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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年06月22日11時58分掲載
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米で強まる性犯罪者への社会排除の動きも
「暴行魔は出て行け」──。米国各地で性犯罪者に対する反感や憎悪が強まっている。全米で相次いで少女が性犯罪者の餌食となり、レイプされ殺害される事件が後を絶たないからだ。このほか、性犯罪の前歴者の住所などが、検察・警察当局から一般市民に公開されるようになったことも手伝って、市民が地域社会に入り込んだ前歴者を排除しようとの動きも強まっている。(ベリタ通信=有馬洋行)
最近、フロリダ州では、相次いで3人の少女が誘拐され、殺害される事件が起きた。いずれも犯人たちは、仮釈放中の者か、もしくは前歴者だった。こうした事件は全米で広く報道され、少女を持つ親たちが、性犯罪者の動向に大きな関心を持つようになっている。
米プレス・エンタープライズによると、カリフォルニア州ミード・バレーでは最近、住民たちが、性犯罪の前歴者が、近く移り住んだのを知り激怒、プラカードを掲げ、出て行くよう抗議行動を繰り返した。
前歴者であっても刑期や、仮釈放が認められれば、どこかに住まなければならない。しかし、通学児童や生徒を抱える父兄は、こうした性犯罪の前歴者が、どこか他の場所に移ってくれればいいと考えている。
デモに参加したセシリア・エスピノサさんは「前歴者が、学校区の近くにいることに大変憤りを感じる。子どもたちのためにも、彼には出て行ってほしい」と話す。
▽社会的私刑への発展の恐れ
こうした反発の背景には、「性犯罪の前歴者は必ず再び犯行を重ねる」という考えが、米国社会に深く根付いているからだ。この結果、性犯罪歴を持つ者は常に地域社会から監視される状態になった。特に前歴者の情報が一般の市民に簡単に手に入るようになってから、性犯罪の前歴者は、ますます社会の邪魔者扱いされ、再就職も一層困難になっている。
米国社会が性犯罪者への監視を一段と厳しくする契機となった事件は、1994年に米東部ニュージャージー州で起きた。当時7歳の少女メガン・カンカちゃんが、出所したばかりの性犯罪の前歴者に暴行され、殺害されたのだ。犯人が、いつの間にかに、隣近所の一員として移り住んでいたことも分り、地域社会に大きな衝撃を与えた。
この事件をきっかけに、ニュージャージー州では、司法当局に対し、性犯罪の前歴者の所在地などを市民に公開することを義務付けた「メガン法」が制定され、その後同法が全米各州に広がった。
米カリフォルニア州では、メガン法に基づき情報の開示が進み、州司法省のウェブサイトにアクセスすれば、前歴者の住所、顔写真、犯歴などが簡単に手に入る。同州のジム・バッティン州上院議員は、性犯罪の前歴者への風当たりが強まっていることについて「自業自得だ。重荷を負うべきだ」
シカゴ大学法科大学院のエリック・ポスナー教授は、前歴者の情報が市民に公開されたことにより、市民が今後前歴者に対し暴力を加えるなどの事態が起きるかもしれないと懸念する。米国社会では、2001年9月の米同時多発テロ以降、多くの点でかつてのような寛容さが消えており、性犯罪者に対する怒りが私刑(リンチ)や報復に発展する可能性は否定できない。
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