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特集乱鬼龍の武器としての川柳巷には売れない店と買えぬ民 なんだかわしもくたびれた…(2011/10/12) 大海を行くにはドジョウひ弱過ぎ 毎度バカバカしい顔ぶれで…。新内閣発足する。(2011/09/07) 暑すぎる国に寒々しい政治 秋雨前線来る。酷暑の次は土砂降りか…。いずれにしても外で働く貧民にはこたえる。(2011/08/21) 亡ぶとは知らぬテレビが良くはしゃぐ ストレスがストレスを生み・・・(2011/07/26) 六月は勝負の時ぞハナショウブ いま、命の根源をかけたたたかいがはじまる。それにしても永田町にはうんざり・・・(2011/06/14) 国会に馬鹿馬鹿しくも馬鹿ばかり 馬鹿馬鹿しくて川柳にもならない…(2011/06/07) 川柳の一句一句にある力 敵が放射能でくるなら、われは言葉でたたかう(2011/05/25) あいた口ふさがらないと鯉のぼり 原発暴走、この無責任の連鎖!(2011/05/15) 後手後手の後手すら後手となる政治 この危機にこの政治しか持てぬ国民の不幸。(2011/05/04) 死者たちの分まで生きる責務あり これまでのようではない“もうひとつの列島”をめざして(2011/04/26) この電気被曝労働より生まれ 3・11後の世界を見据えて…(2011/04/17) 政治こそ炉心溶融してやまず 言葉にならぬこの現実を、どう言葉として伝え、残していくか…(2011/03/27) 生き方は死に方だから生きていく 生きることがたたかいの世に中、どう生きるかが問われている。(2011/02/27) 開国の美名で亡ぶ気か日本 TPPって何なんだ!(2011/02/20) チェニジアもエジプトも燃え日本冷え この日本をどうするか、が問われている。(2011/02/06) 人物でない人物をアテせず 人物でない人物がリーダーになるこの国の不幸(2011/01/30) 伊達直人いっそ首相にしてみたい タイガーマスク頼りの我がニッポン。(2011/01/18) 元日や早や現実に突き当たり めでたくもない正月がまた来た。(2011/01/03) 対局後イゴよろしくという小沢 政治の右往左往と地べたの悲哀。この対極がかなしい。(2010/12/26) 怪しげな健全論が危な過ぎ 言論と情報の統制はエログロ追放を旗印に始まる。その先に戦争があった。東京都条例成立。(2010/12/19) くる年がくるかとゆく年日々疲れ みんな疲れ果て、やっと生きている。そのうえ、あの政治、ああ…。(2010/12/12) 国会は軽く暮らしは重い国 もう国会ネタも詠みあきた。(2010/11/28) ポスト菅ポスト民主へ秋は急 こんな政治を選んだのは、やっぱり国民の責任なのでしょうか?(2010/11/23) 野宿すら認めぬ国の豊かぶり 弱者を顧みない政治にいつしか慣れてしまって…(2010/11/19) この国の冬が来るぞとホームレス エコポイントという血税を食って肥え太るのはトヨタだけ。(2010/11/06) 末法か自殺者などを数うるは 不安と恐怖と腐敗の時代が続く…(2010/10/17) 冤罪の山をつくってきた歴史 日本全体、なんだかガタがきているような、そんな感じの秋です。(2010/10/10) 俗論をテレビは今日もほしいまま 田母神 死神と読めてくる―平和世論(2009/09/27) 民主圧勝ポスト民主へ秋は急 解党的出直し (2009/09/14) 八月の空日本を許さない またあの日が来た。私たちは決して忘れない…。(2009/08/27) 刑務所に資本の矛盾ふきだまり 制度も経済も政治も、あらゆるものが行き詰まり、断末魔の悲鳴が聞こえる・・・(2009/07/12) 絶望の深さへ希望降りてゆく 働いて、働いて、たったひとりの酒の向こうに明日を視る・・・(2009/07/05) 政治史に名前を残す愚者の群れ 右往左往の自民党。