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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年05月25日11時24分掲載
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バンコクの「格安」病院に外国人客続々 心臓手術費が米国の8分の1
米国や日本など先進諸国の医学・医療水準は高いものの、いざ心臓病などの難しい手術を受けようとした場合、患者が直面する大きな問題は、負担する費用があまりにも高いことだ。こうした悩みを持つ重病患者にとり、「救世主」ともいえる「格安」病院がこのほど、米CBSテレビの報道番組「60ミニッツ」で紹介された。(ベリタ通信=都葉郁夫)
タイの英字紙ネーションによると、この病院は首都バンコクのほぼ中心部に近い、スクンビット地区にある私立病院「バムルンラード病院」。
米ルイジアナ州シュリーブポートに住み、心臓病に苦しんでいた同国人男性が最近、米国での手術費用に比べ8分の1という「格安費用」で、バイパス手術を同病院で行い、健康を取り戻した。これが「60ミニッツ」が同病院を取り上げるきっかけとなった。
この男性はキャンプ場を経営するバイロン・ボーンウェルさんで、約1年前に心臓発作を起こし、バイパス手術を受けなければ、生命の保証はできないと地元病院の医師から強く警告された。
そこで問題となったのが10万ドル(約1050万円)にも上る高額の手術費用だった。費用ねん出に頭を痛めていたボーンウェルさんだったが、ある日、地元病院で再検査を受けるため待合室に入り、そこに置いてあった雑誌「ビジネス・ウィーク」をたまたま手に取った。読み進むうち、目に飛び込んできたのが「バムルンラード病院」に関する記事だった。
▽米国から心臓手術に
帰宅したボーンウェルさんは半信半疑ながらも、早速、インターネットで「バムルンラード病院」のホームページを開き、同病院の内容を確かめてみた。そこで驚いたのが心臓バイパス手術費用のあまりの安さ。
「まさに偶然の成せるわざでした」と振り返るボーンウェルさんによると、地元病院とまったく変わらぬバイパス手術の費用が、「バムルンラード病院」では1万2000ドル(約126万円)と約8分の1という「格安」。多少の不安はあったものの、健康を取り戻したい一心で、ボーンウェルさんは同サイトを通じ、その場で手術の予約を入れたという。
飛行機で22時間をかけ、バンコクに到着したボーンウェルさんは入院からわずか3日後には手術台に上っていた。執刀医は米メリーランド州で働いた経験を持つタイ人医師だった。手術は無事に終わり、2週間後には米ルイジアナ州シュリーブポートの自宅に戻ったという。
「手術前は部屋の中を歩き回るのも難儀でしたが、今は息切れもせず、健康そのもの」と喜ぶボーンウェルさん。
「60ミニッツ」と「バムルンラード病院」によると、同病院は1980年9月に開業し、特に心臓病の手術では評価が高い。医師・歯科医師ら600人が働き、ベッド数も約550床という東南アジア最大の私立病院。2002年にはアジアで最初の国際認定病院の資格を得たともいう。
病院側の説明では、高い医療水準と安い医療費用が評価され、年間の患者数は約85万人で、このうち約35万人が外国からの患者。医師団の多くは米国や日本の大学などで学んでいることも、外国人の患者にとっては大きな安心材料になっているという。
「60ミニッツ」ではボーンウェルさんとは別に、同病院で美容整形手術を受けた米国人女性の経験談も紹介した。顔のしわ取り手術を受けたというこの女性は「外国の病院での手術で、最初は不安がありましたが、すべてが杞憂に終わりました」との感想を番組内で語ったという。この女性の場合、飛行機代、手術・入院費を含め、支払ったのは1500ドル(約15万7500円)だった。
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