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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年09月20日01時03分掲載
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鄭和博物館が9月28日にマラッカにオープン
【クアラルンプール19日=和田等】15世紀前半に大艦隊を率いて東南アジア、インド、そしてアフリカまで計7回遠征したチェン・ホー(鄭和)提督が率いた第1回目の南海遠征からことしで600周年。鄭和に縁ある地でさまざまな催しが行なわれている。鄭和は、大航海の際にマレーシアのマラッカを6回訪問したとされるが、鄭和がマラッカを訪問した際に交易の兵站地にしたとされる場所の近くに鄭和にまつわる物品や資料を集めた博物館が9月28日にオープンする。
地元英字紙ニュー・ストレーツ・タイムズは、このチェン・ホー・カルチャー・ミュージアム(鄭和文化博物館)は、中国以外ではおそらく唯一の鄭和に関する専門博物館ではないかとしている。
床面積6万平方フィート、4階建ての民間博物館には、1000以上の古器物や考古資料が展示される。この博物館が開設されるのは、16世紀にマラッカ第2代中国人キャプテンとなったリー・クンチャン氏の邸宅だった場所。鄭和は、この近辺に交易の兵站地を築いたとされる。
博物館には、鄭和の人生やマラッカ時代の様子がわかる資料や物品を展示したギャラリーや15世紀のマラッカの錫や金鉱山、漁業に関するギャラリーが設置され、7回の大航海の様子を記した古代のメモ帳の複製や当時マラッカで使われていた農機具などを展示する。
さらに同博物館には唐、明、清王朝時代の古代陶器200種類以上が展示される。博物館の隣には、おみやげ物店やイスラム教を信仰した鄭和を讃えてイスラム料理レストラン、研究センター、ヘルス・スパが併設される。博物館の入場料は大人が20リンギット(約600円)、高校生・小中学生は10リンギット。
館長を務めるのは、パハン州生まれのシンガポール人、デビッド・チャン氏。シンガポール国立大学と南洋大学でマレー・東南アジア研究の助教授を務めた経験を持つ。
▽チェン・ホー(鄭和) 1371年、中国・雲南省に生まれ。鄭和一族は代々イスラム教徒で、鄭和もイスラム教徒だった。12歳の時に明軍に捕らえられて宦官にされてしまう。 その後、永楽帝の目にとまり、南海遠征の責任者に抜擢される。永楽帝の命を受けた鄭和は、1405年に200隻の大艦隊を率いて第1回目の南海遠征に出発した。大航海は1433年まで7回行なわれたが、航海先は東南アジア、インド、メッカ、アフリカにまで及んだ。
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