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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年01月31日13時09分掲載
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スーダン、北朝鮮などが最悪の独裁者 世界のワースト10
世界には190カ国以上の国があるといわれるが、すべての国が民主的に統治されているわけではない。米誌パレードが最近選んだ「世界の最悪の独裁者」のワースト10では、トップがアフリカ大陸で最大の国土を持つといわれるスーダンのオマル・バシル大統領(62)、次いで北朝鮮の金正日総書記(63)、3位はミャンマーの軍事政権のタン・シュエ議長(72)となっている。国内で抑圧政治を続け、人権弾圧を行なうなどが、選出の基準になっている。(ベリタ通信=エレナ吉村)
パレード誌によると、ワースト独裁者は世界の人権保護団体からの報告なども参考に毎年恒例的に選出されている。今回の報告も「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」や「国境なき記者団」、「アムネスティー・インターナショナル」の各種報告を使用している。
独裁者ワースト3の順位は、昨年と同じ。バシル大統領が率いるスーダンは、長年の内戦で国内避難民が多数発生、最悪の人道上の危機といわれた。05年に和平協定が調印されたが、西部ダルフールでは、依然多くの難民が苦しい生活を余儀なくされている。
2位の金正日総書記は、北朝鮮の核開発封じ込めのため、日米、中国、韓国などの国際的な努力が進んでいる。パレード誌は、国内的には、世界で最も厳しく管理された国家と述べ、政治的抑圧のほか、国民が飢餓状態にあることを指摘している。
国連の世界食糧計画によると、北朝鮮の平均的な7歳の少年は、韓国の同じ年の少年と比べ、身長で約20センチ低く、体重でも約9キロ軽いという。
3位のタン・シュエ議長は、ノーベル平和賞受賞者の野党指導者アウン・サン・スー・チーさんを長年にわたって自宅軟禁下に置いている。ミャンマーは、子どもを兵士として徴用しているとして国際的な批判を浴びているほか、国家プロジェクトの建設のために、多数の人々を強制的に駆り出しているといわれる。
また昨年11月には、首都を移転すると、何の前触れもなく発表。新しい首都は、約120年の歴史を持つ首都ヤンゴンから北へ約390キロ離れた過疎地のピンマナで、職場の変更を嫌い、辞職を願っても、タン・シュエ議長はこれを認めなかった。
同議長以下の順位は、(4)ジンバブエのムガベ大統領(5)ウズベキスタンのカリモフ大統領(6)中国の胡錦濤国家主席(7)サウジアラビアのアブドラ国王(8)トルクメニスタンのニヤゾフ大統領(9)イランの最高指導者ハメネイ師そして10位が赤道ギニアのヌゲマ大統領。
このほか、核開発を放棄し、西側社会に接近しているリビアの最高指導者カダフィ氏は11位。米国から経済制裁を受けているキューバのカストロ国家評議会議長は15位、レバノンのハリリ元暗殺事件で国連の調査を受けているシリアのアサド大統領は16位。国際テロ組織アルカイダの掃討など対テロ戦争で米国の“盟友”と位置づけられているパキスタンのムシャラフ大統領は17位につけている。
米国が近年、民主主義をねじ曲げて政治を行なっていると、しばしば批判している南米ベネズエラのチャベス大統領はワースト20までにも入っていない。
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