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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年05月24日10時52分掲載
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特殊溶液に浸せばドル紙幣に変身!? マレーシアの新手詐欺
世の中には、欲の皮が突っ張っている人もいるものだが、それを地でいくような珍事件がマレーシアで起きた。黒色の紙片を特殊な溶液につけると、たちどころにドル紙幣に変身する──という話を信じた人が、その道具一式を購入しようとして詐欺にひっかかったのだ。疑い深い人なら明らかに“トリック”と分りそうなものだが、そこが欲深い人間のこと、すっかり信じ込んでしまったという。マレーシアでは「ブラック・マネー詐欺」として、一斉にこの事件について報じている。 (クアラルンプール=和田等)
クアラルンプール市警察には今年4月末までにこの手口によってお金をだまし取られたとの被害届が12件寄せられている。
51歳のビジネスマンは昨年、合計300万リンギット(8300万円相当)をだまし取られた。被害者の男性は、多額のお金をつくるのに協力してくれる外国人がいると言って近寄ってきたマレーシア人女性の紹介で、クアラルンプール市内のホテルでギニア人3人と会った。その際、ギニア人たちは特殊溶液を使って黒い紙片をドル紙幣に「変身」させた。
警察によると、手口は、あらかじめ本物のドル札をヨード液に浸して黒くしておく。この黒くなった紙幣を「カモ」になりそうな人にこれみよがしに見せた後、漂白液につけることでヨードが洗い流され、元の紙幣に戻るという仕掛けだ。
「この溶液と黒い紙幣があれば、あなたもお金持ちになれる」
すっかりこの話を信用してしまった男性は、紙幣用の黒い紙と、溶液を受け取る手はずを整え、妻の宝石類や家、車を売り払って作った金300万リンギを計20回にわたって犯人側に支払った。しかしいっこうに「物」は手に入らない。さすがに、「おかしい」と思ったビジネスマンは4月末に市警察に被害届を出した。
被害届が出された翌日、内部情報が寄せられたのを受け、警察はセランゴール州シャーアラム(日系企業の多い地域)で30歳のギニア人1人を逮捕した。
類似の被害も出ている。40歳の女性実業家は、南アフリカの軍の将軍を騙る男から取引を持ちかけられ、南アフリカ人2人に黒い紙片と特殊溶液の手付金として21万2000リンギット(580万円強)を現金で支払った。
南アフリカ人はさらに3万米ドル(312万円相当)を支払えば、黒い紙片と特殊溶液を渡すと言って次回に会う場所と時間を決めた。しかし、南アフリカ人らが約束の場所に現われなかったため、だまされたと気づいた女性は5月6日に市警察に被害届を提出。これを受け同日、警察はクアラルンプール郊外で南アフリカ人2人を逮捕した。
この詐欺事件で逮捕されたのは外国人ばかりではなかった。なんと、現職の警察官も逮捕されている。クアラルンプール市内にある高級ホテルがこうした詐欺事件の拠点になっているとの情報を受け、捜索したところ警察官と元警察巡査、刑務所の元看守らが捕まった。捜索の際、薬品などを押収した。
この警察官は警察での勤続20年以上のベテランで、ボスニア・ヘルツェゴビナでの国連平和維持活動に加わり文民警察官としての任務を果たした経験を持ち、現在は首相府に勤務している輝かしい経歴の持ち主だ。警察では、逮捕された現職警察官らがアフリカ人らとつながりを持っていたのがどうかについて調べている。
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