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記者宮下洋一「サッカー選手になるのが夢」 暴動地区に住むアフリカ系移民の若者たち 【パリ９日＝宮下洋一】フランスで続く放火事件や騒動を引き起こしている若者たちの中には、１０歳の少年を含むアフリカ、マグレブ系移民が大半。フランス人国籍を持つ彼らが、隔離された不平等社会に不満を抱いていることが暴動拡大を招いた一原因になっている。そうした環境に暮らす若者たちの抱く夢のひとつが「サッカー選手になること」という。（2005/11/10） 写真が語るイラク情勢、津波、ヒロシマ．．． 南仏で第１７回国際写真展 
【ペルピニャン（南フランス）４日＝宮下洋一】国際フォトジャーナリズム祭（ＶＩＳＡ）が南仏ペルピニャンで開かれている。今年で１７回目を迎えるＶＩＳＡには、フォトジャーナリストで、月刊誌「ＤＡＹＳ ＪＡＰＡＮ」編集長の広河隆一氏も参加した。最優秀作品（ビザ・ドール）を受賞したのは、「津波」をテーマに扱った通信社「ＶＵ」所属のフィリップ・ブレンキンソップ氏となった。（2005/09/05）
イスラム系住民から不安の声 ロンドン同時爆破の波紋 【ロンドン１０日＝宮下洋一】７日にロンドンで起きた同時多発テロ。２０１２年の五輪開催都市に選ばれ、歓喜に満ちていた英国人にとっては一転忌まわしい日になった。経済機能が集中している首都だけに、株や為替相場に影響が出ると予想されたが、意外と早く日常のリズムを取り戻した。（2005/07/11） 今年も異常気象で山火事相次ぐ 仏、スペイン、ポルトガル３国 【エクサンプロバンス（南フランス）６日＝宮下洋一】フランス、スペイン、ポルトガルでは、今年もまた、山火事が相次いでいる。干ばつによる影響に山火事が重なり、今月に入ってからすでに、数千ヘクタールの土地に被害が及んだ。異常気象による猛暑が続くこれら３国では、今年も山火事対策が政府の重要課題になる見通しだ。（2005/07/07） 除隊後も「軍事会社勤務は原則禁止」 仏軍は外国人部隊から「傭兵」転出に冷ややかな目 
【ペルピニャン（フランス南部）１２日＝宮下洋一】イラクで拘束されたとされる斎藤昭彦さん（４４）が約２０年近く所属していたフランスの外国人部隊関係者は１２日、「外国人部隊をやめて民間の警備会社員となることは原則として禁じられている」などと指摘、民間警備会社員となった斎藤さんらについて「実態は警備員でなく傭兵だ」などと冷ややかな反応を示した。（2005/05/13）
熱核融合の実験炉誘致めぐり仏で不安の声も 失敗の可能性も 【トゥールーズ（南フランス）７日＝宮下洋一】欧州連合（ＥＵ）をはじめ、米国やロシアなど６カ国・地域で協議されてきた「将来のエネルギー源」といわれる国際熱核融合実験炉（ＩＴＥＲ）の立地点選定が、候補地に挙がっていた南フランスのカダラッシュに決まろうとしている。青森県六ケ所村と競い合ってきたカダラッシュだが、日本側が譲歩する形になりつつある。フランスでは、シラク大統領の喜びの声とともに各メディアが大きく取り扱っている。しかし、建設そのものを反対する声も日本同様、持ち上がっている。（2005/05/08） フランス人も嘆く「スト大国」の現状 労働者の当然の権利だが… 
フランスでは、航空会社、鉄道、農家、教育機関など、ありとあらゆる企業や団体で、ストライキが年中、繰り返される。フランス人の人権意識、労働環境問題への敏感さ、自己主張の強い国民性などが反映していると思われる。職場に活気を取り戻し、労働条件を改善させるためにも、ストライキは労働者の当然の権利だ。とはいえ、ストの余波を受ける一般市民はたまらない。時には前触れもなしに突然ストが行なわれるような現実に、フランス人は正直、まいっているようだ。労働者の日メーデーにフランスとストを考えた。（パリ＝宮下洋一）（2005/05/03）
