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2005年11月24日20時49分掲載
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鳥インフルで外国人選手の健康チェック、感染恐れ比政府
東南アジア地域のスポーツの祭典「東南アジア競技大会」(SEAG)が11月末からマニラで開かれるのを機に、フィリピン政府はこのほど、鳥インフルエンザ(H5N1型)の侵入防止に向け、国際大会としては異例ともいえる外国選手団の「健康チェック」を実施する方針を決めた。選手団が入国する空港および港に、体温測定器と防菌マットを設置、H5N1型ウイルス感染の疑いが持たれた選手は、直ちに隔離措置を受けることになる。(ベリタ通信=都葉郁夫)
今回の緊急措置実施は、域内諸国中、フィリピンでは高病原性H5N1型ウイルスの感染例がまだなく、万一、外国選手と共に同ウイルスが侵入、拡大した場合、観光産業や家きん産業などが大きな打撃を受けると懸念した、苦肉の策ともいえる。
H5N1型はアジアを発生源に、今や日本を含むアジアだけでなく、欧州、ロシア、中東地域など世界各地に拡大している。
大会組織員会によると、11月27日に開幕するSEAGに参加するのは、東南アジア諸国連合の加盟10カ国に東ティモールを加えた計11カ国で、5000人以上の選手が一堂に集い、国の名誉をかけて技、速さ、強さ、華麗さを競い合う。
そこでフィリピン政府が懸念しているのが、今回のSEAGに参加するタイ、ベトナム、カンボジアそしてインドネシアといったフィリピンの近隣諸国で最近、H5N1型ウイルスに感染した少女、農民らが相次いで死亡するケースが報告されていること。
世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務所も、中国上海市でこのほど開いた鳥インフルエンザに関する国際会議で、「今年の冬には多くの国で感染が拡大することを予期すべきだ」と警告したばかり。
さらに、同地域事務局はタイやベトナムで鳥インフルエンザが再発し、死者が出ている点を強調した上で、発見されていない家きん類や人間への感染例がまだある可能性も指摘した。
▽フィリピンでは感染例なし
フィリピン政府は今回、こうした動きに注目し外国選手たちに健康チェックを行い、鳥インフルエンザの侵入を水際で阻止、同時に、選手登録の際にも健康状態を重点に進める方針だ。
保健省当局者によると、もし、参加国選手の中にH5N1型ウイルス感染の疑いが出れば、その選手を直ちに隔離し、1週間にわたり経過を観察、感染の疑いが濃くなれば当該国に送り返すという。
この手続きに従えば、感染の疑いを持たれた外国選手は、事実上、大会には出場できなくなるだけに、今回の検査措置実施が本決まりになれば、参加諸国からさまざまな反応が出てくることも予想される。
こうした措置を講じる方針を打ち出した裏には、他の東南アジア諸国での鳥インフルエンザ流行が、フィリピンには有利に働いているとの皮肉な現実がある。
同国経済開発庁によると、フィリピン国内ではH5N1型ウイルスの感染例がまだないため、同国産家きん類の輸出が絶好調で、このまま行けば、今年の鶏肉輸出量は、昨年の約1500トンから、5倍以上の約8000トンにも跳ね上がるという。
経済が低迷中のフィリピンにとり、鶏肉輸出の大増加は願ってもない幸運で、保健省当局者は「SEAGは域内最大のスポーツ大会だが、そのために家きん産業を危険にさらすことはできない。鳥インフルエンザの侵入防止に向け、最大限の努力をする」と述べ、選手団の健康チェックを徹底して行う方針を強調している。
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