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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2004年11月07日17時04分掲載
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中高年がネットで昔の恋人探し 専門家は“再燃”現象と分析
【ロサンゼルス・ベリタ通信=戸田邦信】インターネットが普及している米国で、人探しのウェブサイトを使って、高校時代の恋人を探し出すのが、中高年の間で、ブームになっている。専門家はこうした傾向を“リキンデュリング(再燃)”現象と呼んでいる。離婚や、伴侶との死別などで、寂しさを感じる中高年者が多くなっている。こうした時に、ハイスクール時代の恋人との甘美な思い出が蘇り、再び恋が燃え上がるという。
ちょっと前までは、人探しは、電話帳をぱらぱらめくったり、古い住所録を引っ張り出したり、果ては探偵を雇ったりした。これが今では、インターネットのお蔭で、簡単になった。出会いを実現させるサイトも充実している。最大手の一つ、「Classmates.com」は、3800万人の登録会員がおり、そのうちの約1割が、昔の恋人探しが目的という。もう一つは、「reunion.com」で会員は2200万人に達している。
米誌「AARP」は、「ハロー、昔の恋」の見出しで、こうした中高年の恋人探しのブームを特集した。
米コネチカット州のダイアン・メッサーさん(46)は、数年前に離婚した後、高校時代のボーイ・フレンドだったスミス・ケンさんを思い出した。彼女は、過去の記憶を頼りにネットで検索、軍人系のサイトで彼を探し出し、電子メールを送った。カリフォルニア州の彼からすぐに返事があった。彼も離婚していたのがわかった。ダイアンさんと同様、彼にも2人の子供があった。
2000年11月からメールの交換が始まった。やがて毎日電話で話をした。翌年6月に結婚。ダイアンさんは「高校時代、2人はとても親密だった。でも当時は幼かった」
初恋が、30年近くも立ってから結婚に結びついたことには、彼女自身驚いているが、「宿命ですね。一緒になるのが決められていたと思う」と話す。
オハイオ州立大学のアンドレア・ベーカー助教授は、「(離婚後)人は新しいパートナーを持ちたがる。しかし、知らない人より、自分が知っている人を選ぶものだ」と解説する。
女優やジューナリストの肩書を持つドナ・ハノーバーさん(54)は、2000年にルドルフ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長と離婚した。同氏は、2001年9月11日に起きた米中枢同時テロ事件の後、当時、市長として復興に奮戦したことで知られる。ジュリアーニ氏は、慰謝料など680万ドル(約7億円)を払った。同氏も愛人だった女性とその後再婚を果たしている。
ハノーバーさんは、2003年夏再婚した。彼女の場合は、出会いのサイトを利用したものではないが、再婚の相手はエド・オスターさんで、ハイスクール時代の恋人だった。2人はスタンフォード大学に共に進んだが、その後別の人生を歩んだ。
02年夏、オスターさんが、30周年の大学の同窓会に出席するかどうかを、ハノーバーさんに電話したのが、新たな交際のきっかけだった。オスターさんは法律事務所を開いていたが、既に離婚し、3人の娘があった。ハノーバーさんには2人の子供があった。
ハノーバーさんは、結婚について「とても幸運。彼はスマートで、親切」と語っている。彼女はこの経験を本に書き、来年1月には「戻ってきた私のボーイフレンド」(仮題)を出版する。
中高年が、焼けぼっくいに火がついたように高校時代の恋を追い求めることについて、シカゴの心理学者ケイト・ワックス氏は、「離婚や伴侶の死のほか、多くの場合、子供たちが家を離れていく。こうしたことが、過去を蘇らせる気持ちにさせる」と分析している。 ニューヨークの心理学者マルセラ・ウェイナー氏も、「年を取るにつれて、古い住所録をたぐるのは普通の事だ。20代、30代、40代は、忙しくて過去を振り返る余裕がなかったから」
それにしても、なぜ中高年は青春の恋に執着するのだろうか。ある理論では、15歳から17歳までの若い2人が愛し合うと、強い結合を意味する“刻印”が脳の中に刻まれる。このため、離れていても、彼らは死ぬ前に、再び会いたいという強い感情がわき上がるという。
中高年の恋は、必ずしもプラスの面ばかりでない。伴侶がいる間に、昔の恋人に会うのは、不倫につながる。また伴侶に別れを突然通告される相手の心理的、肉体的影響は計り知れない。メアリー・ルーさん(59)は、ある日、28年間連れ添った夫から、彼が中学3年の時の恋を復活させたと打ち明けられた。夫は彼女の元を去り、彼女は立ち直るのに数年かかったという。
離婚したある女性は、昔の恋人とメールの交換を始めた。たった2回のメールのやり取りで、彼は、彼女がどこに住んでいるのか、職業はなにか、などと詮索してきた。これは、彼女が昔、一番嫌った彼の性格だった。「昔と同じまま」と彼女は思った。これは昔の忌まわしい記憶が蘇った例だ。
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