スペイン紙も反日デモを連日報道 歴史掘り下げ異例の関心 
【バルセロナ２０日＝宮下洋一】アジアのニュースを大きく扱うことがないスペインで、各新聞は中国で起きている反日運動を連日、大きく報じている。スペイン各紙はここ数日、ストレート・ニュースというスタイルで出来事を報じるのみならず、中国と日本の歴史や抗議運動の発端を掘り下げて掲載する動きが出てきた。（2005/04/21）
仏記者ら２人の解放求め風船放つ ３月以降情報途絶える 【パリ１６日＝宮下洋一】フランス・リベラシオン紙のフロランス・オブナ記者（４３）と通訳のフセイン・ハヌン氏が、イラクで武装勢力に拘束されてから１００日が経過した。フランス各地では、彼ら２人の解放を求める市民の活動が止まない。パリでは１６日、人質２人の支援委員会が置かれる１０区市役所から紫色の風船数百個が空高く飛ばされた。（2005/04/17） スペイン独裁者の記念碑を撤去 極右グループから反発も 【バルセロナ８日＝宮下洋一】スペインで約４０年間続いたフランコ独裁政権。サパテロ社会労働党政権に移行してから１年を経て、各地に建てられていた独裁者を記念するフランコの銅像が、この１カ月ですべて倒壊された。民主主義が始まって３０年と間もない同国で、独裁者の面影が消え去ったといえる。ただ物質的には姿を消したものの、当時の右翼独裁主義を掲げる人々はいまでも生き続けている。（2005/04/09） 「戦争反対」説明し救われる イラクで人質の仏人記者２人 【トゥールーズ（フランス南部）２２日＝宮下洋一】「私たちは大丈夫だ。解放される希望を常に捨てなかった」―。今年８月２０日から１２４日間、イラクの武装勢力に拘束されていたフランス人ジャーナリスト２人が２１日、バグダッド南郊の道路で解放された。２２日夕方には、２人はパリ郊外のビラクブライ軍事空港に着陸、飛行機から降りるとすぐ、４カ月にわたる長期間の状況を記者団に説明した。拘束中に両氏は、アラビア語を使い、「フランスは軍隊をイラクに派遣していない」ことを強調していたという。（2004/12/23） スペインでもＮＧＯ活動が若者に人気 旧来の政治への幻滅が理由？ 
「生きるということは何なのか。大企業で働き、車を買い、生活をエンジョイすることなのか」そんな疑問を抱いたカルラス・リスタールさん（２６）は２年前、プロの水球選手という職をなげうって、ボランティア活動に参加するためにニカラグアに飛んだ。リスタールさんは、そこでお金だけでは解決できない第三世界の問題に直面することになる。リスタールさんは、スペインで急増しているＮＧＯ（非政府組織）などボランティア活動に飛び込む若者一人だ。なぜ若者たちはそうした活動に惹かれるのか。（バルセロナ＝宮下洋一）（2004/07/15）
自由の到来告げたポルトガル無血革命から３０年 植民地の独立につながった独裁体制打倒 
【リスボン２５日＝宮下洋一】１９７４年４月２５日、ポルトガルの首都リスボンで起きた「カーネーション革命」（別名・リスボンの春）から、ちょうど３０年が経過した。この日付はポルトガル市民にとって、忘れられない重要な意味を持っている。約半世紀にわたって続いてきたサラザール独裁体制が崩壊した日だ。若手将校たちが無血でこの革命を成功させ、自らの鉄砲の先にカーネーションを刺したことからそう呼ばれるようになった。自由の時代の到来だった。その後アンゴラ、モザンビーク、マカオ、そして東ティモールと、全植民地が独立していった。（2004/04/26）
