インドのムンバイ(ボンベイ)で開催中の世界社会フォーラムは19日、開催4日目を迎え、スローガンにある「もう一つの世界」の実現に向けた具体的行動指針をめぐってさまざまな集会で活発な意見が飛び交った。参加者数も19日までの4日間で延べ33万人を超えた。「アジアでの開催がフォーラムのすそ野を一段と広げた」と早くも今回のフォーラムを「成功」と評価する声が高まっている。インドの環境問題の活動家ヴァンダナ・シヴァさんなど人気の論客はフォーラム会場を3,4カ所掛け持ちをするなど大忙し。大仕掛けの祭のような夜のイベントも、午後9時すぎまで大勢の人々をひきつけていた。(ムンバイ=河合敦)
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