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橋本勝21世紀風刺絵日記
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2006年03月29日19時38分掲載
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初のサウジ女優主演の映画、アラブ諸国で上映へ 母国では上映不許可に
【東京29日=齋藤力二朗】映画館の存在すら認められていないサウジアラビアでこのほど最初の映画「カイファル・ハール」(お元気ですか?)が制作され、同国で最初の女優がヒロイン役を演じた。映画は今夏、アラブ諸国で上映される予定だが、製作したサウジアラビアでは上映される可能性はないという。
ネット紙ミドル・イースト・オンラインが22日に報じたところによると、ヒロイン「ドニア」役を演じたのはサウジ初の女優であるヒンド ・ムハンマドさん(25)。
同紙の電話取材に対し、リヤド在住のヒンドさんは「女性は弱く、隠すべき存在で、はっきり話をしてはいけないのだと言う教育を受けてきたが、女性も何かをできることを証明していきたい」と答えている。ヒンドさんは。過去3年ほどの間にラジオの仕事をしたり、テレビのアニメシリーズで声優を演じたりしてきたという。
映画「カイファル・ハール」は、社会改革に意欲的なサウデジの富豪であるワリードビン・タラール王子が所有する企業が制作した。共同制作者として、女性が黒衣で顔を覆う問題をテーマとした「影の無い女性」(ニサー・ビラー・ディッル)というドキュメンタリー作品を昨年、制作してサウジ内で物議を醸したサウジ女性のハイファ・マンスールさんも加わっている。
「カイファル・ハール」の内容は宗教穏健派と過激派との間の緊張の中、イスラーム的価値観を守りつつ、経済のグローバル化も容認しようとする若者の葛藤を浮き彫りにした喜劇仕立ての作品。サウジには映画産業がないため、経済が活況を呈し比較的自由度の高い隣国ドバイで撮影された。
映画の中では女性が2人の男性と一緒にドバイの屋外カフェに座り、髪をさらす場面もある。女性は全身を黒衣で覆い、日常生活のあらゆる局面で男女は厳格に隔絶されているサウジでは即刻逮捕されかねないシーンでもある。
制作幹部のアイマン・ハラワーニー氏はミドル・イースト・オンラインの取材に対し、「我々は作品上のシーンがサウジ社会を攻撃する表現にならないように極めて慎重に注意を払った」と説明している。
共同製作者のハイファ・マンスールさんはサウジの映画産業の将来について「アブドラ国王の指導の下に改革が成功する展望があり、サウジ国内で作品を撮り続けたい。私はサウジを侮辱するつもりはない。私が好きでないことは沢山あるが、社会が耳を傾け、話し合えるやり方で自分を表現できる」と楽観的に語っている。
しかし、男優のムタイリさん(28)は「西欧的価値への不道徳な接触と映画をみなすなどサウジ社会に多くの反対意見がある限りは何も変わらない」と悲観的な意見を述べたという。
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サウジ初の女優であるヒンド ・ムハンマドさん(25)。写真はミドル・イースト・オンラインから。





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