世界の子供兵士５０万人の完全廃止めざし国連が行動を 人権団体が文書送付 【バルセロナ１３日＝宮下洋一】人権擁護を目的に活動する「アムネスティ・インターナショナル」と「セーブ・ザ・チルドレン」の両非政府組織（ＮＧＯ）スペイン支部は１２日、世界に５０万人いる子供兵士の完全廃止にむけて国連が行動を起こすよう求める文書を国連５常任理事国に送った。１３日付のスペイン紙「エル・ペリオデリコ」が報じた。子供の権利を主張する団体が２００１年に１８０カ国を対象に行なった調査では、世界に３０万人の子供兵士が存在するとされており、その後の３年間で２０万人増加していることになる。（2004/02/14） スペイン領カナリア諸島の悲劇 ２日間で密入国者２５人が遺体で発見 今年既に４０人死亡 【バルセロナ５日＝宮下洋一】スペイン領カナリア諸島が、移民たちの「悲劇の島」となっている。７島のひとつフエルテベントゥーラ島では１日未明、マグレブ諸国とサハラ周辺諸国からの密入国者２８人を乗せたボートが岩に直撃、１８人が救助されたが、１０人が遺体で発見された。フエルテベントゥーラ島では７月３１日と８月１日の２日間だけで計１５３人の密入国者が身柄を拘束または保護され、２５人が遺体で発見されている。さらに１５人の密入国者が行方不明になっており、地元警察は、現在も捜索を続けている。カナリア諸島近海では、今年に入ってから、密入国を図ったマグレブ諸国とサハラ周辺諸国からの移民のうち、この２５人を含めて既に４０人が密航船の事故などで死亡しているｌ。（2003/08/05） 「危険性はわかっていたはず」とアスナール首相 死去したジャーナリスト２人に対し＝スペイン 【バルセロナ１０日＝宮下洋一】イラク攻撃最終段階を迎えた７日、スペイン紙「エル・ムンド」のフリオ・アンギータ・パラード記者（３２）がイラク兵のミサイル攻撃を受け死亡。その２４時間後には、同国テレビ局「テレ５」のカメラマン、ホセ・コウソ氏（３７）が米軍のミサイル攻撃を受け死亡した。（2003/04/10） 「西・英両首相の起訴可能」とスペインの裁判官 イラク攻撃あれば戦争犯罪で 【バルセロナ１３日＝宮下洋一】スペインのガルソン予審判事は１１日、同国アスナール首相とブレア・イギリス首相の２人は、イラクへの武力行使を正当化し攻撃が実行された場合には、「戦争犯罪」として国際刑事裁判所（ＩＣＣ）に起訴される可能があると述べた。スペインのラジオ局「カデナ・セール」などが１２日、報じた。（2003/03/13） アフリカ南部で１４４０万人が飢餓 コレラまん延の危険 【トゥールーズ１０日＝宮下洋一】１０日付のスペイン紙エル・パイス（電子版）によると、干ばつが続いたアフリカ南部６カ国で飢餓が深刻化しているほか、一部ではコレラ感染者も出ている。国際赤十字と世界保健機関（ＷＨＯ）は、対象者１４４０万人への緊急援助対策に取り組んでいる。（2002/11/10） 王妃と外相、ベール装着を拒否 イラン大統領の公式訪問で＝スペイン 【バルセロナ２８日＝宮下洋一】イランのハタミ大統領が２８日からスペインを公式訪問するにあたって、スペインのソフィア王妃とデパラシオ外相は、女性であることから、全身と顔を覆うベールの着用するようイラン側から求められていたが、スペイン政府は２５日、これを拒否した。（2002/10/28） 世銀：アフリカのエイズ問題に１０億ドルを約束 【バルセロナ２１日＝宮下洋一】ヨハネスブルグ発のロイター通信によると、世界銀行は２０日、深刻化するアフリカのエイズ問題に１０億ドルの資金拠出を約束した。この資金は主に、寄付金によりまかなわれるもの。