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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年06月09日01時14分掲載
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米の団塊の世代も老後に不安 住宅ローンの残金も重荷に
ベビーブーマー(団塊の世代)が大挙引退する時期が迫っている米国で、借金を抱えたまま、老後の生活に入ってしまう人が増えつつあるという。多くの人が家のローンの返済やクレジットカードの残金を抱えており、引退後の不安が高まっている。寿命も伸びている米国だけに、その分生活費も余計にかかる。世界一豊かな国の一つである米国でも、老後の生活は厳しいようだ。(ベリタ通信=有馬洋行)
米国では、ベビーブーマーは出生率の高かった1946年から1964年生まれの人たちを指す。年齢的には現在40歳から59歳だ。この世代は、高い水準の生活に慣れ親しんでおり、とりわけ住宅ローンなどの債務が完済しないまま引退すると、生活がすぐに苦しくなる。
引退時期を迎えた中高年のうち、約30%が住宅ローンの返済を抱えているという。80年の20%に比べ、確かに増えている。「現代の中高年は引退時期を向かえ、ローンの返済など多くの経済的プレッシャーの下にある」と、ある関係者は話す。
米コックス・ニュースによると、引退後の生活上の不安は、ローン返済などに加え健康保険料などのコスト増や生活費、それに子どもが学生なら、その学資の支払いなどだ。老後の収入は、年金収入などを勘案しても、往時に比べ実収は3割は減少するという。
アトランタの破産専門の弁護士ネール・ゴードン氏は「高齢者の場合、財政的にピンチに陥っても、働くために社会に復帰するのは難しい」と指摘する。
メリーランド州の弁護士モートン・フォーラー氏によると、ここ数年間で借金の返済問題で訪れる高齢者が20%上昇したという。「決まった収入で生活する必要があるが、出費がかさみ、収入の範囲内に収まっていない。ますます苦しくなっていく状況だ」とフォーラー氏。
米国人の寿命も伸びており、その分の生活費の確保も大変だ。米疾病予防センターによると、現在60歳の米国人は、平均82歳まで長生きするという。70歳の場合は、85歳になっている。
▽退職後、むしろかさむ出費
ジョージア州南東部に住むブレンダ・モットさん(57)は96年に健康上の理由から秘書の仕事をやめた。夫(59)も同年、軍勤務をやめ引退した。生活は夫の年金に頼っていたが、大半が生活費に取られるという。
「長い間、貯蓄をしなければと思っていた。でも財政上の理由でできなかった」とモットさん。夫は、夏の間、庭の芝生狩りの仕事をして小銭を稼ぐ考えという。モットさんは、秘書の仕事に復帰したいと思っているが、健康上の不安から難しいという。
引退すると収入が増えることはないが、逆に出費はかさむ。病気など思いがけないことも起きる。全米的に高齢者の自己破産の申し立ても増えているといわれ、老後の生活は必ずしも安泰ではない。
それだけに大きな危機がやってこないように祈るような気持ちでいる高齢者が目立つという。前述のフォーラー弁護士は、こうした高齢者の不安定な心の状態を「何も起きないことを祈る症候群」と命名している。
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