・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・教育
・文化
・アジア
・国際
・入管
・中国
・市民活動
・米国
・欧州
・みる・よむ・きく
・核・原子力
・検証・メディア
・反戦・平和
・外国人労働者
・司法
・国際
・農と食
・イスラエル/パレスチナ
・市民活動告知板
・人権/反差別/司法
・沖縄/日米安保
・難民
・医療/健康
・環境
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース
・司法
・マニラ新聞
・TUP速報
・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus
・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2024年11月21日
・2024年11月20日
・2024年11月18日
・2024年11月17日
・2024年11月16日
・2024年11月15日
・2024年11月14日
・2024年11月13日
・2024年11月12日
・2024年11月11日
|
|
2003年02月15日23時17分掲載
無料記事
印刷用
ビンラディン氏の声とCIA 放送テープ、鑑定になお疑義も
【東京15日=稲元洋】ロイター通信によると、米中央情報局(CIA)は、テロ組織アルカイダの指導者とされるウサマ・ビンラディン氏がイラク国民などに「殉教攻撃」を呼び掛けたとされる録音テープについて、専門家の鑑定結果によって声の主はビンラディン氏本人にほぼ間違いないと結論付けた。
しかし、ビンラディン氏とイラクを関連付けることが米国の利益にかなうとみられることから、鑑定結果の信用性には疑義も残されている。 テープはカタールのテレビ局アルジャジーラが今月11日に放送、内容は米国とイスラエルへの反撃を訴える声明で、イラク国民に対しては米国に攻撃された場合「殉教攻撃で対抗せよ」などと呼びかけている。
この声明に対し、米国はパウエル米国務長官が11日の上院予算委員会で「ビンラディンのものとみられる。彼とイラクとの関係が明らかになった」とすぐさま反応。CIAのテネット長官も同日、アルカイダが今週後半に米国、アラビア半島でテロを起こす可能性があると警告した。
これに対し、イラクでは「イラクを攻撃しようとしている米国が、攻撃正当化の新たな口実にしようとしている」と国会議員などが批判、テープの真偽についても疑う声が出ている。
一方、今回のテープによる声明にはイラクのバース党を「不信心者」と批判、ビンラディンがイラクとの関係に距離を置いていること示唆する内容も含まれている。
ビンラディン氏はアフガン・パキスタン国境付近に潜伏し続けているなどの説があるが、昨年10月のアフガン空爆以来、生存が確認されたことはない。
米情報機関の活動に詳しい専門家の間では、ビンラディン氏は既に死亡していることを米政府は知りながら、公表を控えているのではないかとの見方も根強くある。米政府にとっては「ビンラディン氏が生死をあいまいにしておく方が、対テロ戦争やイラク攻撃の口実に役立つ」ゆえだ。
ビンラディン氏の生死については、昨年3月にはフランスのリシャール国防相が「死亡した可能性は十分にある」と語っているほか、米国でも同9月、米連邦捜査局(FBI)のテロ対策部門責任者デール・ワトソン氏が「確証があるわけではないが、個人的には彼はもうこの世にいないと思っている」と述べている。
ビランディン氏の声明とされるテープが発表されたのは、昨年11月以来。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|
|