（2002/10/22） タリファ沖で密入国者６４人逮捕 ２４時間以内で合計１６０人に 【トゥールーズ１４日＝宮下洋一】スペイン最南端のタリファ（アンダルシア地方）で１４日朝（日本時間同日午後）、ボートで密入国を図ったサハラ周辺諸国出身の男女６４人が海岸沖で逮捕された。中には、妊娠９ヶ月の女性が含まれており、近くの病院で手当てを受けている。昨日発見された密入国者９６人も合わせると、２４時間以内に逮捕された密入国者は計１６０人になった。（2002/10/15） スペインへの難民、１０ヶ月で５万６３４８人 【バルセロナ５日＝宮下洋一】５日付のスペイン紙エル・ペリオディコによると、今年に入ってからスペイン国内で逮捕された難民・密入国者数は５万６３４８人で、そのうち５０人が、入国途中または入国後に死亡し、８人が行方不明のままという。（2002/10/07） もっとも多い死因の１つはＤＶ 欧州会議報告 【トゥールーズ２６日＝宮下洋一】フランス・ストラスブールに本部を置く欧州会議男女平等委員会がこのほど発表した報告によると、１６歳から４４歳までの欧州女性の死亡原因でもっとも多いものの１つに、ドメスティック・バイオレンス（ＤＶ）があることが明らかになった。（2002/09/27） 欧州移民新世紀 スペインの移民（３）：移民生徒６６％のミケル・タラデイ中学校 アルミライ校長「１人ひとりの才能を見つける努力を」 
校舎に入るとすぐ、教師がカタラン語で授業をしている様子がうかがえた。生徒たちは、物音ひとつ立てず、授業に集中。チャイムがなると同時に、彼らはいっせいに教室から飛び出してきた。通り抜ける生徒たち１人ひとりの顔を見ると、統一されているものは何一つ見当たらない。皮膚の色も衣服も異なり、飛び交う言語もさまざま。移民生徒たちが作り出す独特の環境だ。（2002/09/24）
スペインの移民（２）：移民生徒とスペイン人の教育問題 偏見による拒絶反応も 移民が年々増加するスペインでは、出身の異なる移民生徒とスペイン人生徒が、１つの教室で授業を受けるといった光景が日常になりつつある。しかし、スペイン人とは言語、文化、習慣、宗教などで違いのある移民にとって、学校生活に適応していくことは簡単でなく、さまざまな問題に直面している現実がある。（2002/09/05） 「この社会にうんざりしている」 フランスに不法滞在２３年のジャメルさん 
アルジェリア出身のジャメルさんは、１１歳のときに母国を離れ、フランスに渡った。子供時代は、フランス市民と同様、フランスでの教育課程を通じてフランス人同様の生活を送ってきた。現在、３８歳になったジャメルさんは、不法滞在者（サン・パピエ）として２３年をフランスで過ごしている。パリ市北郊外のサン・ドニで、サン・パピエを支援する市民団体からの援助を受け、滞在の合法化に向けて闘いつづけている。（パリ＝宮下洋一）（2002/08/25）
滞在許可求めハンストに３００人 仏サン・ドニ教会に結集する不法滞在者たち 
今月１７日、パリ市北郊外にあるサン・ドニ教会で、不法滞在している外国人（通称サン・パピエ）およそ１５０人が、滞在許可証の発行を求めてハンストを開始した。ハンストに参加する不法滞在者は徐々に増えており、２３日には、その数は３００人ほどに達している。２４日午後２時（日本時間同日午後９時）には、不法滞在者が共和国広場で大規模なデモを行う予定で、参加者は約５０００人を超えると見られている。（2002/08/24）
