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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年09月20日20時38分掲載
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カトリーナ大災害
ハリケーン被災者のストレスは蓄積する一方 共同生活でプライバシーなく
見知らぬ被災者がプライバシーのない中で、共同生活する不便さ。大きな競技場では小さな声も、多くの人がしゃべれば大変な雑音になる。不眠を訴える人もいる。米南部ルイジアナ、ミシシッピ州などを直撃した大型ハリケーン「カトリーナ」によって、家を失った被災者の多くは、近隣のテキサス州などに避難した。しかし、生活の劇的な変化の中で、今後被災者の間で精神的なストレス障害に悩む人が増えると予想されている。(ベリタ通信=江口惇)
8月末のハリケーンによる浸水で、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ州で行き場を失った避難民は、18万人以上と推定されている。市街地が水没したルイジアナ州ニューオリンズでは、被災者が一時フットボール場「スーパードーム」に避難。しかし、ドームの屋根が破損したため、2万6000人が急遽テキサス州ヒューストンの競技場「アストロドーム」などに避難した。現在、同ドームでは、依然数千人が避難生活を送っている。このほか、カリフォルニア州などにも被災者が、家族や親類らを頼って避難している。
今回のハリケーンは、米国に史上最悪の災害をもたらしたが、多くの医療関係者は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や、うつ病、不安ノイローゼなどの後遺症を訴える人が、被災者の間で増えることを懸念している。
PTSDは、戦場からの帰還兵や、地震、レイプ、虐待などを経験した人たちに残る心的な障害といわれる。
米ダラス・モーニング・ニュースによると、テキサス大学のアラン・ラグローン博士は「精神衛生上の危機が進行しつつある」と指摘し、早急な対応策を取るよう呼び掛けている。
世界保健機関(WHO)によると、災害を経験した人の約20%が、被災直後に軽微な情緒不安を訴えるという。このうち、一部の人に、重症の精神的ストレスが残るといわれる。
米クラークス・デール・レジスター(電子版)によると、災害によるストレスによって、肉体的には嘔吐、頭痛、疲労感が、また感情面では、恐怖、悲しみ、懊悩などの症状が現われる。このほか食欲不振、不眠、アルコール依存などを訴える人もいる。
こうした精神的な障害は、被災者だけでなく、支援に当た関係者やボランティアの間でもみられるという。ハリケーンの直撃直後、ニューオリンズの警官2人が自殺している。これは、被災者と同じような絶望的な心理状態に陥ったためと説明されている。
ニューオリンズの「スーパードーム」では、ヒューストンの移動するまで数日間にわたり、被災者がトイレで襲撃されるなどの事件が相次いだ。こうした恐怖が、一部の被災者の中には、精神的な障害となって残っている。
ある医療関係者は「避難民らが危機の時に、恐怖心を抱くのは当然のこと。しかし、その恐怖があまりに大きすぎるときは、専門家の指示を仰ぐのが適切だ」と話している。ストレスから開放されるためには、自分を忙しくさせたり、人々との会話に参加するなどの解消策を講じることが大切だという。
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