本人も何をやっているのか、わからないのでは・・・(2009/06/28) 迷言と迷走でゆく政治劇 この政治、なんとかならないか・・・(2009/06/21) 冤罪という字覚えてからの道 わが身と重ねて、あらためて冤罪の怖さを知る…(2009/06/11) 貧乏人貧乏だけは世襲する 世襲という格差が、格差を拡大する。自民党の誰が、金王朝を非難できるのか・・・(2009/06/07) 裁判員死刑のロープ持たされる 裁判員制度が始まった。あまりの矛盾に裁く側も裁かれる側も・・・(2009/06/02) どうやって食うかと小銭握り締め 昼も夜の働かねば食えない時代。新宿・歌舞伎町のバーで深夜勤務バーテンを1人募集したら150人が集まった。知り合いの若い衆に聞いた話。(2009/05/24) 疲れてる朝と疲れきる夜と 自殺が、鬱が、殺しが、増え続ける列島に生きて…(2009/05/20) 矢面に立って風さえ真正面 朝日歌壇、ホームレス歌人の心、思いつつ…(2009/05/08) 二転三転四転五転それが人生だと思う 年度末の派遣村。それぞれの人生が集まる・・・(2009/04/05) 与野党というこの程度あの程度 いったい何をやってんだか・・・(2009/03/22) 戦いに伏兵がいるややこしさ 永田町の闇深し、特捜が「国家」の名において何を裁くのか・・・(2009/03/08) 日本を捨てて在日日本人 この世に疲れ果て、さりとてこの世を捨てられない、ならば世直しか・・・(2009/03/01) 公園の鳩すら生活難を知る 職を追われ、住まいを追われ、腹をすかせて、公園のベンチで頭を抱える日々。鳩とも顔なじみに・・・(2009/02/22) かんぽの宿カンパの宿と読めてくる この十数年、権力からのカンパで肥え太った政商たちの群れ。腐臭ただようこの列島をどうする・・・。(2009/02/15) オバマから視えるオバカなかの首相 もうすぐ春です。なにかいいことありませんかネェ・・・(2009/02/01) 日本に生きる不幸に満ちて初春 年明け派遣村にも正月が来て…(2009/01/18) 良い年が来る訳もなく年の暮れ 今年もひどかったが、来年はもっとひどいそうな・・・(2008/12/28) 倒産へすでに傾く日本国 明日はいったいどうなるのだろう・・・(2008/12/21) 倒産へすでに傾く日本国 これがこの国の形…(2008/12/07) 麻生から視える日本のこの程度 権力は踏襲(フシュウと呼んだ権力者がいた)され、フシュウ(腐臭)する・・・(2008/11/30) 秋灯心の傷の幾山河 秋が終わり木枯らしが吹く、わが心に列島に日本に・・・(2008/11/23) 踏襲をふしゅうと読んで腐臭する この人、英語は得意なんだそうだけど・・・(2008/11/17) カップめんそはいくらかと首相聞き 政治の軽さが言葉の軽さと重なって…(2008/11/09) 秋深し危機も破局もより深し 世界大乱!この先に私たちは何を見るのか・・・(2008/11/02) 資本主義の終わりを告げて資本主義 今になって市場主義や規制緩和は間違っていましたといわれても・・・(2008/10/26) 疲れ果て必死の明日を紡ぎ出す 社会が壊れ、人が壊れいくなかで・・・(2008/10/19) 資本主義超えよと資本の世が悶え いま問われているのは資本主義そのものかもしれない、政治も人も世のなかも壊れゆく・・・(2008/10/12) 人権という語空々しく政治 政治に絶望し、生きることに疲れ、それでもー(2008/10/05) 政治家の軽さにツケの重い国 自民党総裁選の空騒ぎにうんざりして−(2008/09/18) 器ではない器ばかりの永田町 福田首相の突然の辞任表明に―(2008/09/05) この世こそ地獄と蟹工船が売れ 川柳作家にして中高年ワーキングプアー、乱鬼龍の折々の作品から何首かを選び、お送りする。政治、社会の風刺にとどまらず、現代社会の中で不安にさいなまれ、揺れ動く個人の内面に分け入った作品は、読むものの心に迫るものがある。(大野和興)(2008/08/26) |
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