・読者登録
・団体購読のご案内
・「編集委員会会員」を募集
橋本勝21世紀風刺絵日記
記事スタイル
・コラム
・みる・よむ・きく
・インタビュー
・解説
・こぼれ話
特集
・アジア
・農と食
・人権/反差別/司法
・国際
・イスラエル/パレスチナ
・入管
・地域
・文化
・欧州
・市民活動
・検証・メディア
・核・原子力
・環境
・難民
・中東
提携・契約メディア
・AIニュース


・司法
・マニラ新聞

・TUP速報



・じゃかるた新聞
・Agence Global
・Japan Focus

・Foreign Policy In Focus
・星日報
Time Line
・2025年04月01日
・2025年03月31日
・2025年03月30日
・2025年03月29日
・2025年03月28日
・2025年03月27日
・2025年03月26日
・2025年03月23日
・2025年03月22日
・2025年03月21日
|
|
2006年03月23日01時49分掲載
無料記事
印刷用
ネットでリベラル派米裁判事の殺害を呼び掛け 「愛国的でない」と批判され標的に
米最高裁の女性判事2人が1年前に、インターネット上で死の脅迫を受けていたことが最近になって分かった。2人はルース・ギングズバーグ判事(73)と、ことし2月退任したサンドラ・オコーナー元判事(75)。ネット上のチャットルームで、何者かが書き込みを行い、2人を殺害することは愛国的な行為だと煽っていた。“法の番人”である最高裁は、中絶や同性愛者の権利をめぐって保守とリベラル派が拮抗する場になっているが、ギングズバーグ判事は、政権与党共和党のリベラル派批判が、こうした危険分子を生み出す要因になっていると警告している。(ベリタ通信=有馬洋行)
各種報道を総合すると、ギングズバーグ判事はことし2月、訪問先の南アフリカの憲法裁判所でスピーチを行い、脅迫の事実に言及した。ネット上で書き込みをした人物は特定されていないとみられる。この人物は、2人の判事が行う法律判断の進め方に不満を表明。米国の問題を判断するのに、諸外国の法律を参考にするのは許せないと批判していた。
書き込みの内容はかなり過激で「ここに最初の愛国的な任務がある。もしあなたが空論だけの愛国者でないならば、2人の判事は来週は生きていないだろう」と、殺害を呼びかけていた。
ギングズバーグ判事は、こうした危険な考えが育つ土壌には、連邦議会の上下両院で主導権を握る、政権与党である共和党のリベラル派などの批判が関係しているとみている。
昨年フロリダ州で長年植物状態だったテリー・シャイボさんの尊厳死をめぐり、共和党は尊厳死を認めた裁判所の判断を覆そうとしたことがある。ブッシュ大統領や共和党の支持母体の一つであるキリスト教右派が、尊厳死には強く反発していたからだ。
結局尊厳死差し止めの動きは、最高裁がこれを認めず、生命維持装置をはずされたシャイボさんはその後死亡している。しかし、共和党右派議員は、差し止めが失敗したのは、リベラル派判事が反対したためだとの見方をしている。
▽TV評論家の煽る発言も
リベラル派判事への批判をめぐっては、TVの政治評論で活躍する右派の論客アン・カルターさんがかなり過激な発言を繰り返している。最高裁のリベラル派判事であるジョン・スティーブンス氏について「彼のクリームブリュレ(デザート)にネズミ捕りの毒を盛る者が必要だ」と発言した。本人はジョークだと述べている。
このほかにも「リベラル派は米国や中絶反対者、それにイスラム教以外のすべての宗教を憎んでいる。イスラムのテロリストでさえ、リベラル派ほど米国を憎んでいない」と述べている。
こうした一連の動きを受け、退任したオコーナー元判事も最近、政府や共和党の司法への干渉に苦言を呈し、司法への攻撃は独裁体制に向けた最初の一歩になるとけん制したほどだ。また判事が政治的な判断を重ねていくと、国民の間に不満が生じ、判事への暴力となって跳ね返っていく危険性を指摘した。
最高裁判事ばかりでなく、高裁、地裁などの連邦判事への死の脅迫も増えているという。このため最近、判事たちがゴンザレス司法長官に対し、自宅での安全面の強化を要請している。
|
転載について
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。
|
|





|