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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年09月17日03時52分掲載
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不安で物が捨てられない 米国で50万人が強迫害障に悩む
物を買っては、使いもしないのにため込む人がいる。またあまり値打ちにない物なのに、がらくたになっても、後生大事に取っておく人もいる。これがあまりに行く過ぎると、強迫性障害などと呼ばれ、治療が必要になったりするという。米国には、家の中が足の踏み場もない状態になっても、物を捨てることに心理的な不安を覚える人が50万人はいると推定されている。(ベリタ通信=江口惇)
米誌パレードによると、いたずらに物をため込む人のことを指す「パック・ラット」は、その心理的な傾向をティーン世代や、20歳代から示すという。子どもは、幼い頃キャンデーの包装紙や、壊れたおもちゃを捨てずに大事に保管しておくことがよくある。しかし、多くの子どもは成長するのにつれて、あまり価値のないもの、無用なものをためて置く癖をやめるのが一般的だ。これに対し、「パック・ラット」は、これができず、家の中は、壁から、廊下から、天井まで物でぎっしり埋まる羽目になる。
サンフランシスコで図書館に勤めるポーラ・コタキスさん(47)は、学生時代に、学生寮のベッドの下に書類をため込んだのが始りとなって、今や自宅マンションの部屋はジャンク・メール(宣伝用の手紙)、期限切れの安売りクーポン券、古いカレンダーなどの山で埋まってしまった。「部屋には誰も入れないようにしている。だって自分が赤面してしまうから」
物だけでなく、動物をペットにする人の中にも、自分では手に余る数の動物を預かってきて育ている人がいる。多くの動物を小さい場所で飼育するのは、動物にとっては、好ましい環境とはいえない。しかし、自分は動物保護のためにやっていると思っている人には、この矛盾がわからない。米タフト大学のゲリー・パトロネック氏(獣医学)は、自分の心理的欲求を満たすことになるだけで、動物が犠牲になっていることが分かっていない、と分析する。
物を捨てられない、捨てたら後で必要になったらどうする、こうした心理的不安を抱えた人の研究は、1990年代研究が進められてきた。強迫性障害(OCD)などと呼ばれている症状は、買ったりもらったりした物を、将来使うのではないかとの不安から捨てきれない状態を指している。
▽自分の分身と考える
スミス大学の心理学者ランディ・フロスト氏は、ため込んだ物が、将来役に立つ時が来ると考える人にとっては、まるで物が自分自身の分身のようになっていると指摘。「物をため込む人は、物を捨てることを考えると、まるで自分の一部が失われるかのように、不安と悲しみに襲われる」と話している。
強迫的な感情から脱出する道はないわけではない。薬物療法も行なわれている。またオンラインでの支援組織が、医師らの手で運営されている。ウェブサイトの強迫障害財団によると、切手や人形、野球カードを収集したりする正常な行動と、強迫性障害に近い行動を見分ける方法は三つあるという。
簡単に言うと、(1)役に立たない、ほとんど価値のないものを捨てきれない(2)生活空間が物で埋まり、身動きが取れなくなっている(3)物が捨てきれないのに加え、社会的な付き合いが少なく要領がよくない──の症状が見られると、強迫障害の恐れがあるという。
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