スペインの移民（１）：増加する未成年移民者 家庭を持たない子供たち 移民問題は、ここ数年スペインが直面している社会問題のひとつになっている。主に、マグレブ諸国を中心としたアフリカ大陸からの移民、あるいは密入国者があふれており、スペイン政府は、この大量移民流入の動きを止めることに四苦八苦している。中でも注目されているのが、平均年齢１５歳とされる未成年移民の問題だ。政治腐敗・貧困生活・家庭崩壊から逃れようと、欧州大陸の入り口でもあるスペインを目指してやってくる。（2002/08/17） ボベ氏、禁固生活を終える 来月にはもう１件の裁判 【トゥールーズ(フランス南部）１日＝宮下洋一】フランス農民運動指導者のジョゼ・ボベ氏が１日午前９時（日本時間同日午後４時）、ヴィルヌブ・レマゲロヌ（フランス南部エロー県）の刑務所を出所した。（2002/08/02） 「政治家は正直に生きる」 英ダンカン保守党議員、同性愛を表明 【トゥールーズ２９日＝宮下洋一】英国のアラン・ダンカン保守党議員は２９日付のザ・タイムズ紙とのインタビューで、自らが同性愛者であることを明らかにした上で、「仮面をかぶって生きることは、今の時代の政治家にとって正しい解決策ではない」と述べた。（2002/07/29） マクドナルド爆破で服役中のボベ氏、支持者から激励を受ける 来月にも釈放か 【トゥールーズ１７日＝宮下洋一】１５日付のフランス紙ル・フィガロなどによると、フランスの農民運動家らと故ミッテラン元大統領の妻ダニエラ・ミッテラン氏は１４日、反グローバル化の闘士ジョゼ・ボベ氏が服役する仏南部モンペリエの刑務所付近に集まり、同氏の支持を表明したほか、ダニエラさんが代表をつとめる市民団体「自由のフランス」は、「世界中で平和に向けて闘っているのは、あなただけではない」とする激励の手紙を渡した。農民活動家らは計算機を取り出し、ボベ氏がいつ釈放されるのかを計算する場面もあった。 （2002/07/17） 「具体的約束ない」との批判も マンデラ氏「エイズは人道に反する大戦争」 【バルセロナ１３日＝宮下洋一】スペイン・バルセロナで６日間にわたって行われた第１４回エイズ国際会議は１２日、パラウ・サンジョルディ会場で閉幕した。ネルソン・マンデラ前南アフリカ大統領とクリントン前米大統領の演説が行われた会場には、１万７０００人の参加者で埋めつくされた。（2002/07/13） 先進国のエイズ治療費、年間３万４０００ドル 貧困国では治療が不可能 【バルセロナ１２日＝宮下洋一】バルセロナで開かれているエイズ国際会議で、米バーミンガム・アラバマ大学のマイケル・サーグ教授は１１日、先進国のエイズ患者が治療に使う金額は、年間１万４０００ドル（約１６８万円）から３万４０００ドル（約４０８万円）だと報告した。（2002/07/12） エイズの移民にも滞在の権利を アクトアップ・パリが路上で抗議 
【バルセロナ１１日＝宮下洋一】パリに本部を置く市民団体「アクトアップ・パリ」は１１日、バルセロナ・エイズ国際会議の会場入り口で仰向けになるなどして抗議し、欧州連合（ＥＵ）ではエイズ患者、ＨＩＶ感染者の移民が差別を受けていると訴えた。（2002/07/11）
１日１７００人の子供がエイズで死亡 教育がカギ握るもエイズ禍で教師不足の現実 【バルセロナ１１日＝宮下洋一】１１歳のリベリアは、ウガンダ北西部に住んでいる。今年、彼女は学校を退学することになった。祖父が教育費を払えない状況に陥ったからだ。彼女とその弟の食費だけで精一杯になっている。リベリアは、２歳のときに父をエイズで亡くし、４年後には母もこの世を去った。彼女は、世界に１３００万人存在する、１５歳未満のエイズ孤児になった。（2002/07/11） エイズ孤児、２０１０年で２５００万人に 学校でエイズの会話はタブー 
