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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年05月19日21時24分掲載
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嫁いびりは万国共通? ジェニファー・ロペスの新作米映画が話題に
昔から嫁や姑の確執はよく知られているが、ジェニファー・ロペスとジェーン・フォンダが共演する米最新映画「モンスター・イン・ロー」も「嫁いびり」を扱った作品だ。同じような立場にいる女性たちの間で話題になっている。一方、個性が強いといわれる米国社会だが、映画で描かれるほど、嫁いびりはひどくないとの声もある。(ベリタ通信=エレナ吉村)
米国では、義理の親と嫁いだ女性との関係などをコミカルに扱った作品が目立つ。「モンスター・イン・ロー」もその部類に入る。もちろん、嫁と姑ばかりでなく、義理の息子と嫁の母親との関係も時には緊張したものになる。一時米国で大ヒットしたTVドラマ「奥様は魔女(邦訳)」も、義理の息子と魔女の母親との”軋轢”をコメディータッチで描いたものだ。
主人公サマンサの母親エンドラは、娘の魔女サマンサが人間の男性と結婚したことで、夫のダーリンに様々ないたずらをして困らせるストリー。ハリウッドでは、現在魔女役に人気女優ニコル・キッドマンを起用して、「奥様は魔女」のリメイクを制作中だ。それだけ家族の問題を描いた作品は、観客の共感を呼び起こす力があるようだ。
米紙プレス・エンタープライズによると、「モンスター・イン・ロー」では、1人息子がジェニファー・ロペスと結婚することを知り、ジェーン・ホンダ扮する母親が、何とか結婚を阻止しようと面白おかしく奮闘する筋書きだ。
一般に花婿と義理の母との関係は、嫁と姑の場合ほど、緊張したものにはならないという。嫁と姑の関係が険悪化するのは、姑が嫁に過大な期待を嫁にかけるのが一因とされる。ところが男性には、この期待をあまり気にしないところがあるためともいわれる。
一方、映画やテレビばかりでなく、嫁と姑たちの関係を扱った本も人気を集めている。「誰も花嫁に話さないこと(仮訳)」の著者マーグ・スタークさんは、この本を書くために50人の花嫁にインタビューした。共通した問題は、夫が自分の母親の肩をもつことが多いことや、突然家を訪問されたりすることだという。
スタークさんは「昔に比べ、花嫁ははるかに自立し、自信を持っている。従って花婿の母親が、(夫婦の間に)介入するようなことがあれば、大きな衝突に発展する」と話す。 米雑誌が1万9000人の花嫁を対象に調べた結果では、花嫁の55%が、姑が自分のことを「家事がうまくない」と考えていると答えている。また花嫁の40%が、姑の“意見”に怒ったり、欲求不満を訴えている。
「モンスター・イン・ロー」では、嫁いじめが意図的に露骨に描かれており、あまりにステレオタイプ化しているようにも見える。実際、映画やTVに登場するような深刻ないじめをする姑は少数派との見方もある。また嫁と姑の関係は、子どもができるとまた大きく変化するといわれる。
米カリフォルニア州に住むシェール・ゲスさんは、息子のハリーさんの嫁が、自分とは性格が正反対だと気付いている。 ゲスさんがものをはっきり言うのに対し、嫁は控え目で、話し方もソフト。そのため、嫁に自分の意見を押し付けるのは避けている。 息子を通じて嫁に忠告を与えることもあるが、その時は、妻には話さないように念押しをするという。
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