの怒りが伝わってきます。本日(22日)さらにイラク北部のタルアファルの女性が、イラク治安部隊の将兵4人にレイプされたと名乗り出ました(以下のニュースサイト参照、英文)。 (2007/02/24)

リバーベンド日記
「今夜は書かなくてはならない」なぜなら・・・
  バグダードに住む若いイラク女性、リバーベンドのブログも書きつがれてもう4年目に入りました。状況はますますきびしく、昨年12月31日から50日以上たっての更新。「今夜は書かなくてはならない」とわが身をむちうつようにして書かれた。読むのもつらい内容ですが、どうか転載転送され多くの人々に読まれますように。同日続いてアップされたこの事件に対するマリキ首相の対応についてのブログを、後ほどお送りします。(TUP速報)(2007/02/22)


リバーベンド日記
アメリカの当初からの計画通りイラクは粉々になった
  また一年が過ぎ去っていく・・・平均的イラク人の1日の生活は、遺体の身元確認や、自動車爆弾を避けることや、監禁されたり、追放されたり、誘拐されたりしている彼らの家族たちを探すことだけに明け暮れている。2006年は、はっきり言ってこれまでで最悪の年だった。間違いないわ。このすさまじい戦争と占領は、目下この国を全力で叩きのめしている。今日アンバールで死んだアメリカ兵の命はわたしの従兄弟の命よりもっと大切だって言うの? わたしはそうは思わないわ。従兄弟は6年もの間思い続けてきた女性と婚約したまさに先月のその夜に撃ち殺されたのよ。(2007/01/02)


リバーベンド日記
フセイン元大統領処刑:アメリカから学んだ「民主主義」は私刑
  リンチ(私刑)...まちがいなくマーリキーと彼の側近は精神病の変質者だ。これは本当に類をみない卑劣なことだ。イード(イスラームの祭)期間中の処刑執行など常軌を逸している。世界中(イランは除くけど)のイスラーム教徒は激怒している。イードは平和な時だ。少なくともイードの間くらいは口論や怒りなどは脇においておくものだ。これは来るべき年が良くないことの予兆だ。実際、狂人たちが聖日の期間中にこんなことをするなんて誰も想像していなかった。それは宗教的に容認できることではないという以前に憲法違反だ。(2007/01/02)


父がベトナム、息子がイラクで体験した戦争の愚かしさ 米国「復員軍人の日」の一文
  すでに12月も下旬となり、今年も押し詰まってきましたが、先月11月の11日は、アメリカの「復員軍人の日」――第一次世界大戦の休戦を記念するとともに、アメリカが参戦したすべての戦争に従事した米軍将兵たちに感謝する休日――でした。この日を期して、本稿の筆者、今は「俗塵を離れたオレゴン州東部の小さな町」に在住する元・土地管理局自然保護官は、かつて訪れたアメリカ各地の戦跡を追憶し、自身のヴェトナム戦争体験とご子息が従軍したイラク戦争への思いを重ねて、時が移っても「時代は変わらない」戦争の愚かしさを想い、そして、10月17日にブッシュ大統領が署名したジュネーブ条約無視の「特別軍事法廷設置法」の非人道性を告発します。(TUP速報)(2006/12/23)


人命や道義よりも石油が大事 スーダン紛争の大量虐殺に対するブッシュ米政権の不作為
  奇妙ではないか? 私たちの世界が時として、たったひとつのものに集約されてしまう。今のご時勢、どんな話題を取り上げても――例えば、ダルフールのジェノサイドを語ってみても――遅かれ早かれ、石油を論じていることになる。今この瞬間、世界はエネルギー争奪戦に遭遇している。これをこれまでの2世紀間にわたる軍拡競争に相応する21世紀版の競争だと考えてみよう。エネルギー資源の兆しや情報のあるところ、どこでもこの黄金(黒い)をめざす狂乱の突進を目にすることになる。(TUP速報)(2006/11/23)


リバーベンド日記
サダム死刑判決はブッシュ最後の切り札か―米中間選挙を前に
  なにもかもだめになったら……独裁者を処刑せよ。すごく単純な話。アメリカ兵が何十人と束になって殺されているならば、占領した国がもっと小さな国々に分裂するおそれがあるならば、私兵集団と暗殺部隊が通りをうろつき、宗教指導者たちの集団が権力を握っているならば─独裁者を処刑せよ。裁判の初日から、だれもがこの判決を予想していた。なにもかも、タイミングは完璧だ。(2006/11/07)


