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特集

劣化ウラン




戦争の有毒な置きみやげ:劣化ウラン弾 問題解決に向けて冷静で迅速な行動が必要だ  
  原発の燃料を作る過程で出る廃棄物、劣化ウラン(DU)。現在世界では、100万トン以上のDUが貯蔵され、その量は増え続けている。鉛の約2倍の密度のこの重金属は、砲弾や機銃弾に組み込まれてイラク等で使用された。劣化ウラン弾が使用された地域では、がんや先天性異常を持つ子どもの増加など様々な健康被害が戦闘後に明らかになり、戦闘に参加した兵士にも湾岸戦争症候群等が広まった。DUと健康被害との因果関係を否定する当局に対し、NGOや研究機関は疫学的調査や実験を基に反論している。DU問題解決への動きを報告する。(ニュー・インターナショナリスト=ディンヤル・ゴドレジ)(2008/06/11)


自然と人体に地球規模で悪影響 米科学者ローレン・モレさんが警告
  劣化ウランの危険性を世界各地で訴えつづけている米国の科学者ローレン・モレさんが10月3日、札幌で講演し、「自然や人体への悪影響は地球規模で今後さまざまな形で表面化し、歴史上かつてない健康被害の危機に直面する」と警告した。1991年の湾岸戦争以降に使用された劣化ウランは、長崎原爆の40万個分におよぶ。すでに同戦争で被爆した多くのイラク人や米兵が心身を蝕まれているだけではなく、劣化ウランとガン、糖尿病、精神疾患の関連を示す数値がそれ以外の各地で増加しているという。(木村嘉代子)(2006/10/14)

IAEAがイラク核施設周辺の汚染を警告 保健省当局者は「健康被害の原因は放射能兵器」
   【バグダッド25日=IRIN】国際原子力機関(IAEA)は24日、イラク中部の元核関連施設「ツワイサ原子力センター」周辺には、なお放射性物質が残っており、住民約1000人が深刻な健康被害の危機に見舞われていることを明らかにした。一方、イラク保健省当局者は、イラク戦争で使用された放射能兵器こそが、がん患者急増などの最大の理由だと指摘している。(2006/04/25)


  • 2004/10/27 サマワなど劣化ウラン汚染30ヶ所を調査


  • イラクでがん患者が“インフルエンザ”のように蔓延 米軍の劣化ウラン弾などの影響か
     【東京30日=齊藤力二朗】対イラク戦争で米軍は、劣化ウラン弾などを大量に使用したとされるが、その影響が深刻化している。29日付のネット紙、USモヒートが報じた。(2004/07/31)


    ヨルダンで住民に呼吸困難や頭痛 イラクからの劣化ウラン弾汚染くず鉄が原因か
     【東京14日=齊藤力二朗】2003年の対イラク戦争で、米軍が空爆で使用したとされる劣化ウラン弾汚染をめぐり、イラクの西隣のヨルダンでも汚染の影響が出始めている。またイラクの南隣のクウェートで、イラクから来たトラックから高い放射線量を示す積荷が発見されているという。(2004/06/15)

  • 2004/05/21 大量の劣化ウラン汚染鉄をインドに輸出


  • WHO、劣化ウランの健康被害報告の発表認めず 上級顧問が「意図的な隠蔽」と告発
     米英軍が湾岸戦争で使用した劣化ウラン兵器によって「イラク市民の健康が長期的に脅かされる」と警告した専門家の報告書が世界保健機構(WHO)によって闇に葬られていたことが判明した。英紙サンデー・ヘラルドが報じた。第一線の放射線科学者3人による研究は「放射能と化学毒性を持った劣化ウランを含むチリを吸い込んで、子供も大人も癌になる可能性がある」と警告していた。だが、執筆者の一人であるキース・ベイヴァーストック博士を放射能の上級顧問として雇ったWHOは、その報告の公表を阻止していたという。WHOは隠蔽を否定しているが、背景には、その本質は「原子力ロビイスト機関」ともいわれる国際原子力機関(IAEA)の圧力があったのではないかと疑われている。(TUP速報=ベリタ通信)(2004/02/27)

    「劣化ウランの危険ない」は事実誤認 川口外相の無責任発言に「資質」問う声 同志社大講演の波紋
     川口順子外相が1月17日に同志社大学で行った講演会で、学生がイラクにおける劣化ウラン弾の問題に関して質問したのに対し、「政府としては、劣化ウランの危険度は健康に影響を及ぼすものではなく、非常に危険であるというふうには国際的には判断されていない」と回答したが、この回答は国際機関による最近の調査報告を無視した“虚偽答弁”であることが26日分かった。(京都=三木眞)(2004/01/26)

  • 2003/12/03 「米兵は早くから危険を知っていた」
  • 2003/11/09 
  • 2003/11/01 


  • 始まった「イラク戦争症候群」 イラクの米兵士に放射線障害の疑い 急死は劣化ウラン被爆と専門家
     【東京5日=河合敦】「イラク戦争症候群」が既に始まっているようだ。米地方紙、アラブ紙などの報道によると、イラク戦争に派遣されている各国兵士の間で、身体の不調を訴える者が続出、中には肺炎など呼吸器系の障害で急死する例も出ている。報道は「謎の肺炎」としてこの症状を伝えているが、劣化ウラン弾問題を調査している専門家の間では、米軍がイラク戦争で使用した劣化ウラン弾による放射線被爆の急性症状との見方が強い。東京の「劣化ウラン研究会」の山崎久隆代表は「若い兵士が肺炎などで急死するのはどうみても不自然。劣化ウラン弾による大量の放射線を浴びた結果の急性の放射線被害の可能性が極めて高い」と指摘している(2003/09/05)







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