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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年08月09日01時33分掲載
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携帯電話の最中は周りの人が消失? 私的な内容も話す
街には携帯電話があふれている。携帯電話が普及してから、何度も指摘されているのが、周りの人の迷惑を考えない携帯電話の使用だ。バス、公園、レストラン、あるいはトイレの中で、プライベートな事を大きな声で話している人も目立つ。米ミシガン大学の調査では、10人中6人が、公共の場所での携帯電話の使用を迷惑だと感じている。その半面、会話中の本人は、いわゆる“会話の世界”に没頭し、周りに迷惑をかけているとの認識が薄いという。(ベリタ通信=江口惇)
米ニューハウス・ニュース・サービスによると、情報技術の進歩で、公共の場と、プライベートな場所との垣根がなくなってきた。例えば、会社員はパソコンを使って、自宅や、空港、カフェから商談をまとめたり、また微妙な問題は、携帯電話を使って、相手とやり取りするのが可能になった。
このように携帯電話が普及する中で、電話をかけている人は、周りの人の存在が“消えて”しまう心理状態になることがあるという。「テクロノロジー時代のコミュニティー探究(仮訳)」の著者マイケル・ブゲハ氏は「携帯電話の使用者は、まるで周りの人が、存在していないかのように感じる。周りの人は、動きのない対象に変わってしまうのだ」
ルイジアナ州に住むミリアム・ブラウンさん(52)は、こうした状況を経験した。青果店のキャッシャー前で、支払いの順番を待ている時、携帯電話をしている男性の声が耳に入ってきた。
男性は「子どもの折檻を続けていいものか。彼は、まだ子どもだが、もし911(警察)に通報されたら、われわれは幼児虐待に問われる」などと、話していた。
ブラウンさんが驚いたのは、普通には公共の場では話せないことを、男性が携帯電話で話していたことだ。米国では、子どもへの体罰や虐待を行なった者は、厳しく処罰される。男性がこれを知っていたことは、会話の内容から明らかだ。それを知りながら、なぜ微妙な内容を携帯電話で周りの耳に入る声で話していたのか。ブゲハ氏の言う「周りの存在が消える」状況に、男性が入り込んでいたといえるようだ。
心理学者も、一部の人が年齢や性別に関係なく、携帯電話で話している時に、公衆の面前で、なぜプライベートかつデリケートな内容について話をするのか注目している。具体的な会話とは、セックス、請求書の支払い内容、それに顧客の情報などだ。周りの人にとっては、こうした内容は、あまり聞きたくないものだろう。
ラ・サレ大学のデイビッド・ファルコン准教授は、携帯電話を話している人は、自分の周りに一種の個人的な空間を作るという。空間に領域のような線を引き、自分の陣地というような気持ちを抱くのだ。「(携帯電話利用者は)空間が自分の周りに与えられたと感じる。ある程度、他人の空間を侵すのが許されるとも感じている」
携帯電話している人には、周りの人の存在があまり意識されないようだが、心理学者の話では、携帯電話で話している人の声は、周りの人には気になるものだという。隣人が騒音を出してうるさいという苦情がしばしばみられる。このように音を無視するのは容易ではなく、かなりの心理的負担になるという。
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