北朝鮮
北朝鮮の核実験は「世界の終わり」の予兆なのか ヘレン・コルディコット米核政策研究所代表
  北朝鮮の核実験後、米国の核政策研究所(本部・ワシントン)の代表ヘレン・コルディコットは、「世の終わり来たりぬ」と題する一文をカナダのオタワ・シティズン紙(10月21日)に発表した。彼女はその中で、「北朝鮮に関してあらゆる誇大広告がなされる一方で、厳然たる事実として、世界にはまだ何千という米国とロシアのICBMの『砲身』が存在している」と指摘、すべての核兵器の廃棄のため両国が今こそ、1988年にレイキャビックで確立された非凡な先例を推し進めるべき、だと訴えている。この記事はコモン・ドリームス・ドットコムなど世界のサイトに次々と転載されている。(TUP速報)(2006/11/02)


リバーベンド日記
イラク戦争開戦以来の死者数65万人―「公式発表」と大きな乖離
  わたしがこんなに長いことブログから離れていたことはなかった。ブログを書けなかった理由はいくつかあるけれど、その大きいものは、わたしがイラクとその状況について書かなければという衝動を感じるたびに、他のイラク人も同じように感じていると思うけど、言葉にすることのできない、どうしようもない絶望感でいっぱいになってしまうということだ。(2006/10/23)


若者が遺体袋に入る前に イラク戦死者家族会シーハンさんの「脱走の勧め」
   平和を求める戦死者家族の会のシンディ・シーハンさんは、2004年4月4日にイラクで戦死した息子のケーシー・オースチン・シーハン特技兵が、なぜイラクで死ななければならなかったのか、ブッシュ大統領に直接説明を求め、ブッシュ大統領の牧場のあるクローフォードに運動拠点キャンプ・ケーシーを作って、反戦運動を粘り強く続けている。そのシンディ・シーハンさんが、19カ月間無断で離隊していた陸軍特技兵マーク・ウィルカーソンがキャンプ・ケーシーに救いを求めてカミングアウトしてきたことを、トゥルースアウトに載せた小論で明らかにした。ワタダ中尉は軍隊の中でイラク行きの命令を拒否して闘っているが、マーク・ウィルカーソン特技兵のように無許可離隊した兵士のカミングアウトが、これから増えてくるのではないか。(TUP速報)(2006/09/29)

中東
「世界中の人びとが息子のメッセージを受け止めて」 イラク参戦拒否の米軍中尉の母が公開書簡
  イラク行きの命令を拒否した米軍の現役将校、エレン・ワタダ中尉にたいする公判前審問が8月17日と18日に開かれました。4時間に及ぶ審問中3時間にわたって、デニス・ハリデイ元国連事務次長、イラク侵略に抗議して2003年3月に辞職したアン・ライト元陸軍大佐、国際法の権威であるフランシス・ボイル‐イリノイ大学教授らがワタダ中尉を弁護する証言を行いました。調査担当将校マーク・キース中佐がワタダ中尉を軍法会議に送るかどうか、容疑をどうするか、勧告を出すようです。ワタダ中尉の母キャロライン・ホーさんがこの審問を前にして、支援を訴える公開の手紙を出されましたので、紹介します。(TUP速報)(2006/09/04)


中東
国連監視員はなぜ殺されたのか 公式記録が物語るイスラエルのレバノン領空侵犯
  イスラエルのレバノン攻撃は、ヒズボラが2名のイスラエル兵士をイスラエル領内で捕虜にしたことが発端とされているが、それでは、イスラエルはレバノンの主権を尊重してきたのだろうか?イスラエルによるレバノンの主権蹂躙はこれまで数え切れないほど発生しているが、ここでは領空侵犯の問題を取り上げよう。イスラエルによる領空侵犯を記録していた国連の国境監視員たちは、10回以上も、イスラエル側に爆撃を止めるようにと電話し、「止める」という答えを得ていたにも関わらず、精密誘導弾で殺されてしまった。それは何のためだったのか。イスラエルの大学で教鞭とるラン・ハッコヘンが、同国内部でこの事件がどのように説明されているか、その雰囲気を伝えるとともに、国連監視員たちが残したイスラエルによる領空侵犯の記録を紹介する。(TUP速報)(2006/08/08)


