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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年03月16日14時37分掲載
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流浪重ねるソマリア政府 「仮住まい」の地からも追放
【東京16日=齊藤力二朗】レバノンやソマリア、アフガニスタン、イラクなど米軍が戦闘した中東地域はどこも国家の統一が崩壊し分裂・内戦状態に陥っている。群雄割拠が続く「アフリカの角」と言われるアラブ国家ソマリアでも、ソマリア政府は流浪を重ね、現在、「仮住まい」していた町からも追い出しを食らい途方に暮れている。15日付のイスラム・オンラインが伝えた。
ソマリア政府の本部が置かれている中央シュベイリ州のムハンマド・ハビーブ知事は記者会見で、「同州の首都ジャウハル市に滞在している間、アブドッラー・ユースフ・アフマド大統領は国家救援に努める国家元首ではなく、個人的利益を追求する部族長のように振る舞ってきたが、受け入れられない」と非難し、「大統領とその移行政府の役人たちはこの地では歓迎されないゆえ、立入りを禁止する。大統領との関係は終了した。他の場所を探せばよい」と最後通告を突きつけた。
ハビーブ知事は「政府の役人たちをジャウハル市に招致し、1年以上保護し建物を提供した対価としての900万ドルを支払わずに、彼らはこの地を去った」と憤慨する。
この声明と同時に、大統領管轄下の民兵の最後の部隊が、南西部の町ビダワに滞在する大統領に合流するためにジャウハル市を離れた。この民兵部隊は800人で編成され、ジャウハル市の近くで訓練を受けた。
ナイロビに追放されていたソマリア政府の役人たちが1年半前に帰国した時、(内戦状態の)首都の治安を安定させるまで一時的に政府本部とするために、ハビーブ知事は移行政府を首都モガディシオから90キロと近いジャウハル市に招致したのだ。
しかし、政府は、かつての軍閥で現在は政府の一員になったが、いまだに大統領と対立している勢力が割拠する首都モガディシオに帰還を果たせなかった。
大統領とアリー・ジーディー首相はこれから、政府や国会の場所を探さねばならない。首都の西方250キロのビダワも候補地であるが、遠方であることが難点だ。無論、首都が理想だが現状では不可能だ。
国会議員が対立していたため、1年半にわたって国内で国会が開かれなかったが、2月26日からビダワで再開、275人の議員のうち約200人が出席している。
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