【バルセロナ１０日＝宮下洋一】世界には、エイズで両親や一方の親を失ったエイズ孤児が１３００万人いる。このようなエイズ孤児の問題や現状について、国連エイズ合同計画（ＵＮＡＩＤＳ）や米国同計画（ＵＳＡＩＤＳ）は、スペインのバルセロナで開催されている第１４回エイズ国際会議（第４日目）で発表し、議論した。（2002/07/11）
エイズ治療に患者負担軽減の新薬 １日１錠で発症抑制 【バルセロナ１０日＝宮下洋一】スペイン・バルセロナで開催されている第１４回エイズ国際会議は１０日、第４日目に入った。エイズ拡大防止のための１００億ドル（約１兆２０００億円）の資金調達と、医薬品の安価提供を中心に議論が進んでいるが、９日の会議で発売予定が発表されたエイズ治療の新薬「ビレアッド」が注目されている。（2002/07/10） バルセロナでエイズ国際会議開幕 拡大防止には年間１００億ドルが必要 スペイン・バルセロナで７日、第１４回エイズ国際会議が開幕した。各国の閣僚、医師や専門家、非政府組織（ＮＧＯ）関係者など、およそ１万７０００人が参加する。（2002/07/09） 「法は私たちの愛を判断できない」 危篤の夫から人工受精を望むマリアさん 【バルセロナ７日＝宮下洋一】スペイン南東部のバレンシア地方に、人工授精で意識のない夫の子供を産みたいという願うマリアさんがいる。今年３３歳になったマリアが、６日付のエルパイス紙のインタビューに答えた。（2002/07/08） ＥＵ議会、人工中絶に賛成 法制化は加盟国の判断次第 欧州連合（ＥＵ）議会は本部ストラスブール（フランス）で３日、妊娠の人工中絶を加盟国・加盟候補国内で合法化する方針を賛成多数で合意した。４日付のスペイン紙ＡＢＣが報じた。（2002/07/07） 「テロに間違いない」と政府見解を否定し続ける労働者 大爆発から１０カ月の仏ＡＺＦ 
【トゥールーズ４日＝宮下洋一】フランス南西部の町トゥールーズ郊外にある化学肥料工場ＡＺＦで昨年９月２１日、大爆発が起きた。周辺の住宅や学校、会社など約２万５０００戸が破壊されたほか、２９人が死亡、４４００人が負傷する大惨事となった。米同時多発テロ事件が発生した１０日後の出来事で、当初フランスではテロとの見方もあったが、フランス政府は、専門家の調査の結果を受け、工場内に貯蔵されていた硝酸アンモニウム約３００トンが流出したことが原因と結論づけた。しかし、工場労働者らの間ではテロ説も根強く残っている。（2002/07/04）
郷愁の村、レ・ボー・ド・プロバンス 南仏の伝統と香り 
プロバンスの町でも、とくに美しいとされる「レ・ボー・ド・プロバンス」の村を歩いてみた。この村は、「鷲の一族」と武勇を轟かせたレ・ボー家の城塞があった標高２４５メートルの丘の上にぽつりとたっている。（2002/07/02）
外国人差別グループが増加傾向 スペイン ６月２９日付のスペイン紙エル・ペリオディコによると、スペインのカタルーニャ地方に、３０以上の外国人差別主義団体が存在することが明らかになった。（2002/07/01） 大気汚染半減すれば死亡者減少 フランスＰＳＡＳの調査 フランスの空気・健康監視計画は、国内９都市で年平均２７８６人が大気汚染による被害で死亡していると発表した。汚染状態が半分ほどであれば、死亡するほどの影響がなかったことが明らかになった。（2002/06/28） 欧州連合「移民サミット」閉幕 国境警備対策の強化、第３国への協力で合意 移民問題を中心に議論された欧州連合（ＥＵ）首脳会談は２２日、閉幕した。アスナールＥＵ議長は閉幕式の議長声明で、「この会談は、成功に終わった」と自信をもって演説した。（2002/06/24） |
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