中東
「息子のイラク参戦拒否に支持を」 米軍現役将校エレン・ワタダ中尉の母が公開書簡
  米軍の現役将校、エレン・ワタダ中尉は今年1月、不法な戦争に、戦争遂行に際しての偽りに、政府の不法行為に反対であるとして、除隊を申し出たが許されず、6月7日に声明(注)を公表しイラクへの移動命令を拒否した。ハワイ出身の日系米国人である同中尉は7月5日に高等軍法会議に起訴され、移動命令不履行、ブッシュ大統領他の上官に対する侮辱行為、将校にあるまじき無作法行為などにより、7年の刑に処せられる可能性がある。息子の行動を支持する母親キャロライン・ホーさんが、イラクからの撤兵を求める米国市民に宛てた公開書簡を紹介する。(TUP速報)(2006/07/22)


中東
米軍、イラクで新型電磁波兵器を配備か 米国内で開発中止と配備撤回もとめる運動
  このほど、カリフォルニア戦略研究センター所長、ブレット・ワグナーからの呼びかけがインディ・メディア、ワン・ワールドなどへ投稿されました。その内容は、アメリカが議会の承認なく、危険な新型兵器をイラクに配備したとの確証を得たこと、それに対し抗議し兵器の開発中止と配備撤回を求める署名の呼びかけです。問題の新型兵器とは「痛撃電磁波」と「殺人電磁波」、核弾頭以来最大の発明とされる新世代兵器。「痛撃電磁波」については、反対運動の成果により、一時米政府は配備を無期限に延期したとされていました。ところが・・・(TUP速報)(2006/07/21)


リバーベンド日記
殺戮事件での親友の死、占領軍の少女レイプ…
  長い夏になりそうだ。いまはほぼ半ばにさしかかったところだが、一日一日がのろのろと過ぎていくだけのように思える。この夏は、暑さと、ハエと、何時間も何時間も続く停電と、至るところで見つかる死体とがごたまぜになっている。一昨日は破滅的な日だった。この日はジハード地区での殺戮のニュースで始まった。(2006/07/15)


北朝鮮
ブッシュ大統領殿、非難すべき相手はご自身    グレッグ・パラスト(米ジャーナリスト)
  無謀な行為を前に、国際的包囲網の北朝鮮に対する非難の嵐のなかで、ブッシュ政権の過去を問う、暴露ジャーナリスト、グレッグ・パラストの面目躍如たる短信です。それにしても、今こそ、はた迷惑な思いをしている韓国、中国、ロシアとも連携して、6か国協議の枠組みにおける外交手段で北朝鮮(および米国)を説得しなければならない時のはずですが、日本政府はこの好機を捉えず、額賀防衛庁長官あたりはミサイル防衛構想の推進という軍拡競争路線を声高に唱えるとは……憲法9条を掲げるこの国は、いったいどうなったのでしょう?(TUP速報)(2006/07/15)


リバーベンド日記
「民族粛清」が行われている 悪いニュースばかり続く
 まったくひどい日だった。たまらない暑さで目が覚めた。この地域に電気がくるのは、だいたい4時間くらいで、頼りは発電機なのだけど、それも天井の扇風機が使えるってことで、エアコンを使えるほどではないの。発電機が動いていないことを示すいやな静けさでわたしたちは目が覚めた。Eがお隣りに行って確かめてきた。今日一日、発電機は動かないということだ。責任者のお隣さんは、時間が空き次第「発電機ドクター」を連れてくることになっていた。 (2006/06/21)


デモクラシーの押し売りと米国の失敗 日本、韓国、そしてイラク チャルマーズ・ジョンソン
    米軍事専門家で政治評論家でもあるチャルマーズ・ジョンソン氏は、米国が先導する民主主義の「移植」について、米国の対外政策の方針と実績を、主として日本と韓国における事例を検証しつつ、イラクの現状ついて「日本、韓国以上に言語道断」の状況と批判する。米ネット論紙トム・デスパッチに掲載された「米国モデルの輸出」と題した本稿は、米国の「デモクラシーの押し売り」の背後には、「うぬぼれや人種優越感」があり、戦争正当化の手段に使われると断じている。(TUP速報)(2006/06/14)


