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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年07月03日06時22分掲載
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米で増える女性・熟年ライダー スポーツバイクも人気呼ぶ
風を切ってハイウェーを走ったり、山道や泥道のオフロードを駆け回るバイクが米国で人気を呼んでいる。オートバイといえば、タトゥー(刺青)をした、黒ジャンパー姿の頭のはげた大男が、大型バイクに乗って疾走するというイメージが強かった。しかし、近年女性や、熟年ライダーが、二輪のハンドルを握ってオフロードに繰り出したりする姿が目立つようになっている。一部の愛好家に親しまれてきたバイクだが、米国の広大な大地もあいまって、バイクの一層の大衆化が進んでいる。(ベリタ通信=江口惇)
オートバイ産業評議会によると、バイクの販売台数は、昨年は全米で売り上げがやや減ったものの、過去10年間急速に伸びてきた。バイクの所有登録者数は、1998年以来34%も上昇し、現在880万人に達している。
内訳を見ると、80年代初頭には、女性ライダーは全ライダーの2%程度しか占めていなかったが、03年には10%にまで増えている。
女性ライダーとともに、中年ライダーも増えている。85年にライダーの平均年齢(メジアン)は27歳だったが、年々上がり続け、03年は41歳になっている。
サーレム・ニュース(電子版)によると、女性の場合、夫の運転するハーレーダビッドソンのような米国製大型バイクの助手席に乗っているうちに、バイクの魅力にとりつかれるようだ。
共働きの家庭が多いせいか、女性が自分でお金を使える時代でもある。独立志向の女性も多くなったのも、女性ライダーの増加の一因だ。ニューハンプシャー州の税務署職員ダイアン・メイナードさん(40)は、6年前ににバイクを買った。「子どももいたので、自分でバイクを運転することができなかった。でも、娘はもう20歳になった。今や私は自由よ」
▽ダートバイクも人気
一方、泥道や林道を、巧みなハンドルさばきで駆け回るダートバイクも人気を集めている。ダートバイクの醍醐味は、オフロードの山中を自在に動き回れる身軽さだ。ヘルメットやゴーグル、ジャケットなどが必需品だが、昨今のバイク人気で、アクセサリー商品の売り上げも伸びている。
米カリフォルニア州サンバーナディオでは、バイク乗りの講習会に若者が多数参加している。米紙プレス・エンタープライズによると、指導教官は「バイクの第一のルールは、楽しむこと。もし楽しくなければ、何か間違ったことをやっていることになる」と話している。
同州リバーサイド郡テメキュラにあるバイク販売店「チャパラル・モータースポーツ」には、人気のある日本製のホンダ、カワサキなどのバイクが並んでいる。同社の販売マネジャーのアール・シグペンさんは「ことしの売り上げ目標を2割引き上げた。目標達成に問題はない」と、バイク人気にご満悦だ。
普通のバイクに比べダートバイクは、軽量のため、森林警備隊のレンジャー部隊も使用している。家畜を追うカウボーイの中にもダートバイクを使う者もいる。ちなみにカナダの観光写真にしばしば登場する、赤い制服と黒のとんがり帽子で有名な王立カナダ騎馬警察も、今や馬に変わってダートバイクを乗り回す時代という。
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