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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年03月01日08時20分掲載
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メキシコ大統領に“請求書”突きつける 不法移民対策費用で米郡保安官
米オレゴン州の郡保安官がメキシコのフォックス政権に対し、メキシコからの不法移民を収容する羽目に陥ったことで、郡の収入に困難をきたしたとして、31万ドル(約3700万円)以上の賠償を求める“請求書”を送りつけた。メキシコから押しかける密入国者らが後を絶たないことに、郡保安官が業を煮やした結果だが、メキシコ政府が賠償金を払う可能性は低い。逆にメキシコ側は、一方的に不法移民だけを断罪する姿勢に反発している。(ベリタ通信=江口惇)
イースト・オレゴニアン(電子版)などによると、この郡保安官はジョン・トランボ氏。同氏は、2005年にオレゴン州ウマティリャ郡で犯罪を犯し、投獄された不法移民は360人に達し、彼らを収容する費用が31万8843ドルかかったと主張。今月初め、フォックス大統領率いるメキシコ政府にこの費用の返済を求める書簡を送った。不法移民の多くがメキシコの出身者とされる。
不法移民を刑務所などに収容する費用は、つまるところ税金から出ている。年間360人収容すれば、負担はかなり大きくなる。トランボ保安官も元々、メキシコ政府が費用を弁済するとは考えていなかったが、その話題性から米国の大手メディアが飛びつき、波紋を広げている。
トランボ保安官によると、刑務所に送られてくるのは、不法入国の身で米国内で家庭内暴力や殺人事件に関与したメキシコ人。彼らを収容するためにかかる費用は、1日63ドルに達している。このほか、彼らを裁判にかけ、検察側や弁護側に払う費用も必要になる。この結果、多大な負担を納税者に強いる格好になっている。
「誰かが“もうたくさんだ”と言う必要があった」と、トランボ保安官。メキシコ大統領のほか、関係議員やマスコミにも書簡のコピーを送った。
保安官は「メキシコからの不法移民が刑務所に送られるたびごとに、われわれは、刑務所の寝場所を確保するために、現地の受刑者を釈放することを余儀なくされる」と指摘、郡内で刑務所のベッド不足が深刻化していることも明らかにしている。
▽米国の責任と反論
これに対し、オレゴン州ポートランドのフェルナンド・サンチェス領事は、書簡の内容には賛成できないと反論。不法移民らに対する費用を捻出するのは米国の責任であると述べている。またメキシコ人は、不法移民であっても、米国の地域社会で働き、家を借りたり、物を買ったりして地域に貢献していると指摘している。
米国には、現在1100万人と推定される不法移民がいる。このため移民対策が、ことしの米議会中間選挙の争点の一つとなるのは必至の情勢だ。ブッシュ大統領も包括的な移民対策を練っているが、与党共和党内では、必ずしも大統領支持に一本化していない。
こうした中央政府の対応の遅れが、各地方で不法移民への厳しい取り締まりを求める声となって噴出している。これに対し、ブッシュ大統領とフォックス大統領は最近、移民問題などを協議し、移民対策を前進させるための方策を協議している。
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