神を問い為政者の道を問う ブッシュが黙殺したイラン大統領書簡全文(下)
  米国は故意にイランの核開発問題でイラン側が拒むような条件をつけた「対話の呼びかけ」を行なっている。イスラムを多く含む第三世界諸国の世論に対する形ばかりのジェスチャーをどこまで米国は続けるのか。以下は5月8日付でイランのマフムード・アフマディネジャド大統領がブッシュ米大統領に送った公開質問状全文の後半部だ。(TUP速報)(2006/06/07)

神を問い為政者の道を問う ブッシュが黙殺したイラン大統領書簡全文(上)
  5月8日付でイランのマフムード・アフマディネジャド大統領がブッシュ米大統領に送った公開質問状を、ブッシュ政権は黙殺した。欧州各国の政権も日本も同様に「右へならえ」と黙殺しているようだ。この書簡を、イラン国内向けの「ジェスチャー」とのみ捉えるべきなのだろうか。神と預言者に繰り返し言及しつつ米国の偽善性を総括するこの書簡は、イスラム教徒だけに限らず、世界の人々に訴える説得力を持っている。その質問状の全文を2回にわたって紹介する。(TUP速報)(2006/05/31)


「自動車爆弾の歴史」(下) 「中世の城壁」に押し込まれたイラクの米兵 ゲリラ戦の「核兵器」として威力増す マイク・デイヴィス
   いにしえの覚者は解脱の法を「憎しみは、愛によってのみ解消する」と説いたが、自動車爆弾の歴史を見渡せば、復讐が復讐を招き、コピーが容易な戦術は活躍の場をどんどん各地に広げ、憎悪の輪廻をとどまることなく回転させている。大量破壊兵器の除去を偽りの大義名分のひとつにした対イラク戦争が、自動車爆弾という大量殺人兵器を普及させているのも、時代の不条理きわまりない現実だ。米ネットメディア「トム・デスパッチ」に掲載されたマイク・デイヴィスの論考の後半部を紹介する。(TUP速報)(2006/05/25)

「自動車爆弾の歴史」(上)貧者の空軍力、ファシストの兵器 マイク・デイヴィス
  有益性と簡便性のゆえに、またたく間に広く普及する発明品を、現代文明の“利器”と定義するならば、イラクをはじめ、バリやジャカルタ、オクラホマなど紛争や対立のあるところで広く使われている自動車爆弾もそのひとつにあたる。辛口の米社会批評家として知られ、カリフォルニア建築大学で都市論を教えるマイク・デイヴィスは自動車爆弾を「貧者の空軍力」であるが「本質的のファシストの兵器」と位置付けている。1920年のウォール街における荷馬車爆弾の炸裂を起源とする「自動車爆弾の歴史」をめぐるデイヴィスのユニークな論考を紹介する。(TUP速報)(2006/05/15)


リバーベンド日記
アメリカはイランをどうするつもりなのか 3年前の記憶と今
 2003年4月の10日か11日頃のこと。私たちの地域には、3月末から電気がきていなかった。水も止まっていたし、ほとんどのイラク人はまだ発電機を持っていなかった。私たちは昼も夜もアメリカやイギリスの戦闘機の音を聞き、街に侵攻する戦車の音に聞き耳を立て、そして祈っていた。私たちはまた、必死になってニュースを追おうとしていた。イラク国営テレビ放送は存在を止めてしまったようだった。放映の状態は戦争が始まって以来ずっと悪かった―うまくアクセスできて、はっきりと見える時もあるが、なにかを引っ掻くように国歌が聞こえる中に顔がいくつか、ぼやけて不鮮明に映るだけという時もあった。(TUP速報)(2006/05/06)


軍事優先の果てに「米破産」も 復讐の女神が降り立つ帝国 C・ジョンソン氏インタビュー
  米国の軍事問題専門家のチャルマーズ・ジョンソンは、再び現代の米帝国の姿を語り、ペンタゴン主導の軍事優先主義の暴走にともない、議会制民主主義と資本主義経済とが共に空洞化し、やがて「アメリカ合州国」そのものが衰退に向かうと予測、米国の「破産」すらありうると警告している。米ネット評論誌トム・デスパッチのジョンソン氏へのインタビューの詳報を紹介する。(TUP速報)(2006/04/28)

