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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2004年12月27日20時47分掲載
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豪タスマニア島沖の地震が引き金? 23日深夜発生、M8.1を記録
【東京27日=ベリタ通信】震源に近いインドネシアやインド洋沿岸地域に未曾有の被害をもたらした「スマトラ島沖地震津波」は、今月23日深夜(日本時間)に、オーストラリア・タスマニア島の南東約900キロの太平洋で発生した強い地震が引き金となって起きた可能性がある、との指摘がオーストラリアで27日明らかになった。オーストラリアのAAP通信(電子版)が伝えた。
“引き金”になったとされる地震の規模はマグニチュード(M)8.1と強かったものの、タスマニア島で揺れが感じられた以外、被害は出なかった。
これについて同国地質学研究所のシナディノフスキ博士は、「この地震での被害はなかったが、海底では大きな構造上の変動をもたらした」と指摘、同地震が今回の大地震の発生につながる“引き金役”を果たした可能性を強調した。 さらに、同博士は「M8.1の地震がインド・オーストラリア・プレートの一方の側で起きたことにより、同プレートの反対の側で均衡が崩れる変動が起き、これが今回の巨大地震の発生につながった」と説明した。そのうえで同博士は「タスマニア島沖の強い地震が起きていなければ、今回のスマトラ島沖地震は『26日』ではなく、別の時期に発生していたことだろう」と言明した。
また、シナディフスキ博士は、「24日未明(日本時間23日深夜)の地震後、地質学者たちは新たな変動が起きると予測していた」と明らかにするとともに、「同地震でたまったエネルギーはもっと規模の小さい地震が多数発生して解消されると考えていた。今回のような巨大地震が発生するとは予測していなかった」とも述べ、「スマトラ島沖地震」の規模(M9.0)が予想をはるかに超えていたとの見方を示した。
同博士によると、インド・オーストラリア・プレートは毎年7センチの速度で北方へ移動し、この移動で蓄積されたエネルギーが将来放出されるのは間違いないが、それが「いつ、どの規模で」を予測するのは、様々な要因が複雑に重なるため難しいという。
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