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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年03月19日10時02分掲載
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17日(金)卒業式「君が代」不起立の報告 根津公子(立川二中教諭)
15日の職員会議終了後、全教員に個人名の入った職務命令書が配られた。受け取り拒否をした私の職務命令書は今も職員室の私の机上に置かれている。校長にはこれまで何度も『指導』され、「校長の職務として職務命令を出さざるを得ない」と言われてきた。それに対し私は、「私は教育行為に反する起立・斉唱はしない。クビを覚悟で出した結論なのだから、何度私を指導しても無駄よ」とやんわり、しかし真面目に言ってきた。私の気持ちは自分の中では整理されていた。
定年までの手持ちカードを数え、少しでも免職を先に延ばそうとも考えて、事前に生徒たちに謝り、途中まで立ってしまった昨年の卒業式での苦い体験から、もう、生徒たちの前でうそはつけない。理不尽なことには服従しない。そう決めて、着席した昨年の入学式での不当な停職1月被処分、その間毎日校門前に「出勤」した私を見て、そこから大事なことを学んだと告げる生徒が何人もいる。また、今は事態を捉え切れない生徒たちは多いが、それでも事実を知った意味はあるはずだ。生徒以上に私が生徒から得たものも大きかった。 だから、昨日の「君が代」着席は個人的には悩まずに迎えた。教員の職責としての着席・不起立をした。
前夜は1時近くに布団に入ったというのに17日は4時目覚め、5時半起床。8時少し前に校門を入った。校門前ではチラシ配りをしている人が2人、1メートルと離れていない校門を入ったところには地域の「あいさつ隊」の人が2人いる。挨拶を交わし、チラシを開くと、「あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります」という見出しが目に入った。中身は読まずにかばんに入れ、仕事に就いた。
式が始まった。「開式のことば、一同ご起立ください」に続き、「国歌斉唱」。私は着席した。すぐに私の右隣に副校長がやってきて「職務命令が出ていますので、お立ちください」とささやく。目線は私よりもやや低めの位置。それを2回行った。私の2メートル後ろでは、立川市教委の浅野指導主事が現認し、メモをとっている。寒々しい風景。
副校長が退いたので辺りを見回す。職員は歌っている人の方がずっと多い。朗々と歌っている人はともかくも、「君が代」に違和感を持っているだろうはずの人も口を開けている。去年は半数は歌っていなかったのに、と思う。口を開けなくても処分にはならないのに、同僚たちの意識・行動は、起立から斉唱へ。悪意はなくとも、先回りをして流れにさお差す。こうした教員、大人たちの行為は子どもたちにどう映るのだろう?儀式は、「長いものには巻かれろ」と教えるための有効な手段であることを、周りの同僚たちを見ていて感じざるを得なかった。
生徒たちを見回すと、式の始まる前に「立つのいやだ」と私に言ってきた生徒たちも立っている。教員たち、大人たちの斉唱行為は、子どもたちには無言の強要なのだ。
式の始まる前に、また終了後にも生徒たちの何人もが校門前でもらったチラシのことについて訊いてきた。もらったチラシをあいさつ隊のおじさんに取られたんだと言う。「読もうと思ったら、もぎ取られた。頭にきた」「あのおじさんたちに、校長先生がやらせているの?」「あんなことされると、君が代の時絶対起ちたくない」「あんなことしていいの?」 この現実からも生徒たちは確実に学んで行く。
さて、17日のうちに、校長による事情聴取があり、校長が作った『事故報告書』をもとに市教委の事情聴取が行われた。私は何も返事をしていないのに、叶課長は「確認ができたので、事故報告書を都教委に上げます」と言うと、私の質問には答えないままに退室してしまった。30日が処分を決める教育委員会、31日が処分発令日だろうから、その前に都教委による事情聴取が来週初めあたりか・・・。
皆さん、都教委に『処分するな』と声を挙げてください
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