「占領下で死ぬのはいや」 ビビおばあさんの言葉 リバーベンド日記
  バグダードは今、暦の上では春だ。わたしたちは冗談まじりにイラクに春は無いなんて言ってる。寒くて風の天気から、すぐにじめじめした砂嵐のふた月、そして燃えるような乾いた熱さ、つまり夏へと入ってしまう。それでも、この4月はじゅうたんや敷物を巻いて夏服を取り出すための月だ。夏服を取り出して冬服を片づけるのは、家族全員かかってのおよそ1週間しごとだ。冬服から夏服に全て替え終わる時には、家中がナフタリンや衣類や肌着の虫除けのために時々使う新品の石鹸のにおいになってしまう。 (TUP速報)(2006/04/25)


沖縄/日米安保
沖縄は世界でも例外的な「軍事植民地」 チャルマーズ・ジョンソン氏インタビュー
  米軍事評論家チャルマーズ・ジョンソンが、みずからの経歴と体験を踏まえ、「基地の帝国」としての米国の政治・経済構造を、第二次世界大戦直後の冷戦初期から、ソ連の崩壊を経て、現在のアフガン・イラク戦争までの歴史の流れのなかで論じている。「ブッシュのアメリカ」は、富裕層を利する大型減税の継続など小さな政府を気取っているように見えるが、その実、軍事支出は惜しまず、軍産複合体への予算のバラ撒きが経済を維持する有効需要になることを米社会は期待しているようだという。ジョンソンは、以下のインタビューの中で共産主義に対する自衛の意義に疑いの目を向けるようになったきっかけのひとつが、海兵隊員らによる少女集団レイプ事件の余波が残っている時期の沖縄訪問だったとも告白している。(TUP速報)(2006/04/21)


中東
荒れ狂う軍と警察、そして遺体置き場 リバーベンド・ブログから
  戦火の中のバグダード、停電の合間をぬって書きつがれる若い女性の日記「リバーベンド・ブログ」は3月28日付で、民兵組織が割拠、治安が悪化する一方のバグダッドで、処刑遺体などが集められる遺体置き場を訪れた日のことを綴っている。その現場で唇をかみしめた彼女は「深い悲しみ、激しい憎しみ、あきらめ、様々な表情があった」と書いている。(TUP速報)(2006/03/31)


中東
米軍がイラクから撤退すべき10の理由 元「人間の盾」ドナ・マルハーンのメッセージ
  オーストラリア人女性ドナ・マルハーンは、2003年春イラクでの「人間の盾」に参加し、04年春には米軍包囲下のファルージャに入り、その帰路地元レジスタンスによる拘束を経験、04年冬から05年春にかけてイラクとパレスチナを旅し、05年8月、米国からシンディ・シーハンのキャンプケーシーについて報告した。オーストラリアに帰国したマルハーンは、米国主導のイラク戦争・占領にオーストラリアが最も貢献してきたパイン・ギャップに向かい、民間査察を強行して逮捕された。現在仮保釈中の身でありながらオーストラリア中を講演などで駆けずり回っている。以下はイラク戦争3周年を迎えた彼女からのメッセージだ。(TUP速報)(2006/03/24)


作られた分断と差別でずたずたにされたイラク 開戦3年目のリバーベンド・ブロク
  戦火の中のバグダッドで停電の合間をぬって書きつがれる若い女性の日記「リバーベンド・ブログ」は、イラク戦争から3年目のイラクの現状を「電力事情はかつてないほどのひどく、治安はいっそう悪化した」とし、宗派による差別も「一般化した」と綴っている。彼女は「悲しいことに、人びとはどちらに属するのか名乗るように責められている」と書いている。(TUP速報)(2006/03/22)


ビル崩壊「物理的にありえない」 調査委に公平さなし 米専門家グループが発表した「9・11の疑惑」
  5年前の9月11日に起こった出来事を前提として、現代のさまざまな問題が語られている。しかし、9・11の事実として伝えられていることには多くの疑問点もある。米国の専門家グループが9・11事件について「旅客機の燃料ではビルの鉄骨を溶かす融点に達するまでの熱が生じない」など多くの疑問点を提出、「21世紀の原点」となった事件についての真相解明を求めるプレスリリースを今年1月に発表している。その全文を紹介する。(ベリタ通信/翻訳・TUP速報)(2006/03/20)

