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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2005年11月08日13時40分掲載
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3億円はどこに消えた?、ラスベガスの強奪事件が急展開
ギャンブルの町として知られるラスベガスで12年前、3億4000万円を積んだ現金輸送車が盗まれた。米連邦捜査局(FBI)が2人の男女を指名手配し行方を追っていたが、このほど33歳の女性が当局に自首した。女性は、事件後オランダの首都アムステルダムで長く逃亡生活を送っていた。しかし、男は依然逃走したまま。女性は現金がどこにあるのかまったく知らないと告白。また犯行当時は21歳と若く、男に洗脳され犯行に加わったと弁明している。(ベリタ通信=苅田保)
米CBSなどによると、この女性は、ヘザー・トールチーフ。男は彼女のボーイフレンドのロベルト・ソリス(60)。二人はサンフランシスコからメキシコの移り、そこで大掛かりな現金強奪作戦を練った。この作戦は、トールチーフが現金輸送担当の会社に女性運転手として入り込み、現金を盗む計画だったとされる。
二人は1993年にラスベガスに移転。トールチーフは現金輸送会社に、予定通り運転手として採用された。トールチーフは2カ月間、運転手とした働いた後、同年10月1日、二人は犯行を決行した。この間、犯行に使う倉庫を借りる一方、高飛び用のジェット機をチャーターした。
当日朝、いつもの通りの様子で現金輸送車を運転していたトールチーフは、ラスベガスの最大の繁華街にある通称ストリップ地区に面したカジノ兼ホテル「サーカス・サーカス」に着いた。同乗していた社員2人が、ホテルの中に、現金を届ける手続きのためにカジノに入った一瞬の隙に、1人になったトールチーフは車を動かし、倉庫に直行。
落ち合った二人は、かばん二つを持って、その後ジェット機に乗り、逃亡した。二人は、コロラド州デンバーからフロリダ州マイアミに移動したことが、FBIの捜査で判明したが、そこから二人の消息は10年以上ぷっつりと途絶えた。
強奪された現金は、約295万ドル(約3億4000万円)で自動支払機に使われるもの。100ドルや20ドル紙幣のため、とても二つのかばんで運べる量ではなく、FBIは、現金をどう処理したのか、首をひねっている。
彼女のボーイ・フレンドのソリスは、殺人罪で23年間入獄した前歴があった。FBIはウェブページなどで公開捜査していたが、ことし9月、トールチーフがひょっこり姿を現し、弁護士に付き添われてラスベガスの連邦地裁に自首した。自首前には記者会見までしている。
▽逃亡生活に疲れ
彼女の話では、英国の偽造旅券を使ってアムステルダムで暮らしていた。ソリスとの間に生まれた10歳の息子が、現在アムステルダムにいるという。自首の理由は、逃亡生活に疲れたことと、息子に普通の生活をさせるためと話している。息子は友人が面倒をみているという。
ソリスの所在については知らないと供述。現金もその後どうなったのか知らないという。 トールチーフは強盗や旅券偽造の罪に問われている。最高では40年の禁固刑になるが、検察側との司法取引で有罪を認める方針で、10年程度に減刑される可能性もある。
減刑されても強奪した現金を返還する必要がある。しかし、彼女の話が本か映画化されれば、その版権収入で被害額を弁済することも考えられるという。
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