東京は銀座。2003年の夏から、そのビル群を彩る広告のひとつに、明るいブルーの地に"Haier"の白い文字が浮かぶネオン・サインが加わった。中国の電子メーカー中、昨年は2位にダブルスコアを付ける売り上げ(806億人民元)を記録した、ハイアール・グループ(海爾集団)の広告看板である。<BR> めざましい発展を続ける中国経済の中でも、とりわけ内外で注目される企業。その成長過程をモデル・ケースとして描いた映画が『CEO [最高経営責任者]』(原題:首席執行官)だ。いわば、中国版『プロジェクトX』『ガイアの夜明け』という趣きの、企業理念とその奮闘ぶりを描写する作品である。<HR>『CEO[最高経営責任者]』<BR>2004年12月11日より、ポレポレ東中野にてロードショー。小さな町工場が一人の男の手によって中国初の世界ブランドになるまでを描く。(配給:アップリンク、フォーカスピクチャーズ)
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