中東
国民の権利と自由の行方は? 誰も読まなかったイラク憲法草案 リバーベンド・ブログから
  戦火の中のバグダッドで、停電の合間をぬって書きつがれる24歳の女性の日記「リバーベンド・ブログ」は、イラクの「アンネ・フランク」と評する声もあるほどに世界中で多くの読者を獲得している。リバーベンドは15日に国民投票が行われたイラク憲法草案について、「みな命を長らえることに必死」で、ほとんどの人が読もうとさえしなかったと書いている。(TUP速報)(2005/10/18)

小泉首相ほど米国に忠実な者はいない イラク派兵は血の貢献
 帝国主義全盛の時代、大英帝国はインドやネパールなどの植民地軍や傭兵たちを両世界大戦のヨーロッパ戦線に投入した。現代の“自由と民主主義”を守る対テロ世界戦争に、ついに日本も参戦し、イラクに派兵したが、これは往時の英領インド軍やグルカ傭兵部隊と、どこがどう違うのだろうか? ごく当然の疑問が、国政の場で説明されていないし、マスコミや論壇でも、まともな形の議論にはなっていない。それでは、「小泉首相ほど米国に忠実なものはいない」と主張する東京、国際基督教両大学で教える客員教授の講義に耳を傾けてみよう。(TUP速報= ベリタ通信)(2004/03/26)


「神様、この狂気を終わらせて」 イラク帰還兵見つめる米病院の看護師が訴え
 イラク占領米軍の死者は依然として増えつづけているが、一命は取りとめたものの重傷を負って祖国に緊急送還される兵士も跡を絶たない。ワシントンの陸軍病院で負傷兵の看護にあたる看護隊大尉は、やりきれなさに耐えきれず「平和を求める退役軍人会」に投稿し、病院の現状を明らかにしている。彼女は「国のためにこれほどの犠牲を払った勇敢な兵士たちの痛みや悲しみと引換えに富と権力を増やすだけの一握りの連中」に苦々しさを隠さず、「神様、どうか、この狂気の沙汰を終わらせてください」と訴えている。(TUP速報=ベリタ通信)(2004/02/08)


沖縄/日米安保
過剰展開の米軍、海外基地は1000カ所以上 沖縄、韓国では縮小の可能性も 最先端の目標は月
 「アメリカ帝国への報復」(集英社刊)などの著書で知られる米軍事問題の専門家チャルマーズ・ジョンソン氏がこのほど、米ネットメディア「トム・ディスパッチ」に寄せた論文で、米国の海外基地の現況を地球規模で分析している。ジョンソン氏は実に世界で1000カ所以上に上っている米軍基地再配置戦略と「基地ワールド」の骨格構造を解明しながら、過剰展開と重武装を特徴とする軍事帝国の詳細を論じている。それによると、「基地マニア」化した米国は地球だけでは飽き足らず、軍展開の最先端を月にまで広げようとしている一方で、基地の一部「合理化」によって沖縄や韓国の基地が縮小される可能性もあるという。(TUP速報=ベリタ通信)(2004/01/29)


  • 2004/01/17 遺体は「動物のように扱われた」


  • 沖縄/日米安保
    地位協定と米兵犯罪の実像 沖縄での犯罪率はなぜ高いのか
      自衛隊の戦地イラク派兵の口実として、小泉首相は、憲法前文を引用しつつ、「国際社会で名誉ある地位を占めるためには、唯一の同盟国に対する国際貢献が必要である」と説明している。しかし、その同盟関係を規定する「日米安全保障条約」の下に、私たちの日本国はどのような「名誉ある地位」を享受しているのだろうか。わが国の国際貢献の足元を見つめるには、安保条約の履行細目を定める「日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定」を検証するのも、ひとつの近道だろう。本稿で米カリフォルニア州バークレーの「日本政策研究所」のチャルマーズ・ジョンソン所長は、沖縄で実際に発生した3件の米軍人強姦事件の検証を手掛かりに、通常は断片的にしか聞こえてこない日米安全保障条約と地位協定の実相を米兵の犯罪をめぐる裁きの詳細を伝えながら、総合的に報告している。(TUP速報=ベリタ通信)(2004/01/12)








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